久々に、壊れた古いトミーのパワーパック(バックマン製)がもたらされました。
いくら出力を上げても超微速前進しかしないというものです。よくある症状です。
カバーを外したところです。見慣れた構造です。
かなり量産されていたようで、同じモデルでも部材の色やリード線の色などには違いがあります。
板状の巻き線抵抗ですが、これはずいぶん取り付けが曲がっていますね。下の土台のズレた位置にハトメ穴が開いているので、簡単にまっすぐ直すことはできません。
ただ、これ自体は特に支障はないです。
土台ごと上にずらして外し(これが固い)、下側の配線を見てみます。
あ〜やっぱり、トランスの2次側とセレン整流器の接続が断線しています。
一方こちらは14年前に直した別のものです。
(→古いパワーパックの修理)。
まったく同じです。とにかく、ここが弱いのですね。
確か上側の端子が切れていたことも1度あったと思います。
…ですので、切れているところをハンダ付けしてやればOKです。
電圧を計ってみると、DC最大16.5V出て正常になりました。
ジョイントの電圧降下が大きい、古いレールのエンドレスの反対側でも、これなら12Vは出るでしょう。そんなに加えませんけども。
ただ色んな部品が古くなっていますし、安全装置もないので、今からこれを使うことはないと思います。壊れっぱなしが嫌なだけです。