Nゲージ蒸気機関車2012年のメモ>2012.3.9

101系電車(2012年版)

101系 マイクロエース、KATO

前回マイクロエースの101系の床板が沿っていたまま写真を撮って、6年間放置してしまいました…。
トミーテックの鉄道コレクションを加えようと思っていたところに、ちょうどKATOの101系もリニューアルされたので付け加えました。


基本は101系旧ページ(→101系電車)と同じ内容です。
全部比べるのは大変なので、またクモハ101のみ並べました。ただしトミーテック(4両セット)のみ、クモハ101がないのでクハ101です。

全体

WIN WIN 
(拡大写真)
プラ完成品で、下廻りはトミックス製品が使用されています。
マイクロエース マイクロエース 
(拡大写真)
今回は車体が浮かないように床板を曲げなおし、両面テープで留めました(笑)。
トミーテック トミーテック(クハ101) 
(拡大写真)
鉄道コレクションにNゲージ用走行用パーツセットTT-03を取り付けたものです。
KATO 旧(レジェンドコレクション) KATO レジェンドコレクション 
(拡大写真)
レジェンドコレクションのトップバッターで登場したもの(以下、便宜的に「旧」)。
KATO 新(101系中央線) KATO 101系中央線(10-886) 
(拡大写真)
2012年に一部リニューアルのうえ登場したもの(以下、便宜的に「新」)。

横から

近接撮影で歪んでいますがご容赦ください。模型自体が歪んでいるわけではありません。申し訳ありません。

WIN 側面 WIN でもこれのガラスは本当に歪んでいます。
マイクロエース 側面 マイクロエース
トミーテック 側面 トミーテック(クハ101)
KATO 旧(レジェンドコレクション) 側面 KATO(旧)
KATO 新(101系中央線) 側面 KATO(新) 真横から見た感じは同じかと思います。もし、何か違いがありましたら教えてください。

正面から

WIN 前面 マイクロエース 前面 トミーテック 前面 KATO(旧) 前面 KATO(新) 前面
WIN マイクロエース トミーテック KATO(旧) KATO(新)
WIN 前面 マイクロエース 前面 トミーテック 前面
WIN マイクロエース トミーテック
KATO(旧) 前面 KATO(新) 前面
KATO(旧) KATO(新)

表情も寸法も各社バラバラでそれぞれに特徴があります。単純なだけに特徴を捉えるのが難しいのかもしれません。
こうして見ると、Nゲージは本当に下廻りの幅が広いものですね…。台車の厚みが蒸機のシリンダーのようになっています。

さて、KATOは前面の形状が変更され、窓がHゴム1本分下側に広がり、ジャンパ栓の高さも少し上がりました。
ジャンパ栓は前回同様、2種が付属しています。
下はKATO新旧の拡大です。

KATO(旧) 前面 KATO(新) 前面
KATO(旧) KATO(新)

斜め前方

WIN 前面
WIN
テールライトのレンズは別添されていて、ユーザーが取り付けるようになっていました(非点灯)。
貼っていませんが車番のインレタも付属してています。
マイクロエース 前面
マイクロエース
窓のHゴムはかなり細いです。屋根のRがちょっとうまく合っていないようです。
トミーテック 前面
トミーテック
通常のトミックスNゲージとはターゲットが違う製品です。方向幕は印刷、ライト(非点灯)は銀塗装です。窓の上下寸法は他社より狭く見えます。
KATO(旧) 前面
KATO(旧)
レジェンドコレクションのNo.1として注目されました。窓の傾斜や上下サイズなどに微妙な煮詰めの余地もあるように思いましたが、感じ方は人それぞれかと思います。
KATO(新) 前面
KATO(新)
新製品で何とそれらが変更されました。個人的には以前よりずっと良くなったように思います。ジャンパも少し高い位置に変更されました。

屋根

WIN 屋根
WIN
屋根は未塗装のようで、ベンチレーターも同色です。
マイクロエース 屋根
マイクロエース
屋根はややオレンジがかった明るいグレー、ベンチレーターはライトブルーの塗り分けです。
トミーテック 屋根
トミーテック
屋根はダークグレー、ベンチレーターはそれよりやや明るいグレーの塗装です。
KATO(新) 屋根
KATO(新)
塗り分けの様子はトミーテックとほぼ同じで、ベンチレーターはもう少し明るい色です。

なおトミーテックとマイクロエースは座席(床)が青色になっています。WINとKATOはグレーもしくはクリームの成型色です。

パンタグラフ周辺(クモハ100)

WIN パンタ
WIN
マイクロエース パンタ
マイクロエース
扉が塗り分けられているのがチャームポイント。低屋根(800番台)です。
トミーテック パンタ
トミーテック
連結面のガラスははめ込みではありませんが、Hゴム等は車体に印刷されています。
KATO(新) パンタ
KATO(新)
どうでもいいことですが、シルバーシートのマークを時計回りに45度回転させると、リトルグレイの顔に見えるという冗談がだいぶ前にありました。

台車

WIN WIN
下廻りはトミックスが使われています(103系/113系)。完成品を購入し、下廻りのみ剥ぎ取って使用していたという噂がありましたが…。
マイクロエース マイクロエース
この頃のマイクロエース製品はまだ台車の転がりがよくありませんでした。最近の同社製品は著しく改善されています。
トミーテック トミーテック
走行用パーツセットの車輪に交換してあります。
KATO(新) KATO(新)
旧製品と同じですが、実は車輪のタイヤの厚さ(直径方向)のみ、少し薄いものになっています(最初の全体の拡大写真で確認できます)。

鉄コレ製品も並べてみましたが、4両で3,780円という低価格(ただし動力等は別)でもありますし、コレクションのほか、ライトを点灯式に改造するなどの遊び方もありそうです。 GMの板キットなども組んで追加したかったのですが、こんな塗装済み完成品が低価格で出るようになると、積極的に板から組み立てようという気持ちが起きにくくなってしまいます(しかし、近々再生産されるようなのでやってみようかな…)。
ちなみに今はなきWINの101系は、2両セットで当時12,000円しました。WINも埼玉の会社でした。一体埼玉はどれだけ鉄道模型密度が高いんでしょう(笑)。

まだそれほど繰り返し生産されていないKATOの101系が、もはや金型変更されて前面造形が改修されたのも驚きました。メーカーは製品の改良のため努力されているのですね。


●比較した模型について

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