C53に続き、動輪輪心をダイカストに変更して発売されたC55です。
キット全体の構造は従来のものと同じで、動輪とロッド取り付け方法のみ異なっていました。
動輪周辺を除き、キットの部品構成も組み立て方も従来品と同様です。
動輪周辺の組み立て方法は、先にダイカスト化されたC53と同じです。
→C53後期型汽車会社製 下廻りの組み立て(ワールド工芸)
C55の組み立てはこれで最後のつもりですが、最後まで工作が下手な部分は残ってしまいました。走っている姿を見ますと苦労は吹き飛びます。
エンジン側に歯車やギヤボックスがなく、動輪スポークや台枠を通して向こうまで見透かせるのが、ワールド工芸のテンダードライブ方式のよいところです。
動輪が変更されているため、今までの製品とは少し下廻りの感じが違います。
C55 従来品(三次型九州タイプ)
プラ製の輪心だった従来品の動輪です。
長い間お世話になりました。
C55 ダイカスト輪心(一次型北海道タイプ)
動輪が変更された新しい製品です。材質・構造の変化に伴い外見も変わっています。
ネジ式クランクピンによる組み立ては、個人的には従来品よりもきちんと組み立てられて好きですが、初めてだとどうでしょうか。
C53 ダイカスト輪心
先に発売されていたC53です。今回のC55の動輪はこれと同じのようです。ちょっと位置がズレていてすみません。
このサイズのスポーク動輪を使う、C51・C53・C54・C55の4つは、ワールド工芸の競争力が強い形式ですね。基本は組み立てキットであることもあり、今後も他のメーカーとは競合しにくいような気がします。ただC55は、KATOがもし従来のC55をリニューアルしたら、だいぶ食べられてしまうかもしれません。