Nゲージ蒸気機関車>蒸機の工作>龍ヶ崎4号機(トーマモデルワークス)の組み立て
サイドロッドを六角ネジ(短)で、第1・第3動輪に固定しました。
六角ネジはなくしてしまうと、簡単には代わりを入手できないので緊張します。
スライドバーC7(反対側C8)を折り曲げ、スライドバー部分を磨いてからクロスヘッドを通しました。
スライドバーの後端をフレームの小穴に通し、前側をフレーム側面にネジ留めしました。
メインロッドはサイドロッドと穴を合わせ、六角ネジ(長)で第二動輪にネジ留めしました。
走行状態をチェックし、反対側も同じように組み立てて、走行部分は完成です。
シリンダーブロックは同じ形のものが2個付属しています。それぞれ片側の取り付けタブを切り取って、右用・左用を作ります。
タブを切り取ったところです。
切り取った側(車体後方になります)に、ピストン棒が通る穴を1.2mmドリルで開けました。
反対側の突き当りになる壁も、ピストン棒がつっかえないよう、少しドリルで掘り込んでおきました。これは不要かもしれませんが、念のためにやりました。
左右のシリンダーブロックをネジで止め、車輪を回転させながら、ピストン棒の長さをチェック・調整しました。
ピストン棒が一番後ろに来た時に抜け落ちないような長さに、ほんの少しだけカットしました。
シリンダーブロックはあとで外して塗装します。
ボイラー、屋根、炭庫などはホワイトメタルですが、キャブやサイドタンクなど車体の基本部分は真鍮エッチングです。
ハンダ付け工作になりますが接着でも行けます。
左右の側板を180度折り返し、内板と貼り合わせます。
片側数か所の角穴にハンダを流して固定しました。内板の外側(写真の赤い部分など)には、あとで別の部品が密着したり、曲げしろになったりするので、ハンダがはみ出さないように注意します。
キャブの上方にも、要所に少々ハンダを流し、めくれないようにしておきました。
サイドタンクの前端を内側に曲げます。
角には少しRが付きます。曲げの練習用の部品が2つ付属しています。練習で成功しても本番で失敗することもあるので結構気が重いです。
「斜めに曲がらないようにだけ留意」とありますが、それを意識するあまり斜めになるのがいつものパターンで、向こう側は失敗、手前は大失敗でした。次行きます。
側板を天井部分から直角に曲げました。ここは難しくありません。
床板B2を直角曲げし、端梁は模様が表に来るように折り返して貼り合わせました。
後部床板とステップを組み立て、床板にはM1.4タップを立てました。あとでここに動力ユニットをネジ留めします。
ステップ中段のパーツは小さいので、ハンダ付けは熱かったですワ…。
車体の下側に、床板B2とステップB3をぴったりはめ込み、ハンダ付けしました。
キャブの前部妻板B5と、左右のタンクの上板B7・B8を固定しました。
前部妻板の裏側は、屋根板にはハンダ付けしないように注意書きがあります。
前部妻板と、タンク上板は一緒に合わせてみて、タンク上板の前端を先ほどの失敗した曲げに合わせて削り合わせました。
先にタンク上板だけを固定してしまうと、前部妻板を差し込めなくなるなど、困ったことになります。
(タンク機関車は簡単そうですが、きちんと仮組みしながら進めないと結構ハマリます。)
後部妻板B6の2箇所のタブを後ろに起こしてから、キャブ後部にハンダ付けしました。
前部妻板と同様、中央部を天井にハンダ付けしないことになっています。理由がよくわからなかったのですが、あとでホワイトメタルの屋根がぴったりはまり込むので、前後の妻板を変に固定するとはめこみにくいのでは…と思いました。
この段階ではもう車体内側にコテが入りにくく、後部妻板は4隅を少しずつ固定しただけです。あとで上下の仮ブリッジを切り取ってから、中にコテを差し込んでしっかりハンダ付けしました。
後部床板のステップ部を、側板と後部妻板に今一度しっかりハンダ付けしてから、中央部の仮ブリッジを切り取りました。
結合部に結構幅があるので、切断の際に歪みが出ないように気を遣いました。
同様に天井の仮ブリッジを切り取りました。こちらも接続部にはしっかり幅があるので、リューターで少しずつ削りながら切り取りました。
乗降口の手すりを彫刻刀の先で直角に起こし、折り目の内側に少量のハンダを流して補強しました。
ハンダがドバッと流れないことを祈るのみ…。
前デッキに、ステップB9・解放てこB10・つかみ棒B11をハンダ付けしました。
ステップの位置決めが難しく(端梁側に位置決めの配慮はあるのですが)、ここは苦労しました。
ただ、前部ステップや排障器の取り付けが簡単なキットは少ないんですよ…このへんは、難しい場所なのだと思います。
以上で真鍮ハンダ付け工作は終わりです。次からは熱に弱いホワイトメタルのパーツが主体です。