Nゲージ蒸気機関車2024年のメモ>2024.4.20

また古いパワーパックの修理


久々に、壊れた古いトミーのパワーパック(バックマン製)がもたらされました。
いくら出力を上げても超微速前進しかしないというものです。よくある症状です。

カバーを外したところ

カバーを外したところです。見慣れた構造です。
かなり量産されていたようで、同じモデルでも部材の色やリード線の色などには違いがあります。

曲がっているレオスタット

板状の巻き線抵抗ですが、これはずいぶん取り付けが曲がっていますね。下の土台のズレた位置にハトメ穴が開いているので、簡単にまっすぐ直すことはできません。
ただ、これ自体は特に支障はないです。

土台ごと上にずらして外し(これが固い)、下側の配線を見てみます。

セレン整流器の断線

あ〜やっぱり、トランスの2次側とセレン整流器の接続が断線しています。

14年前に直したもの

一方こちらは14年前に直した別のものです。
(→古いパワーパックの修理)。

まったく同じです。とにかく、ここが弱いのですね。
確か上側の端子が切れていたことも1度あったと思います。

ハンダ付けで修理

…ですので、切れているところをハンダ付けしてやればOKです。

テスターで電圧を測定

電圧を計ってみると、DC最大16.5V出て正常になりました。

ジョイントの電圧降下が大きい、古いレールのエンドレスの反対側でも、これなら12Vは出るでしょう。そんなに加えませんけども。

ただ色んな部品が古くなっていますし、安全装置もないので、今からこれを使うことはないと思います。壊れっぱなしが嫌なだけです。


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