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給砂塔と砂焼き小屋(アドバンス) その2

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砂焼き小屋の組み立て

あまり細い部品はありませんが、貼り合わせが多く、それなりに時間がかかります。

釜の組み立て

最初に小屋の中身を組み立てます。

接合部の凹凸を合わせて箱にし、床板にはめ込みます。天井の前後に出ている細い突起は曲げないように、接着剤も付けないようにします。

圧送部

片側に壁を6枚貼り合わせて圧送部を作ります。

釜

反対側も6枚重ねて釜の煙突を作ります。これらは屋根を支える役目もします。

ひさしの取り付け

2箇所の入り口のひさしを内側から差し込んで付けます。ただし、長いほうの壁の入り口は、内側から戸をもう1枚重ね、その内側からひさしを差し込みます。

ガラスの貼り付け

ガラスは商品の包装ケースをカットし、両面テープで貼り付けました。

このガラス素材は傷が付きにくいようですし、ナイフでカットしても切り口付近が白っぽくひび割れたりせず、とても具合が良かったです。残りは蒸機キットの窓ガラスなどに活用させていただきます(Nゲージの蒸機の窓なら、残りの一生使えるぐらい余ります)。

壁の固定

外壁を土台に接着します。土台の溝の内側に寄せるようにしたほうが、ぴったり合いやすいようでした。

外版

前後の妻面には、雨樋の付いた板を1枚貼り重ねます。この外側に突き出た細い雨樋が、このあとの作業で結構邪魔になり、折らないように神経を使いました。

そのあと、前後左右の外板をさらに貼り重ねます。これで下見板の模様が付きます。

窓枠

窓と入り口の周囲に窓枠を貼り重ねます。窓枠はすべて同じ大きさです。

屋根の取り付け

屋根を折り曲げ、煙突などに通して接着します。屋根が側板から浮かないように、乾くまで押さえておきます。あまり強く押さえると曲がります。

瓦屋根

大きい瓦屋根を折り曲げて貼り付けます。少し反り癖が付いていたので、空き缶に押し付けて直しました。

そのあと、煙突と送砂間の根元に枠を接着します。

小屋根と棟

小屋根の屋根瓦を接着し、各屋根の折り目に棟を接着しました。

砂焼き小屋完成

砂置き場の土台に壁を接着し、建物を載せて完成です。
油断してあっちこっち曲がってしまいました。

砂焼き小屋と給砂塔を結ぶパイプを作れるよう、太さ1mmの真鍮線も付属しています。

完成

給砂塔と砂焼き小屋

紙には紙ということで、紙のD50と。材質が近いこともあり、結構よく似合います。

D50の砂取り作業

D50と給砂塔

送砂管は描き足しです。

レイアウトに置きたいですね。私のレイアウトには適切な場所がないので、しばらくは飾り台用のアクセサリーになります。
工作のボリューム的にも、土日の休みを利用して取り組むにはぴったりです。

組み立てていて驚いたのは、設計がとても巧みなことです。いったいどうやって考えられたのだろうと思うぐらい、各部の組み合わせが見事な構造でした。相当経験のある方が設計されているのではないでしょうか。
特に給砂塔のほうは、ほとんどこのままの構造で金属エッチングキットにもできそうな気がします。


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