先日発売された積荷付きセキ3000(KATO)の、石炭パーツが別売されています。
従来品のセキは必要な分は持っていたので、今回はセキは買わず、石炭パーツのみ買い足しました。
4両分が1袋に入っています。1個あたり100円(税別)です。
石炭パーツは以前に変なのをたくさん作ってありました。→セキ3000に石炭を積む
紙で土台を作って、モーリンの石炭(石英)を固めたものです。
石英を固めるのに比べ、プラ製品のほうは軽いことが期待されるので、重さを量ってみました。
まずは自作のほうです。
ハガキくらいの厚さの紙に、砂のような石炭を固めたもの12個です。 実際にはもっとたくさん作りました。 |
12個分の重さは18.1グラム。 1個あたり約1.5グラムです。相当ばらつきがあると思います。 |
次はプラ製石炭パーツです。
同じ12個分です。ふたをするような感じで貨車に載せます。 |
12個分の重さは12.9グラム。 1個あたり約1グラムです。 |
12両編成での重さは、プラ製品のほうが約5.2グラム軽いことになりました。
これは空荷の貨車なら何両分にあたるでしょう。
セキ3000の重さを量ってみますと:
この個体は約7.8グラムでした。
つまり12両編成の場合、プラ石炭と自作の変石炭の重量差は、空荷の貨車1両分はありませんでした。
20両編成でも差は1両分少々ですから、思ったほど大きくはありません。
しかし自作のほうは材質や作り方によって、非常に大きく変わるでしょう。その点、プラ製品は揃っています。
左が自作石炭、右がプラ石炭です。
産炭地からの長大な石炭列車は、積めるだけ詰め込んで超大盛というものも見られました。
今回のプラ製パーツの盛りも、最高部は前後妻板を超えていますが、頂上がまっすぐになっていない積み方なので、控えめに見えるかもしれません。
ところで以前に、伯備線石灰石輸送貨物列車が積荷付きで発売されています。下はセキ6000です。
形は同一ではありませんが基本的には同じです。石灰のほうは側面3箇所の切り欠きが深く、より貨車の低い位置まで落とし込まれるようになっています。
買ってはめこむだけですぐ使えるので、一度にたくさん石炭を積みたいときには便利なパーツです。
どうでもいいですが、漢字の「石灰」と「石炭」は、字形の上では山が付くかどうかだけの違いなのですね…。じっと見ているとゲシュタルト崩壊?を起こして、どっちがどうなのか一瞬迷ったりしました。