Nゲージ蒸気機関車2008年のメモ>2008.3.7(ケー100改)

ケー100(改)

昭和48年頃、「走れ!ケー100」という、軽便機関車改造の水陸両用車が日本を縦断するテレビ番組がありました。これだけ聞いてもわけが分からないですね。この1/43模型が先日アオシマから発売されています。上廻りのスケールはほぼOゲージですが、NゲージのCタイプディーゼルの下廻りで動力化できるということなので、ちょっと試してみました。

テレビでのケー100はタイヤで移動する水陸両用車ですが、たまに鉄の車輪に交換して線路を走ることがあったそうです(すみません…オンタイムで放送はしていたのですが、ほとんど観ていなかったのです)。

2008.3.7 2008.3.29

1(Nゲージ動力版) 2(プルバックモーター版)


改造後(Nゲージ動力版)

説明書で紹介されている改造方法は、河合商会のCタイプディーゼルの下廻りに、そのままケー100の上廻りを貼り付けるものです。手軽な反面、車高は上がってしまいますが、そこはご愛嬌で楽しんでくださいという遊び方です。

ここではもう少々改造して、車高が上がらないようにしました。さらに、もとの姿のまま飾っておけるようにタイヤもくっつけました(現代ならDMV化されていたに違いないと勝手に解釈)。改造前と同じく、線路外では手で押してコロ走行も可能です。

河合商会のCタイプディーゼルはバックマン製ですが、かつてトミーNスケールとしても発売されており、手元に1両余っていたのでそれを使いました。

前方から 後方から

机の上などに置いて飾っているぶんには、改造前のものとそんなに印象は変わりません。使用したケー100は「前期型」です。

動力部

下から

プラ製の台車枠の表面のモールドを少し削って穴を開け、もとのシャーシから外したタイヤを取り付けています。
シャフトの長さがぎりぎりなのと、そのままではタイヤが外側に少しはみ出すので、タイヤの裏側を少々削って薄くしてあります。

タイヤは指で回転できるのでコロ走行はできますが、動力車輪とは連動していないので、Nのレールを走行中は回転しません。

上下分離

ケー100本体からはシャーシのほか、その上の赤い床板も取り外しました。ボイラー下の長いネジ穴の突起と、バックプレートの下部は、モーターが当たるので削り取ってあります。動力部はモーターを前側にして本体に両面テープで止めています。

この写真で見ますと、Nゲージの蒸気機関車としても通用しそうに見えますが、実は高さはC62の2倍以上あります。あくまでもお遊びでどうぞ。

走行

走行中

バンダイのBトレイン用レールセット+αの上を走行させているところです。
通常のNゲージのレイアウトでは、線路際のアクセサリーや建物などに当たることがありますから、走らせるときは別途障害物のないところにレールを準備したほうが安心です。

大きく前傾したキャブや屋根がユーモラスですね。私は当時、番組にそれほど興味はなかったのですが(何しろ本物の汽車がまだ近所を普通に走っていましたので)、最近になって色々なサイトで番組の内容を知るにつれ、急に観たくなってきました。


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