雨竜沼湿原
2013年7月14日 晴れ
同行者 G藤夫妻 & Sさん
北海道の尾瀬と呼ばれる「雨竜沼湿原」、南暑寒岳の東に位置し、標高850mの溶岩台地上に広がる高層湿原です。南北1q、東西2qの広さに大小700以上もの池塘が点在し、夏には様々な花が咲き乱れ、天上の楽園を思わせる美しい光景を作り出しています。
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2005年7月の雨竜沼 2006年9月の雨竜沼湿原
雨竜沼から暑寒別岳へ
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GPSトラックログ
赤線=往路 青線=復路
登り(登山口〜展望台まで・休憩時間含む)2時間40分
下り(展望台〜登山口まで・休憩時間含む)2時間35分
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G藤さんのお誘いで雨竜沼湿原へ出掛けました。自宅から登山口まで109キロ。約2時間の距離でした。この日は連休中日の日曜日とあって、早くも第一駐車場は満杯状態でした。それでもG藤さんは何とか駐車することが出来ました。
管理棟で入山届けを書いてから各自協力金(500円×4人=2000円)を支払い、身支度を整えてから出発です。天気も良く、これから向かう湿原方向の上空には青空が広がっています。これで暑くならなければ最高の湿原歩きが出来ると胸が高鳴ります。
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30分も歩かないうちに「白竜の滝」に着きました。滝の真上のナナカマドだけが真っ赤に色付いています。滝の冷気が立ち上るせいなのでしょうか。
滝を見下ろすことが出来る休憩ベンチで一服です。早くも数人の登山者が下りて行きました。はたして何時から登っているのでしょうか。
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相変わらず快調な足取りで登る姐御さん(G藤さん奥方)。それを見上げる管理人も感心することしきりです。この分では旦那さんを追い抜く日も近いのでしょう。(写真・G藤さん提供)
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1時間半少々で湿原から流れ出るペンケペタン川の上流部に到着です。もう湿原は目と鼻の先の距離です。
この手前の崖下から湧き出る冷たい水が渇いたのどを潤してくれます。空になったボトルに水を詰め込んで、また歩き出します。
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下界の種子を持ち込まないためにある靴底の洗い場を過ぎると「湿原入り口テラス」です。ここには雨竜沼湿原の説明や注意書きが書かれた標識が立っています。ゆっくりと足を伸ばして休むことも可能です。
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高床式で展望台のようになった「湿原テラス」には多くの登山者が休んでいました。目の前に広がる湿原、その先にはまだ雪の残る南暑寒岳(中央)と暑寒別岳(右)が見えます。
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「湿原テラス」から湿原最奥にある南暑寒岳入り口に設置された「雨竜沼湿原展望台」までは約1時間の天上散歩です。大小の池塘と様々な高山植物を見ながら歩く、何ともぜいたくな散歩です。
爽やかな風が流れていますから、煩わしい虫がいません。用意してきた防虫ネットも無用でした。
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雨竜沼湿原で見た高山植物
ほんの一部です。花の名称は略します(間違いが多いので)。
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「雨竜沼湿原展望台」は、昼近いということもあってほぼ満席?状態でした。それでも前の方に陣取ってゆっくり昼食を楽しみました。
久し振りに会ったG藤さん(ハンドルネーム=海坊主)と話しを楽しみながら、小一時間の長い休憩になりました。
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「雨竜沼湿原展望台」から見る雨竜沼湿原(もう少し左右に広がっています)。ここまで登って来ないとこの光景を楽しむことが出来ません。標高850メートルに広がる尾瀬のような高層湿原ですから、一見の価値はあります。
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ちょうどエゾカンゾウが咲き始めた時期でした。湿原が黄色く染まるのは7月の下旬です。その光景はもう見事としか言いようがありません。7月の雨竜沼
爽やかな湿原歩きを堪能したG藤さん夫妻とSさん、なんとも満足気な表情です。
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第一吊り橋辺りまで下ると目の前に丸山(853m)の岩頭が見えます。ほぼ湿原の高さと同じですから、下って来た高さが分かります。右奥は恵袋岳(えたいだけ)の南壁です。
G藤さん御一行とはまたの山歩きを約束して駐車場でお別れです。
帰りは月形にある有名ラーメン店「むつみ屋」で小腹を満たしました。ラーメン大好きな管理人にとってラーメンは別腹です。
テレビなどで有名になった頃に比べて、少し元気のないラーメンになったと感じたのは管理人の気のせいでしょうか。
また行きたいと思わせる雨竜沼湿原。今度は南暑寒岳まで登りたいものです。
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