Nゲージ蒸気機関車2015年のメモ>2015.6.19

D51 1次形を消灯可能にしようとしたが


KATOの現在のD51シリーズでは、2016 D51標準形がライト消灯機構を持っています。
これは煙突を回すと内部の遮光板が回って、光源とライトの間に入り込んで消灯するものです。

遮光板

標準形の遮光パーツは入手が難しいので、プラ板で似た寸法のものを作りました。
一次形の煙突は回せないので、底に穴を開けて遮光板に付けたつまみを通し、ピンセットで回そうというものです。

それがなかなかうまく回りません。
標準形とはライト後部の形が違い、遮光板が入り込む余地が少ないようです。きちんと切削して改造すれば何とかなりそうですが、予定したほど手軽にはすまないようなので、いったんあきらめました。

元に戻しましたが、煙突の底には穴を開けてしまったので、そのまま走らせると光が漏れて怪しいの何の…。黒色プラ板を裏から張って塞ぎました。

機械的・光学的に遮光するより、LED基板を加工してリード線を後ろに伸ばし、電気的な消灯スイッチを付けたほうが早いような気もしました。ちゃんとやるときは、そのようにしよう…。
いくつか、過去にやってみたものです。
C56のライト消灯スイッチ
KATOのDD51に消灯スイッチを付ける

どうせ消灯させたままにするか、点灯させたままにするか、どちらかが多いだろうということで、次には交換式にしてしまいました。
そういう使い方なら、消灯するときに基板を外してしまえばいいではないか…ともいえますが、とりあえず置いておいて。

ダミーライト

重連したいときとそうでないときでカプラーを付け替えるように、点灯するときとしないときでライトを付け替えるというものです。

ライトは斜め上にまっすぐ引けば外れるので、代わりに非点灯のダミーライトを差し込んでやれば消灯(とは言わんかもしれませんが)できます。

たまたまC57 4次形のボディーが余っていまして、そのライトがぴったり合ったため、それをダミー化しました。 レンズ末尾の導光部をカットし、それをカバーしている黒い足の後部をハンダごての熱で塞いで閉じました。パテか何かを詰めて黒で塗ってしまえばよいかと思います。黒い足の長さは切り詰めないほうがよいです。この作例ではちょっと緩くなってしまいました。

あとは点灯したいときと消灯したいときでライトを差し替えればよいのですが、
何かあんまり満足感が高くないんですよね(笑)。10分もかからなかったのですけど。加工自体は簡単ですから、方法のひとつとしてはアリかと思います。


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