6BM8三結シングルアンプ 

ある日祭りの縁日で色々なガラクタを売っている店があった。ふと見ると写真のような箱入り真空管が売られていた。何と6BM8のペアー管である。最初1000円と言っていたが、500円に値切って買った。使えるかどうか分からないが、箱が余りにも綺麗だったので、使えると確信し、欲しかった真空管アンプを作ることにした。

      

当時の価格で1本480円、2本入って960円だった。


    入力回路の470Kは500Kのボリュームにした。50KのVRを調整して6AV6のプレート電圧を90Vにする。   

この回路を2つ作ってステレオアンプにしようと考えた。12AX7が無かったので、6AV6を2本使うことにした。出力トランスは日本橋で1個3000円のものを2個買った・・・高い!
つまみも高級品で1個1000円を2個、220Ωの平滑抵抗はチョークトランスをオークションで購入、トランスは以前購入した5球スーパーの残骸を使用。真空管は安かったけど、他の部品を考えると相当な価格になってしまった。でもこれでクラシックが聞けるならと夢を膨らませて製作開始。

シャーシは今はやりの黒色にペイントし、両サイドに木の枠をつけてみた。スピーカーはリサイクルショップで2個2000円。CDプレーヤーはこれもリサイクルショップで2000円、AM/FMチューナーはゴミ捨て場にすててあったものを修理した。スピーカーの上にあるのは入力セレクター。

 
正面                            真上

 
内部 6BM8 5極管部のカソード抵抗3K10Wがかなり大きい。Fuseの左側が50KのVR2個。

真空管アンプの成功の秘訣は1点アースのみ、少々配線がややこしくなるがラグ版を多用して、1点にアースを落とす。これで、全くノイズが出ないアンプとなった、真空管さえOKなら一生使えそう。真空管アンプ特有のやわらかい音に大満足している。


6146×2 7MHz専用CW送信機

CW送信機を作りたいと以前から思っていたが、やはり実用にならないと作って終わりになるので、実際に使えるものを意識して作った。


発信は6BA6でその左がVR−150、2ndアンプは12BY7A


右上はエレキー基盤で基盤出力で高速リレーを駆動する。


8Cmのファンで冷却している

発振は7010,7020,7030の3個のXtalを使ったVXO。これで、7000〜7040位までカバーする。発振部にはVR−150を使って安定化させている。エレキー基盤はオークションで1700円で購入した。出力は12Vの高速リレーを駆動してキーイング回路に挿入する。キーイングはブロックバイアスキーイングとし、そのためのー100V電源も作っている。
トランスはTS−820用でオークションで購入。

回路は手書きの汚いものですがこちら  回路図

実際に受信をFR−101で行って7MHzの移動局を呼んだら問題なくQSOできた。

Xtalの注文先 アルト電子製作所
          〒987-1303 宮城県大崎市松山金田10
          電話 0229-55-4111
          URL http://www.d1.dion.ne.jp/~altoxtal

価格は普及品のHC-50Uで1個1,200円だった。大変親切で回路を言うと丁寧にアドバイスをいただいた。