西沢渓谷で紅葉を楽しむ

金峰山  瑞牆山

りんご園

 

駐車場と笛吹小屋キャンプ場

 

11月3日、我が家のりんごの木がある長野へ、女房と収穫に出かけた。リンゴだけで出かけるのも無駄なので、今月25日に行く予定だった西沢渓谷へ寄る事にした。

残念ながらリンゴは猛暑でひび割れが多く発生し、とても市場に出せる品物ではなかった。それでも3箱収穫した。車の中はリンゴの香りで一杯になった。

 

笛吹小屋キャンプ場

笛吹小屋キャンプ場と鶏冠山

駐車場付近

 

勝沼ICで下りてナビ役の奥さんの指示に従うが、指示されるルート140号が出てこなかった。 高速を下り、20号線を少し走り、『塩山』と書いてある方角に向った。

メルシャンワインやマンズワイン、ワイングラス工場等が道沿いに立ち並ぶ。ワインが好きなら立寄るが日本酒の方が良いし、まして運転中であれば素通りも仕方ない。

 
 

笛吹川と唐松林

 

ねとり橋付近

 

ねとり橋付近

 

『西沢渓谷』の文字が道路標識に出てこないので不安になり、コンビ二に立寄った。そこで道路地図を購入しやっと、方角が分かった。今回も全く下調べしないで奥さん任せで来てしまった。

今度は『三富村』を目指して走った。途中、信玄公の廟がある恵林寺前を走り、大きな道にでた。ここを左折すると、初めて『西沢渓谷』の文字が見えるようになった。

 

ねとり橋のたもとで

 

西沢山荘分岐

二俣吊橋付近

 
 

ここからは完全に道なりだった。左手にダムが見えるとその先が道の駅で大きな駐車場があった。紅葉の見ごろなのか本日と10月30、31日は有料と書かれていた。

500円を支払い、いざ西沢へと思ったが、駐車場のまえのキャンプ場の紅葉が凄く綺麗だった。門が閉ざされて入る事が出来なかったが、ここは見ものである。

 
 

ヌク沢の流れ

 
 

 

鶏冠山と二俣吊橋の上流

 

大久保の滝と紅葉した渓谷

 
 

西沢渓谷のその先が埼玉県だとは考えも及ばなかった。静岡の近くか、または長野の県境 あたりと思っていた。渓谷沿いを歩き始めると小さな露天があり、そこにキノコが並んでいた。

ムラサキシメジも700円であった。美味しいキノコと聞いていたので帰りに買おうと奥さんに言ったら今買わないとなくなると言われた。それ程繁盛しているとは思えなかったので後にした。

 
 

二俣吊橋から下流を望む

 
   

渓谷沿いの道

魚止滝

 
 

西沢山荘の分岐を過ぎると道が細くなり踏み誤れば谷底に落ちる危険がある。写真は必ず止まって安全を確認して撮った。二俣吊橋に着くと高所恐怖症の奥さんは人が居ないのを確認し一気に渡った。

ここの橋からは鶏冠(とさか)山がよく見えた。確かに登り難い山容だった。そして砂防の脇の紅葉が綺麗だった。ただ、写真を撮っていると奥さんは待ってくれないので、追っかけるのに苦労した。健全な状態なら問題も無いが運動不足できつかった。

 
 

  

三重の滝

 

渓谷沿いの道

 

大久保の滝からは渓谷沿いの道を進む。危険な箇所は手すりが施してある。フグ岩はキタマクラそっくりで、磯釣り師にはありがたくない岩だった。

三重の滝を下流から眺める。竜神の滝、恋糸の滝と少し遠目の大滝を眺め、貞泉の滝を貞子の滝と思い早々に足を運んだ。そして母胎淵付近に差し掛かった。

 

渋滞(右)

大久保の滝

 
 

すると先がつかえて渋滞している。少し待てば解消すると思ったが角を曲がったその先もまだ並んでいた。時刻は14時25分だった。ここまで駐車場から1時間半掛った。

ガイドマップに書いてある時間と略同じ時間を費やしている。これから順調に行けば2時間10分で日暮れまでは間に合う。しかし、一向に進まない。懐中電灯の準備はあるが迷った。

 
 

紅葉の風景

紅葉の風景

 

渋滞の原因が分かれば判断できるのだが、この先鎖場や危険な登りがあれば、闇による危険が加速される。引き返す事にした。女房と『また今度来れば良い』と話した。 そして15時45分、ねとり橋に到着した。

バスで来た団体客が慌しく橋を渡る。我々もあのまま進んだら景色を楽しむどころではなかった。ムラサキシメジは残念ながら売り切れて、サクラシメジを購入して帰った。 味噌汁にして季節を食べる喜びを改めて感じた。

続き(2005年)