真空管ラジオ

 5球スーパーラジオ、並3ラジオ、並4ラジオ                
 並3ラジオ2台                            
 6BM8三結シングルアンプ、6146×2 7MHzCW送信機
 高一中二通信機型ラジオ
 572B×2 HFリニアアンプの製作
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初めての真空管ラジオ 

 

この五球スーパーラジオは兵庫県丹波篠山市のある骨董屋で見かけ、購入したものです。6WC5−6D6−6ZDH3A−42−80BK+マジックアイという構成の一般的なものです。当初5,000円と言っていたが、3,500円に値切って買った。アンテナをつなげば結構聞こえた。ただしマジックアイは光らず、つまみ、裏蓋も無く表面の布もかなり汚れていた。

この五球スーパーはあまり改造することなく外観をきれいにして、劣化したコンデンサを交換したのみで、深夜放送を聴くラジオとして使用した。



マジックアイは手に入らなかったので、取り外した。表面の布は変えた。ここで苦労したのは塗装だった。一度紙やすりで昔の塗装をはがし、ホームセンターで色々な塗料を買って昔の色に近づけた。



裏蓋もベニヤ板で作ってみた。ACコードはヤフーオークションで売っていた昔風のコードを使用した。




並3ラジオ 
   

まず、下記のヤフーオークションの写真を見て欲しい。いわゆるゴミとして捨てられる運命の木製ケースが3点、1000円で売られていた。考えるところがあって、購入した。

一番上の縦型のケースは、ケースのみという感じ。真ん中はシャーシが見えるが側面が壊れている。一番下は五球スーパー用だが、ケースのみのよう。上の縦型のケースに並3ラジオを組み込んでみた。

やはり外観の塗装が一番の課題で、かなり苦労した。構成は6C6−6ZP1−12Fの3球とし、コイルは100mmφの塩ビ管に自分で巻いた。スピーカーはダイナミックスピーカーで代用した。コイルのQが高いのか、アンテナ無しでも良く聞こえた。

  


並4ラジオ 

ガラクタケースの真ん中の物は見覚えがあり、インターネットで調べると、放送局型123号受信機(戦前型)と判明した。真空管は良好だったが、コイルがズタズタに切れており、抵抗、コンデンサも使い物にならなかった。とりあえず配線図通りに作ろうと挑戦が始まった。

トランスレス式で、真空管だけでは60Vなので、B37という電球の真空管がある。他は基本的には並4と同じ構成である。例によってケースの破損部分の修理にかなりの時間を要した。

マグネチックスピーカーのコイルも断線しており、少し巻きほぐして使っている。ダイヤルはバーニアダイヤルのような感じでなかなかのものだ。シャーシは銀色のスプレーで塗装した。