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リアルタイム旅日記・2周年記念
32回目・2002 夏の北海道旅行・I 旅日記−2
リアルタイム旅日記として作成

7月26日 出発〜函館] (7月27日 旭岳) [7月28日 礼文島] [7月29日 函館〜帰宅]

7月27日

 

函館から急行「はまなす」で札幌へ
今夜の宿、急行「はまなす」

夜の函館の街をぶらぶらと散歩したあと、駅前の屋台ラーメン屋で夜食を食べ、あとは駅構内で、リアルタイム旅日記の更新をして過ごしました。
 それにしても、函館駅の中は蒸します・・・・。
 1時34分、青森から走ってきた急行「はまなす」が到着。今夜の宿である5号車ドリームカーに乗り込みます。このドリームカーに乗るのは、かつての急行「まりも」以来、十数年ぶりになります。
 ふかぶかとしたリクライニングシートで、思いっきり爆睡したのです・・・。
                                    8時作成

 急行「はまなす」は6時18分定刻に札幌駅に到着しました。
ホームに降り立つと、「帰ってきたぁぁぁ〜〜」と実感しますが、眠い・・・・(^_^;

スーパーホワイトアローのUシート
Uシートです〜^^。

ホームに出てすぐに、声を掛けられます。ふと見ると、ウチの常連さんのAuroraさんがなんとお出迎えに来てくれたのです(@@。びっくりしました・・・。
彼はこれから車で富良野へ向かうそうで、その前に駆けつけてくれたとのことです。
「スーパーホワイトアロー」出発までの短い時間でしたが、いろいろと話をして過ごしました。Auroraさん、ありがとうございました〜^^。(お土産も頂いてしまって・・・(^_^;)

夏のお祭り弁当
夏のお祭り弁当

 さて「スーパーホワイトアロー」は指定席「Uシート」を確保してあります。PC用コンセントが備わっているので、充電目的なんですけれど、それ以上に客室設備が・・・。まさにグリーン車並のシートです。これは良いですね♪
 ノートPC、携帯、デジカメ電池を一気に充電します(^_^;

 さて今朝の朝食は、札幌駅の新作駅弁「夏のお祭り弁当」です。
 これがまた、すっごく美味しいの・・・・♪
天気の方も、予報では昼前から晴れるとのことで、期待しています。
もうすぐ、旭川に到着します。今日はこれから、旭岳に向かいます。
                                 
8時15分作成

 旭川には定刻に到着。駅でリアルタイムのアップを行い、少しふらふらとしてからバス乗り場に行くと、長蛇の列が・・・・。
9時10分発の旭岳行き「いで湯号」に乗り込みます。大型観光バスを使用しているのですが、車内は満員・・・。停留所の旅に乗客が増えて補助席もいっぱいになります・・・。
 で、バスの中では爆睡してました・・・。気が付くと旭岳温泉に・・・(^_^;

旭岳ロープウェイ
旭岳ロープウェイです。

10時30分、旭岳ロープウェイに到着。空には霧が立ちこめています・・・(T-T)
切符売り場に行くと、姿見駅について「風速10メートル、気温10度」の情報が目に飛び込んできます・・・。気温10度を見て、すかさずお土産屋でジャケットを購入します。
 そして45分発のロープウェイに乗り込み、姿見駅に向かいます。
高度を上げるにつれて、ゴンドラは霧の中に突っ込んでいきます。真っ白です・・。
乗ること8分・・・。森林限界が近づいて、姿見駅に到着しました。
                                19時30分作成

姿見の池に向かっています
遊歩道を歩いています。旭岳が。。

姿見駅に降り立つと、寒い・・・。すかさずジャケットを着込みます。
さてどうするか・・・。外に出てみますが、一面霧の中・・・。でも空は明るくなってきています。予報に掛けてみることにします。入山届けに書き込み、姿見駅を出発。
 まずは遊歩道をそのまま「姿見の池」に向かいます。
しばらくすると、霧が晴れてきました・・・。空も明るくなり晴れ間も見えるほどに・・・。
良い感じの天気になってきました。
 ただし、風が強いです・・・。足下には高山植物の「チングルマ」などが咲いていて、目を楽しませてくれます。観光客・・・・多いですね・・。
 天気は良い方に向かっていたものの、また霧が出たりして安定しないです。。。
そして、歩くこと15分くらいで「姿見の池」に到着。

お花畑・・・小さな・・・(^_^;
お花畑♪

姿見の池
「姿見の池」。風が強すぎます。。。

 写真で見るような美しい姿・・・・とはほど遠いです・・・・。天気が悪いですね・・。雲が掛かって、さらに風が吹き荒れていいるので、湖面に波が立っています・・・。鏡のような湖面とは・・・・ほど遠い・・・。
 それでも、池の美しさは垣間見せている気がします。
 今度は、晴れたときに見てみたいものですね・・・。
                                19時45分作成

姿見の池を上から・・・
姿見の池を上から・・・

さて、これからどうするか・・・・・ですね。
 天気予報では時間の経過と共に良くなると言っている。空を見上げると、薄日が射すほど明るくなっている・・・。で、意を決して旭岳登山道に進みます。
 ここ旭岳は「姿見の池」付近ですでに森林限界を超えています。なので、登山道には木一本たりとも生えていません。見渡す限り岩が転がっています。このへんが、黒岳とは違いますね。
 少し進むと、「姿見の池」を眼下に望むことが出来ます。天気が良ければ、最高の景色なんでしょうね・・・・。天気が恨めしいです。。

良い天気になりました。山頂も見えますし^^
天気は好転。旭岳山頂の姿が。。

森林限界を超えていると言うことは、足場はもちろん砂利で埋め尽くされています。かなり足場悪いですね。。
 一応登山道には、途中区間までロープが張られ、その先は大きな岩石に蛍光塗料が塗られて、目印になっています。この目印を見失うと、遭難するであろう事が景色から実感しますね。。
 姿見の池が見えなくなってしばらくすると、左眼下には地獄谷が硫黄臭を吹き上げています。この硫黄臭がまたキツイ・・。濃霧の時は地獄谷を目印に・・・・・も、この臭いを体験すれば実感します。
 さて、天気の方は完全に晴れました。旭岳山頂の勇士が目の前にそびえ立っています。すごい景色です。と同時に、ぜひとも旭岳を制覇したいとの願望も・・・。

雲の上にいます〜♪
雲の上にいるんです♪

しかし・・・、6合目を過ぎたあたりから、風が極端に強くなってきます。風と言うよりは暴風に近い・・・。ただ、まだ天気の方が良いので上を目指せます。
 硫黄臭攻撃からだいぶ解放され、ふと右側の景色を見ると眼下に雲が・・・。そうです、雲の上にいるんです。久しぶりの光景ですね〜。。。
 が、喜んでいられるのはここまで・・・・。
 天候が急に変わり、霧が立ちこめてきました。暴風は相変わらず台風並・・・。
少し休んでは登り・・・を繰り返しますが、天候は悪化する一方・・・。
 8合目を通過し、標高2030メートル付近で、ついに体力が・・・・。あまりの暴風で真っ直ぐに歩くことさえ出来ない・・・・。天候は悪化する一方・・・。写真を撮る余裕さえ無くなっていました・・・・。

この先で泣く泣く引き返します。。。
8合目。この先で泣く泣くUターン

仕方なく、カメラをリュックにしまい、ここで折り返します。下山です・・・。
 かなり悔しい・・・けど、遭難するよりはマシです。仕方ありません。。。。
下山しているときも暴風が吹き荒れています。まともに呼吸すら出来ないような・・・。さらに濃霧で視界もあまり利かない・・・。さらに足場も悪く、風に煽られて転んだりも・・・・。
寒いし、死ぬかと思いました・・・。山の天気は怖いですね・・・。
 それでも、上からハイスピードで下山していく人たちも・・・。若いって羨ましい・・・(T-T)
って、単に運動不足か・・・・(^_^;
 なんとか、1時間の下山で、霧に包まれた姿見の池に到着しました。
 大雪山系・旭岳の怖さを垣間見た感じがしました。。。。
                                        20時45分作成

摺鉢の池・・。万年雪が摺鉢のように。。
「摺鉢の池」、霧に包まれています

鏡池も霧のなか・・・
「鏡池」。足元はお花畑です。

霧の姿見の池に戻ってきて、しばしの休憩・・・。でも風が強いので早々に退散します。
 帰りは来た道とは違う、夫婦岩経由で帰ることにします。
 風は少し弱くなりましたが、相変わらず霧が立ちこめています。
地獄谷噴気口は霧の中・・・・。足下の高山植物を眺めながらしばらく歩くと、「摺鉢池」と「鏡池」からなる、夫婦池が姿を現します。
が、「鏡池」の方は霧に埋もれています。「摺鉢池」は比較的全景を表していますね。万年雪があり地獄のような形で陥没しています。なかなか面白い風景だったりします。
 少しすると霧がちょっとだけ晴れてきました。「鏡池」も少しだけその姿を見せてくれます。どちらの池も、晴れれば美しい姿を見せてくれるんでしょうね・・・。

 夫婦池を過ぎてしばらく進んだ所にも、良い感じの池を見つけました。
やはり晴れていれば・・・・・・。

綺麗な景色の池です
この池も美しい・・・

しばらくして、姿見駅に到着。。。
少し休んで、ゴンドラに乗り込み姿見駅を後にします。
霧の中をゴンドラは降下し続け、麓駅に到着。雨も止んでいるので少し歩いた所にあるYHの日帰り入浴で疲れをほぐし、旭岳ビジターセンターに立ち寄って、旅ノートにカキコ。
そして、17時05分発の旭川駅行きの「いで湯号」に乗り込み、旭岳を後にしたのです。
今回のリベンジは、ぜひとも近いウチに・・・との思いを込めて・・・。
                                     21時15分作成

稚内行き「利尻」
今夜の宿、稚内行き「利尻」B寝台

旭岳を出発したと同時に・・・・爆睡でした・・・・(^_^;
気が付いたら旭川市内・・・。そして18時半前に旭川駅前に到着しました。
 旭川の銭湯の場所を忘れてしまったので、駅の待合室でリアルタイムの書き込みをして過ごし、20時発の「スーパーホワイトアロー30号」で札幌に戻ります。
 札幌では、ここの常風呂となりつつある「七福湯」でお風呂タイム・・・。
 そして23時発の特急「利尻」に乗り込みます。今夜はB寝台を確保してあります♪
23時、根室行き「まりも」と同時出発し、稚内に向かいます。
                                   23時50分作成

 

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