ポケットカメラ・スクールワンテン その3

撮りました!

思いがけなく新品のフィルム「フジカラーSUPER Gポケット」をお譲りいただくことができました。本当にありがとうございました。
しかし、カメラ自体が正しく動くかわからないので、その貴重なフィルムの前に、1990年の期限切れのフィルムを使ってみることにしました。
カメラの遮光が完全で、きちんとシャッターが下りるかどうかぐらいはわかるでしょう…。

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その1:古いフジカラーHR(有効期限1990-8)

私の机に入っていた50円のフィルムです。有効期限を20年オーバーしています。
撮影結果は想像を絶していました。しかし、ちゃんと(とは言わないと思いますが)写っていました。

期限切れ20年

晴れた日

もう何が何だか(笑)。
イメージスキャナで読み取るときに、スキャナ自体が若干補正してくれたようで、元のプリントはもっとわけがわかりません。

昭和初期のカラー写真が出土!という感じです。ひどい色かぶりやコントラストの低下はまあ予想できますが、この太陽黒点の嵐は謎。カビか何かの跡なんでしょうか。
ただよく見ると、画像の暗いところに黒点が集中しているような気がします。フィルムの仕組みにお詳しい方、この現象はお分かりになりますか。

さて、ちゃんとカメラがフィルムに像を結んで露光していたことは大きな収穫です。大体のレンズの解像感もわかりました。これで安心して新品のフィルムを試せます。

その2:本命・新品のフジカラー SUPER G(有効期限2011-09)

いよいよ新品フィルムです。ドキドキします。
どこで何を撮ろうかということで、旅行まで計画して出かけました。どこか涼しいところへ。
その後も残りのコマを撮ったり、現像に出したりで1ヶ月以上時間が経ってしまいました。

新品フィルム-1

フェリーターミナルのツツジです。
「バッチリきれいに」かどうかは何とも言えませんが、さっきの期限切れに比べると雲泥の差です。非常に鮮やかに見えます。

解像感はかなり低いですが、もともと110カメラは素人が見ても画質が弱かったので、安いプラスチックレンズであることを考えるとこんなものかも。

新品フィルム-2

昭和40年頃の写真と言われても疑問を持たないかもしれません。
カラーフィルムが普及し始めた頃の、ハーフカメラがこんな感じでした。リコーオートハーフとか、オリンパスペンとか…。

8ミリムービーの1コマといった感じにも見えます。

新品フィルム-3

一応赤・青・黄色・緑と一通り発色しています(それは新品フィルムですから)。

組み立て時、レンズの保護フィルターが曇っていたのが気になりましたが、こんな写りですからそれほどクリティカルな影響はないような気がします。

新品フィルム-4

「岬めぐり」を思い出しました。いい歌ですよね。
「あなたがいつか 話してくれた…」

さすがにこれで記念写真を普通に撮るようなものではありませんが、昔のアルバムにこんな感じの写真があってもおかしくないような気がして、懐かしい雰囲気です。
そのカメラが生まれた時代のような写真が撮れるとは思いませんでした。
それにしても新品のフィルムが手に入らなくなる本当にギリギリのところで、よく組み立てる気になったものだと思います。もう少しでポケット仲間になり損ねました。

フィルムのご協力を頂いた方、改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました。


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