Nゲージ蒸気機関車2007年のメモ>2007.5.27(阪急の電車・Nゲージ)

阪急の電車・Nゲージ

阪急2800系3扉車

実物を見たことがなかった時期から阪急の電車は好きでした(茶色くてピカピカだから。よくわからない理由…)。私はこれらの電車そのものについては、詳しい知識はありません。

※グリーンマックスとマイクロエースの阪急2800系については、こちらで比べてみました→阪急2800系


全体

マイクロエース 2812

阪急2800系 2812(マイクロエース)
マイクロエースの阪急2800系3扉・冷房車です。

KATO 6350 阪急6300系 6350(KATO)
模型としては大先輩のKATOの阪急6300系です。今では完成品ですが、その昔はキットもありました。完成品に比べるとキットは不人気なのか、すぐ姿を消しました。
マイクロエース 2882 阪急2800系 2882(マイクロエース)
再びマイクロエースの阪急2800系(T)です。戸袋窓のところだけ薄い水色のガラスになっているのがとても楽しい表現です。

正面から

マイクロエース 阪急2800系 KATO 阪急6300系
マイクロエース 阪急2800系 KATO 阪急6300系

KATOがこれら私鉄電車シリーズの発売を開始したのは20年以上前です(最初は京急デハ800形)。1両1両が別商品で、結構かさばるパッケージに入っており、値段も当時の完成品よりもむしろ高いものでした。キットとして体裁を整えて商品にするのは、組み立て済み完成品にするよりもコストがかかったのかもしれません。なお、阪急6300系のキットでは窓枠が塗られていなかったので、自分で色差しする必要がありました。

前方から

少し前のグリーンマックスの塗装済みキット(いわば半完成品)も寄せ集めました。

マイクロエース 阪急2800系
マイクロエース 阪急2800系
滑らかで程よい光沢の塗装です。ギラギラか、ガサガサだった以前のマイクロエースの塗装と比べ、ずいぶん進歩したものだと思います。
何か、GMも入手して比べたくなってきました。
KATO 阪急6300系
KATO 阪急6300系
1996年の生産分です。KATOは塗膜がマイクロエースより少し薄くて、ドアの手すりなどディテールの細部がシャープに出ています。方向幕のシールは付属していますが、初期のものは紙製でした。
GM 阪急7000系
GM 阪急7000/7300系タイプ(旧塗装)
1999年の塗装済みキットの素組みです。かつて、メーカー御三家はKATO・トミックス・GMでしたが、キット中心のGMは時代に合わなくなり、マイクロエースの完成品の攻勢もあって御三家の一角から転がり落ちてしまいました。
GM 阪急8000系
GM 阪急8000系
1998年の塗装済みキットです。塗装済み半完成品などキットの意味がない(完成品のほうがいい)と揶揄されもしました。メーカーも市場の動向を捕まえるのに必死だったと思います。私はこの路線は好きでした。

GMの塗装済みキットもよい企画だとは思いましたが、きちんと組み立てるにはあちこちを削り合わせて再塗装しなければならず、塗装済みの意味がなくなりました。私は割り切ってただペタペタと部品を接着して組んでいましたが、これではかえって雑な印象になったりします。

編成で

KATO 阪急6300系(旧)
阪急6300系(KATO・旧) 初期のキットの窓枠を塗ったものです。

KATO 阪急6300系(新)
阪急6300系(KATO・新) ロゴマークが変更された、後期の完成品です。

GM 阪急7000系
阪急7000/7300系タイプ旧塗装(GM) 他に、上部がアイボリー塗装された製品もありました。

GM 阪急8000系
阪急8000系(GM) 

マイクロエース 阪急2800系
阪急2800系3扉(マイクロエース) 他に2扉・非冷房があります。

かつて、これらの阪急の3扉車は、GMのエコノミーキット(阪急通勤車)をもとにそれらしく作っていくのが定番でした。今それをやろうとすると、とても大変に感じるかもしれません。そもそも、ただの板のようなキットから作り上げるという楽しまれ方が、ほとんど廃れてしまっています。


●比較した模型について


[阪急2800系の比較へ]

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