Nゲージ蒸気機関車以前のメモ>2006.2.18(DD51北斗星)

DD51 その3(北斗星)

今度はKATOも北斗星色を出しましたので、また比べてみました。
2006.3.26 マイクロエースから「まりも」とセットのDD51も出ましたので追加しました。

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斜め上から

KATO・旧
KATO・旧
KATO・新
KATO・新
トミックス・旧
トミックス・旧
トミックス・新
トミックス・新
マイクロエース
マイクロエース(「まりも」付属)

KATO(新)はランボード上がダークグレーとなっています。2つのヘッドライトの間隔や、旋回窓の間隔もそれぞれ違いがあります。
トミックス(新)の無線アンテナはユーザー取り付けとなっています。切って付けるだけなのに「上級者向け」となっているのは、一種の免責事項なのでしょうか。

トミックス(旧)は、持っていたパワーパックの容量が不十分だったので、若気の至りでトレーラーに改造してしまったものです。いつもM車と一緒でないと走れないので場所をとりますし、トレーラーといっても客車にすれば何両分かの走行抵抗があり、良いことはひとつもなくてすぐリタイアしてしまいました。

マイクロエース製品は急行「まりも」にセットされているものです。ヘッドマークを写したかったため、これだけ1エンド側です。大型ヘッドマークの上側のステーが板表現になっており、ヘッドマーク自体は小型のものです。

前から

KATO・新 トミックス・新 トミックス・新(点灯)
KATO・新 トミックス・新 トミックス・新(点灯)

点灯するとライトの間隔が変わって見えることがあるので、どちらも点灯・消灯両方を比べたかったのですが、KATOはどうしても停止時点灯ができずあきらめました。
KM-1+KC-1では、KATOもトミックスも点灯前に動き出してしまいます。N-1000-CLでは当然トミックスはOKですが、KATOはやはり点灯前に動き出してしまいました。

トミックスのライトの色はKATOと比べて黄色っぽく、実物に比べて電子デバイス的な感じです。KATOにはないライトの消灯スイッチもついていますが、キャブを外さなければ操作できないので、私は点けっぱなしです。

全体

KATO・旧 KATO・旧
KATO・新 KATO・新
トミックス・新 トミックス・新
マイクロエース マイクロエース

機械室の灰色の防水シール?は、KATO(新)のほうがトミックス(新)に比べて太い表現になっていて、遠くからでも両者を簡単に識別できます。KATOはHゴムなどでもそうですが、灰色の細線をハッキリ太めに表現する傾向があるようです。
見る人にとって、Hゴムが「地」に見えれば窓が小さく見え、「図」に見えれば窓が大きく見えてしまいます。

たまたまかもしれませんが、写真のKATO(新)とトミックス(新)は他社同士でありながら、非連結で等間隔を保ったままエンドレスを一周するほど協調性がよいです。
トミックスの新DD51は、2004年の発売以来多くのバリエーションが発売されましたが、私の購入品では走らせているうちにカチカチ妙な音が出るようになるものがあり、何度か分解して調整しました。ただ、走りはどちらも大変滑らかで静かです。旧製品とは比べ物になりません。

マイクロエースは客車セットに抱き合わせになっているもので、機械室横の手すりは別パーツです。蒸気機関車の前面手すりをやたら大げさに作ることからも、手すりを別パーツにすることが(実物の見た目にかかわらず)好きなメーカーのように見えます。もっとも、最近は他社も何となくそんな流れになりつつありますね。電気機関車の前面手すりなど…。

付属のヘッドマークは、トミックスのほうがはめ合いがしっかりしていて落ちにくいようです。KATO製品は、両面テープやゴム系接着剤を併用したほうが良さそうです。KATOでは「北斗星」「カシオペア」の2つが付属していますが、トミックスではそれに加えて「トワイライトエクスプレス」「エルム」も付属しています。


余談です

このページ自体が余談なのですが(笑)。
ディーゼル機関車は、KATOもトミックスもレベルの高い競作になっていていいですね。
ちなみに、蒸気機関車の模型では、KATOとトミックスの最新の競作は下のようなものでした。

トミックス・9600 トミックス・9600
私は好きです。好きな人は結構いると思います。しかし、たぶんそれは一種の感情が混じった話です。未完成のまま厳しいプロの世界に放り出されてしまったような模型です。
KATO・9600 KATO・9600
手を切りそうなくらいシャープです。最新技術がこれでもかというくらい投入されています。最近はマイクロエースの9600にも少し飽きたので(モノはいいです)、こちらを走らせています。

近年で最も悲惨な競作だったように思います。
しかし、20年ほど前にはもっとハイレベルな競作もありました。

トミックス・C57 トミックス・C57
1980年代にこれがあったというのが奇跡。当時、蒸気機関車ではKATOが圧倒的に支持されており、この意欲作は蒸機ファンに認めてもらえませんでした。確かに変なところも結構ありますが、KATOより凝った部分もたくさんあり、埋もれてしまったのは実に惜しい…。
KATO・C57 KATO・C57
オーバースケールでとても大きいのですが、私が入門者の方によくお勧めする模型です。よく走りますし、似ていますよ。蒸機をお持ちでない方もひとついかがでしょうか。

関連:(1)JR貨物エンジン更新車 (2)KATO新DD51 (3)DD51北斗星

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