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2001,冬の北海道・旅日記

[2月14日 出発] [2月15日 層雲峡] (2月16日 摩周からウトロへ)
[2月17日 知床半島] [2月18日 美瑛〜帰宅]

 

2月16日

 

「オホーツク9号」は、定刻に網走に到着しました。
天気は晴れ。気温は−10度です。さほど寒くはありません。
 一度改札を抜け、駅前のコンビニで朝食を買い込み、6時42分発の釧路行き列車に乗り込み、網走をあとにします。

流氷
釧網線車内から見る、流氷原

鱒浦駅を過ぎると、左手にはオホーツク海が広がります。一面真っ白・・・・。
ここ数年ないくらいに、一面流氷に覆われています。
列車は「オホーツク海に一番近い駅」北浜駅を出発しています。
それにしてもこの流氷、海岸線から沖まで、びっしりと覆っています。いつもは海岸に流氷帯が打ち寄せているだけなのですが、今年は勢いが強いのでしょう。沖まで一面真っ白です。
朝日に照らされた流氷を眺めているうちに、知床斜里駅に停車します。
そういえば、今日は平日。高校生がたくさん乗ってきます。

 斜里を出たあとは、雪景色を眺めながら朝食タイム。
その後しばらく、ウトウトしていると川湯温泉に到着しています。なかなか良い天気です。
そして、8時32分、摩周駅に到着。ここで下車します。

釧路川
朝日に照らされた、釧路川。

摩周駅から、摩周温泉バスターミナルまで歩きます。
釧路川に沿って歩くのだが、景色がものすごく美しい・・・・。とくに、霧氷の美しいこと、美しいこと・・・・。ため息しか出ません・・・・・。
 現在気温は−13度。少し暖かいですね。もう少し冷え込めば、ダイヤモンドダストが見られたかも・・・。でも、川から湯気が上がり、それが朝日に照らされて、すごくキレイです。
写真を撮りながら、バスターミナルに到着。こで、今日初めての、HPアップを行います。

ここ摩周温泉からは、阿寒バス「阿寒パノラマコース」で、一路美幌を目指します。
HPのアップを済ませてしばらくすると、阿寒湖発のバスが到着します。
 乗客2名が下車し、僕を含めて3名が乗り込みます。乗客数3名・・・・・。真冬のオフシーズンですから、こんなものなのでしょうか・・・。それにしても、この乗客数で元が取れるのか・・・・、ちょっと心配になります。まぁ、夏場もそれほど乗客数は多くないですけど・・。

バスターミナルを出発して、国道に出てすぐに「摩周湖横断道路」に入ります。
去年の冬は、交通事故で通行止め。近寄ることさえ出来なかった冬の摩周湖。今日はすごく良い天気です。快晴・・・。だんだんと標高が高くなっていきます。期待で胸が膨らみます。
 バスターミナルを出ておよそ15分。摩周第一展望台に到着しました。
期待に胸躍らせながら、足元に気を付けて展望台に上ります。そして・・・・・・。

摩周湖
全面氷結した、摩周湖の美しい姿。

目の前に広がっていたのは、全面氷結し、凍った氷の上に雪が積もり、真っ白な湖面に姿を変えた、摩周湖の美しい姿でした・・・・・。
 冬の摩周湖が、こんなに美しいとは・・・・・。形容する言葉もみつかりません・・・・。
あっち、こっちで写真を撮りまくります。ずっとこの場にいたいくらい・・・。
しかし、ここが定期観光バスの悲しいところ。見学時間の15分は、瞬く間に過ぎていきます。
 もっと見ていたいと思いつつ、後ろ髪を引かれながらバスに乗り込み、摩周湖をあとにしました。
 なお、摩周湖で2名下車してしまい、貸し切りバス状態になています・・・・。

摩周湖を出発すると、15分くらいで硫黄山に到着します。
いつものように噴気口を見学したあと、これまたいつものように、温泉たまご(5個入り400円)を購入。レストハウスでお気に入りの「硫黄山ソフトクリーム」を購入し、食しながらバスに乗り込みます。
硫黄山を出たあと、3分ほどで川湯温泉バスターミナルに到着します。ここで3名ほどの乗車があり、貸し切り状態は終了しました・・・(笑)

屈斜路湖湖上
屈斜路湖の湖上から見た、景色。

川湯温泉を出たあとは、屈斜路湖・砂湯に停車したあと、屈斜路湖の外周を走り、屈斜路湖プリンスホテルに到着。ここで40分ほど止まります。昼食タイムだそうです。
ホテルに入り、レストランのメニューを見てみると、「ランチバイキング・1690円・・・・・・」
「た、高い〜」と言うことで、レストランには入らずに、そのまま外へ出ます。
そして、ホテルの裏側にまわって、氷結した屈斜路湖の湖上を散歩します。
すごい景色です。去年阿寒湖の上を歩いていますが、屈斜路湖も歩けるようです。

ちょうど近くに白鳥が2羽いたので、近づいて写真を撮ったりして、時間をつぶします。
ここ屈斜路PHでは数名が下車し、再び車内は4人になって、プリンスホテルを出発。
バスは屈斜路湖畔から美幌峠に向かう坂道を上り続け、およそ10分ほどで、美幌峠に到着します。
 この美幌峠から眺める屈斜路湖も、摩周湖に負けないくらい美しい・・・。全面氷結し真っ白な湖面の屈斜路湖は、夏に訪れた時とは、また違った感動を与えてくれました。

屈斜路湖
こちらも美しい姿の、屈斜路湖。

美幌峠を出発すると、あとは美幌駅に向かうだけです。HPの書き込みを済ませたあとは、乗り合わせた方といろいろ話し、およそ40分で、美幌駅に到着。女満別まで行く二人に別れを告げて、美幌駅に降り立ちます。
 ここ美幌からは、14時10分発の「小清水行き」バスに乗り込みます。14時20分発の列車でも網走でこのバスに間に合うのですが、接続時間が5分しかないので、安全をみてこのバスにしたのです。
 美幌を出発したあとは、ウトウトとしながら気が付くと網走に。そのまま市街地を抜け、流氷を眺めながら、ぼ〜っと過ごします。
 18線で、斜里行きバスに乗り換え。20分ほどで、知床斜里駅バスターミナルに到着です。
 
 30分の接続で、ウトロ温泉行きバスに乗り込み、斜里をあとにします。車内は中学生でしょうか、かなり賑わっています。そういえば今日は平日・・・。
もうだいぶ暗くなった「オシンコシンの滝」にかなりの観光客がいたのには、ちょっとびっくり。
17時35分、ウトロ温泉に到着しました。

夕食
知床ペレケでの、夕食。

今夜の宿は、バスターミナル真っ正面の、民宿「知床ペレケ」です。知床の名物旅館として、結構有名な宿です。ちなみに泊まるのは、2回目です。
部屋に入ってしばらくすると、夕食タイム。
食後は、しばらくモバイルネットをしたのち、防寒具を着込み、EOSには感度1600のフィルムを装填。19時45分頃、宿を出発し、「知床オーロラファンタジー」の会場である、オロンコ岩特設会場へ。それにしても、相変わらず、すごい人出です。温泉街から観光バスで乗り付けて来ています。3年前と同じ光景・・・・。

オーロラファンタジー・1
知床オーロラファンタジー・2001

「知床オーロラファンタジー・2001」は、20時ちょうどにスタートしました。
ホテル街の高台から、レーザー光線を飛ばし、会場前で焚いているスモークをスクリーンに仕立てて、オーロラを再現しています。
 前見たときは、たいして感動もしなかったので、あまり期待していなかったのですが、今年はすごく良いです。
3年前とレーザーの飛ばし方が違っており、しかも2度目と言うのも関係しているのか、すごく感動している自分がいます。
 周りの人達の反応も、みな良い感じでした。
気温−13度、時間にして20分くらいの短いショーでしたが、すごく感動しました。

オーロラファンタジー・2
レーザーで、クリオネを表現

帰り際、流氷で作った「流氷神社」にお参りをして、「感動箱」に寄付金を(笑)、引き替えに感動証明書をもらいましたが、3年前はこれを1,000円で売っていたものです・・・・。
 お土産屋では、無料で「甘酒」が振る舞われていたので、一杯もらい、絵はがきを買って宿に戻ります。
 お風呂タイムのあと、HPの更新を済ませて、夢の中に入っていきます・・・。

 

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