Nゲージ蒸気機関車>2015年のメモ>D51標準形(東北仕様)
KATOの新系列のD51のラインナップです。昨年のD51一次形に続く東北仕様です。
2015.2.28
東北仕様とはいえ標準形ですから、今までの標準形とは多くの部分が共通です。
写真は今までの標準形→今回の標準形(東北仕様)→一次形(東北仕様)です。
D51標準形
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新系列の従来品です。
D51標準形(東北仕様)
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今回の製品です。
D51一次形(東北仕様)
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先に発売された「なめくじ」の東北仕様です。
東北仕様として作り分けられているのは、テンダーのほかキャブの防寒カーテン、副灯などです。ほか小形オイルポンプ箱のディテールなどにわずかな違いがあります。
テンダーは台車を除き、一次形(東北仕様)とまったく同じのようです。→いえ、一次形と標準形としての違いはありますね(一次形テンダー)。
標準形(無印)
標準形(東北仕様)
後部に取り外し可能な防寒カーテンが装着されています。
屋根後部の水撒管は短いものが付いています。
一次形(東北仕様)
標準形に比べ前後長が短いキャブです。
えっ、どこが?という方、屋根後部や窓の前方を見るとわかりやすいです。
副灯が装着されているほか、先の一次形と同様に若干の変更点があります。
標準形(東北仕様)
デフの裏にあった、先端を薄く見せるための斜めの削ぎ取りの稜線がなくなりました。はっきり線が付いていないだけで、厚みは前方ほど薄くなっているようです。
先輪(従輪も)はスポークが抜けています。非公式側のデッキ下のステップは一次形(東北仕様)と同じで、標準形(無印)とは形が異なります。
煙室扉のハンドルなどのディテールも少々違いがあります。
なおスノープローは中央部をカプラーで端梁に留められているだけで、従来の標準形(無印)と違い、脇のステップ部分はデッキ下に引っ掛けられてはいません。
標準形
こちらは従来の標準形です。今回の東北仕様とはデフ裏と先輪スポークが最も異なります。
が、同じD51標準形、印象に大きな違いがあるわけではありません。
この標準形には、煙突を回してライトを消灯できる仕掛けが付いています。標準形(東北仕様)にはありません。煙突を90度回すと…上に引き抜けるだけです。
標準形(東北仕様)
東北仕様の角度を変えてみたところです。副灯中心がヘッドライトよりやや高めになっています。
副灯の前面ふたの枠は黒塗装されているものです。
製品の入っているケースは一次形(東北仕様)と同じタイプで、最初に中敷ごと全体をケースから取り出す必要があるため何かと面倒です。取り出した中身を広げるための場所まで必要です。が、これを採用するに至った理由は何かあったのでしょう。
(私は説明に従わず、車体だけをひねり出したりもしていますが…。デフ付近に注意が必要です)
東北仕様の2種が揃ったところで、着脱式の防寒カーテンなどのパーツも発売になりました。