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35歳を機に変化する女性の体

人生の真ん中あたりのプレ更年期

プレ更年期=35~44歳までの年齢の時期

女性は、10代の「思春期」、20代~34歳の「性成熟期前期」、35歳~44歳「プレ更年期=性成熟期後期」、45~55歳「更年期」、56歳以上「更年期後」といった5つの時期に分けることが出来、35歳頃になると生理不順や体調不良に悩む人が急増します。
プレ更年期と呼ばれる35~44歳の期間は、女性の長い人生のほぼ真ん中にあたる時期です。心と体のをあらためて見つめ直すことでその後の人生にも多く影響してくるはずです。

10代「思春期」

体が健やかに育つ時期ですが、性機能が未熟なために排卵のサイクルや女性ホルモンの分泌が不安定な時期。
生理のような出血はあっても排卵がないことも多く周期も乱れがちです。卵巣の中にある卵子は生まれたときの200万個をピークにその後は加齢とともに減り、初潮の頃には約70万個に減少。

20~34歳「性成熟前期」

妊娠・出産には最適な時期。排卵のサイクルや生理周期も整い、生理トラブルも起こりにくい時期。気力、体力ともに充実しており多少の無理も効く時期。20歳頃には卵子は10万個ぐらいまで減少。

35~44歳 「プレ更年期=性成熟期後期」

肉体的なピークを越え、性機能、体力ともにそろそろ下り坂に向かう時期。無理をすると不調を感じることが多くなり体をいたわりながら生活することになる。40歳頃には卵子は1万個まで減り、次第に妊娠・出産が困難な時期になる。

45~55歳 「更年期」

卵子がほとんどなくなって女性ホルモンの分泌が止まるため、生理が来なくなる。 1年間生理がこなければ「閉経」と考えられる。閉経をはさんだ前後5年程度は、女性ホルモンの急激な低下に体がついていかずにイライラやのぼせ、動悸など心身の不調に悩まされる人が多くなる。

56歳以上 「更年期後」

卵巣から分泌されていた女性ホルモンがなくなったことに体が慣れ更年期特有の不調が落ち着く。一方で老化が進行し、病気にもかかりやすくなる。日本の女性の平均寿命が86歳ですから閉経後の人生も長く元気にすごしていくためにいっそうの健康管理が大切になる。

プレ更年期特有の2つの変化

  1. 1ヶ月の生理周期の中での女性ホルモンの落差が大きくなる
  2. 排卵がスムーズに行われにくくなる
  3. 老化が気になり始める

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