Nゲージ蒸気機関車2007年のメモ>2007.9.23(ナガノC62/D51)

走りましたか?ナガノのC62/D51

ナガノC62とD51

2007.9.23

1970年代にプラ模型メーカーのナガノより、モーターで走行する(らしい)C62とD51が発売されていました。スケール1/75、軌間16mm(16.5mmではありません)のレールがついて1,000円前後で売られていました。
しかし、そこは当時のプラ模型、理屈では動くことになっていてもそう簡単ではありません。実際はうまく走ったのでしょうか。

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模型について

蒸機模型のファンの方なら思わず手に取ってしまうような、魅力的な箱絵です。

C62 D51
C62のパッケージ。 こちらはD51です。

このシリーズは長く発売されていましたが、近年(といっても10年以上前)モーターライズの機構は省略され、ディスプレイモデル化されてしまいました。レールも飾り用のものが付属しているだけです。ただし箱絵は以前とほとんど同じなので、よく見ないと見分けがつきません。C62では右上、D51では左上に印刷されている、赤い「MOTORIZED」の文字がモーターライズ製品の目印です。

このプラ模型の発売当時は、カツミの16.5mmゲージ(1/80)のC62やD51が19,500円くらいでした。これは今でいえば5万円くらいの感覚だったでしょうか。今はNゲージでもそれを軽く上回る値段の製品が出てきています。

C62の組み立て

実は私も1972年頃と1976年頃、2度組み立てたことがあり、いずれもうまく走らず敗北しました。車輪は回転するのですが、レールに載せるとぴたりと動かなくなった覚えがあります。

C62の伝達機構

こうした模型はメンテ性など考えられていませんから、あとで接着をはがして調整しやすいよう、合成ゴム系接着剤で組み立てました。なお、キット付属の接着剤は「ハイジョイン」です(懐かしい人には懐かしい)。

モーターはおなじみマブチFA-130で、それをゴムジョイントでウォームギヤボックスに接続します。今見るとこのギヤボックスもお世辞にも組立がよいとはいえません。ヤットコできちんと曲げなおして、シャフトが直交するように歪みを直しておきます。

動輪は内側にギヤがモールドされていて、台枠の外側から差し込んだ小さい平ギヤーで連動します。しかし、この台枠も剛性のないスチロール性で、さらに成型の歪みもありますから、ギヤがきちんとかみ合ってくれる保証はありません。うまく動かない原因の多くはこのあたりにあったと思います。

組み上げた動輪

動輪まわりを組み立てたところです。
第二動輪はフランジレスとなっていて、サイドロッドは第二・第三動輪にのみ接続されています。第一動輪はギヤでのみ連動されています。

合併テコは省略されています。これは同じ時期に発売されていたKATOのC62(Nゲージ)も同じです。

テンダーと電池

テンダーには単三電池2本を積み込み、リード線でエンジン側と接続します。

テンダーのふたには逆転スイッチが取り付けられていて、前進・後進が可能です。そういえば昔は、ブリキと絶縁紙で作られたような安価な逆転スイッチが模型店には必ず売られていましたね。ごく安価なポリ製の電池ホルダー(スイッチ付き)もたくさん売られていました。その後発売されたタミヤ製のようにしっかりしたものではありませんが、安いので子供にとっては助かる存在でした。

C62の前面

可動部さえ作ってしまえば、あとはごく簡単に組み立てられます。説明書には、今は見かけない「プラカラー」の番号で、塗装の色指定がなされています。

ナンバープレートは前面・キャブ側面とも直接モールドされているので、面相筆で金を入れます。C62では、テンダー後方のナンバーは省略されています。

第二動輪をギヤボックスに外側から差し込むのですが、説明書では「接着しないこと」と書かれています。位相がズレたまま接着してしまうと大変だからだと思うのですが、実際には回転中にすぐ外れてバラバラになってしまうので、何かで抜けないように固定しないといけません。

C62の完成したところです。極力、説明書の指示のとおりに組み立て、それ以上のことは何もしていません。黒い部分はプラの生地のままです。

C62完成

本当は、ロッド類も銀で塗るように指示されているのですが、以前やってみたところ、かえってオモチャっぽくなってしまったので、今回はやめました。

付属のレール キットには、半径470mmほどの曲線レールが8本と、直線レールが4本付属しています。曲線レールでは枕木が片側にずれています。この手の鉄道のプラ模型(16.5mmゲージ前後)の付属レールはほとんど黒だったので、こういう明るい茶色の成形は珍しかったと思います。
…そういえば、フジミの9mmゲージの付属レールはこんな色でしたね。
レールのジョイント部 レールのジョイント部はご覧のようなものですが、レールの端がやや長くてうまく組み合わせられなかったり、高さが食い違ったりするので、ヤスリを使って1本1本、きれいに整形する必要があります。

一応これで準備ができました…果たして走るのでしょうか?


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