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リアルタイム旅日記・2周年記念
32回目・2002 夏の北海道旅行・I 旅日記−3
リアルタイム旅日記として作成

7月26日 出発〜函館] [7月27日 旭岳] (7月28日 礼文島) [7月29日 函館〜帰宅]

7月28日

 

利尻富士です。良い天気です♪
宗谷本線一番のハイライト・利尻富士


 昨夜は隣の寝台のおばちゃんといろいろ話しながら過ごし、リアルタイムのアップを行ってからすぐに爆睡モードに入りました。

 朝は5時半頃、ちょうど「おはよう放送」で目を覚まします。ちょうど抜海の手前を走行中の様です。気になる天気は・・・・雲一つありません♪
 そして、宗谷本線一番のハイライト、抜海丘陵に差し掛かると、くっきりと海に浮かぶ利尻富士の姿が・・・・。もはや文句の付けようのない天気です♪♪
 6時ちょうどに「利尻」は稚内駅に到着。そのまま歩いて稚内フェリーターミナルに向かいます。今日の行き先は「礼文島」です。

フェリーの1等船室
利礼航路の1等室です♪

 利礼航路の朝一の便は、いつも混むので、今日はAuroraさんオススメの1等船室を利用してみます。
 土足厳禁の1等船室。ラウンジが中央にあり、取り囲むようにリクライニングシートが並びます。はっきり言って、快適そのものです。2等が混むこの便は1等利用が良いですね〜。
 稚内を出航したフェリーは、一路香深港に向かいます。前夜ゲットしておいた朝食を食べた後は、例によって睡眠タイム・・・・。気が付けば、礼文島が目前に迫ってました・・・。
                                    18時30分作成

礼文に帰ってきました〜^^。
礼文島に帰ってきました〜^^。


 香深港フェリーターミナルにはたくさんの人で埋まっています・・・。もちろん「桃岩荘」のかけ声も響いています・・・(笑)
8時15分、香深港に到着。
タラップを降りると、さわやかな空気が肌に触れます。帰ってきました・・・礼文島に。。
 いつものように、民宿「なぎさ」のヘルパーさんに声を掛けられますが、今回は宿主さんでしょうか・・・、少しばかり話し込んでしまいました・・・(^_^;

桃岩荘YHのお見送りシーン
桃岩荘によるお見送りシーン

フェリーがの出航が近づくと、恒例の桃岩荘によるお見送りが始まります。
実はこのお見送りを見るのは初めて・・・。それにしても、見ているだけで楽しいです。みんなダンスをしています。歌を歌っています・・・・(^_^;。話には聞いていましたが、こんなに盛大なお見送りとは・・・。
このお見送り風景を見ている、「星観荘」の人達の眼差しがなんとなく印象的でした・・・(笑)
 最後は船が見えなくなるまで、みんなで「いってらっしゃ〜〜〜い」を繰り返していました・・・(^_^;
 さて。リュックをコインロッカーにしまい、ザックを背負っていざターミナルを出発します。
                                    18時40分作成

桃岩コース入り口
桃岩展望台コース入り口

桃岩展望台からの眺め
桃岩展望台からの眺め


 礼文島ではいつものように歩きます(笑)
元々予定していたのは、去年と同じ「香深井から礼文林道」に入り、礼文滝を往復して香深に戻るコースでしたが、「なぎさ」の方に「地蔵岩から礼文滝」に抜けられることを聞き、まずは桃岩展望台コースを歩きます。このコースは以前GWに歩いた事がありますが、夏は初めて。香深から桃岩コースに入り、深緑の中をひたすら歩きます。良い天気です。日差しも強いので、一応日焼け止めスプレーも塗っておきます。
 歩くこと45分くらいでしょうか・・・・。桃岩展望台に到着します。景色は最高に良いですね・・・。ただ・・・・、この桃岩展望台コース、ツアーの団体が歩いています・・・・。
 観光バスも数台停まっており、ここから元地灯台を抜けて知床地区まで歩くようです・・。さらに団体も数団体・・・・。静かな礼文は何処へ・・・・・(T-T)
 とは言え、少し元地灯台の方に歩き、お花畑を眺めた後、桃岩展望台まで戻ります。
 桃岩展望台から来た道を少し戻り、元地地区につながる道路に出ます。
すれ違いざま、観光バスからツアー客が桃岩コースに・・・・・。

元地方面をながめます
元地海岸方面の景色♪

桃岩
これが桃岩です。

 道路に出て、礼文島唯一のトンネルを歩きます。
 トンネルを抜けると、桃岩がその姿を見せてくれます。切り立った断崖が桃を切った様に(桃の種)見えることから、この名が付いたようです。
 それにしても、次から次へと、観光バスが通り過ぎます・・・・。

これ実は礼文昆布なのです。
この黒いの「礼文昆布」です。

桃岩荘入り口を通りすぎ、しばらく歩くと元地地区に入ります。
日本海と潮の香りと、昆布の香りが絶妙な感じで漂ってきます。海岸には黒い帯が無数に・・・・。実はこれ、昆布を日干ししているのです。遠目から見ると、なんか変な物体が・・・と思ってしまいます。

 しばらく歩くと、地蔵岩が見えてきますが、それよりも目に飛び込んできたのが、駐車場に並ぶ、観光バスの数・・・・。思わず泣きたくなってきました・・・・・・(笑)
                                   18時55分作成

礼文のウニ丼です〜♪
舌がとろけるような礼文のウニ

焼きウニ♪
焼きウニですぅ〜(^^)

 さらに観光バスが入っていきます・・・。
メノウ海岸に到着すると、人人人・・・。あまりの観光客の多さに、げんなり・・・とします。とは言え、時刻もお昼時なので、ここで昼食タイム。元地に来たのは「ウニ丼」が目当てだったりもするのです・・・・(^_^;
 ウニ丼売っている簡易食堂に入り、「ダブルウニ丼」と「ウニ汁」を頂きます。
 「ウニ」が甘い・・・。美味しい・・・。さすが礼文産のウニを使ったウニ丼・・・最高です。
さらに美味しかったのが、「ウニ汁」。これはもう、表現のしようがありません・・・。この味はぜひとも味わっていただきたいものです。
 さらに別のお店で、「焼きウニ」も食します。も〜〜〜う、最高です〜。
 礼文島だから味わえる、お昼ご飯となったのでした♪
           19時10分作成

地蔵岩
一枚岩の「地蔵岩」

反対側から眺める地蔵岩
地蔵岩を通り抜け、反対側から


 さて、ウニ尽くしのお昼を堪能した後は、礼文島西海岸を歩きます。
メノウ海岸を過ぎ、「地蔵岩」へ。
本来は落石の為立入禁止となっていますが、そのまま進みます。以前は地蔵岩の下まで行けたんですよ。
「地蔵岩」はその名の通り、地蔵の様に立っている一枚岩。高さはどれくらいでしょうか。。。20メートルはある気がします。
その地蔵岩と崖の間を歩きます。なんか凄い感じがします。ビルでも見上げるような感じの地蔵岩・・・・。そこを通り抜けると、右に地蔵岩・・・その背後に桃岩付近の海岸線・・。もちろん初めて見る景色です。
そして、足元にはかつての8時間コースのゴール地点を示す標識が立っていたと思われる、「土台」が残っていました。
 さてここからは、元8時間コースの末端区間を歩くことになります。そのため、ある程度歩くためのコースは続いています。岩場にはスプレーで目印も残っています。足場はかなり悪い所が多いですね。悪い・・・と言うよりは、単に岩場続きなんですけど・・・。

名も無き滝
名前もないような滝の姿も・・

 しばらく歩くと、滝が現れます。もちろん礼文滝ではありません。
数段に別れて流れ落ちる、名も無き滝・・・。良いですね〜。しばらく見とれてしまいました。ホント、最高です。。。
 滝を過ぎると、しばらく砂利の海岸を歩き、そして岩場が・・・。しかもかなり急な崖で、ロープが備わっており、このロープを使って登れ・・・と言ってるみたい・・・・(^_^;
 その岩場を過ぎて、しばらく歩くと、目的地の礼文滝に到着したのです。
                21時05分作成

礼文滝の前で記念撮影^^
礼文滝の前で♪


 約1年ぶりの礼文滝です。
 礼文滝に着くと、一組の若い夫婦が・・・。挨拶をして、そのままいろいろと話し込みます。もちろん、HPの営業活動もしっかりと行ってきます(笑)
ご主人は学生時代に「桃岩荘」にも泊まられたことがあるそうで・・・。
北海道にも数十回訪れてるようで、今回は礼文に3泊とのことです。
しばらくいろいろと北海道について話し続けた後、礼文滝を後にします。

礼文滝の上はこのような感じです♪
礼文滝の上からの眺め

ハイジの谷
ここが「ハイジの谷」と呼ばれるところ

崖を登り、滝の上に出るとそこには緑の絨毯・・・「ハイジの谷」が広がります。
 お花畑に囲まれ、谷間には小川が流れ、小鳥のさえずりが・・・。まさに別世界が広がっています。今回、利尻島では無く、礼文島を選んだ理由の一つが、このハイジの谷。
去年訪れた際、撮った写真の数があまりに少なかったので、もっと写真を撮っておきたい・・・との思いから、この場所に足を運んだのです。
 それにしても、ここは何度訪れても良いところですね〜。ホント最高です。人もいないし、関東じゃ考えられないような景色の中にいます・・・。
 ずっとここで、まったり・・・・としていたいんですが、そうもいきません。
緑の絨毯を眺めつつ、後ろ髪を思いっきり引かれる思いで、このハイジの谷を後にしました・・・。
 その後は、森の中を歩いたりして、礼文林道に出たのです。
                                    23時00分作成

レブンウスユキソウ
レブンウスユキソウです。


 礼文林道に出たあとは、香深方面を目指して歩くのみです。
 ただその前に・・・。今回、礼文島を選んだもう一つの理由があります。それは、「レブンウスユキソウ」を見ることです。
去年「レブンアツモリソウ」を見て、来年はウスユキソウを・・・と思っていました。
 礼文林道を歩いてしばらくすると、レブンウスユキソウ群生地にたどり着きます。
少し歩くと、咲いてました。「ウスユキソウ」が・・・。その名の通り群生しています。

礼文林道から眺める利尻島
礼文林道から利尻富士を・・

「ウスユキソウ」は初めて見るのですが、思っていたよりも小さいんですね。白くて可憐な花・・・。他の高山植物に混じって、たくさん咲いています。まさにお花畑・・・。
 この「ウスユキソウ群生地」には当然のように監視小屋にパトロール員が常駐しています。盗掘を監視するためです。
 でも、林道を歩いていると、群生地以外にも、結構広範囲で「レブンウスユキソウ」が自生しています。眺めていて可愛いです・・。

礼文をあとに・・・
礼文島をあとにします。。。

また、ここ礼文林道から眺める利尻富士も格別・・・・・。ホント美しい姿を見せてくれています。利尻島には4年前に訪れたきり・・・・。また訪れたいですね。。。
そんなことを考えながら、礼文林道出口に到着。そして香深港へ向かいます。
 香深港には16時半頃に到着。時間があれば原チャリで「スコトン岬」・・・・を考えていたのですが、この時間ではもちろん無理・・・。
 結構距離あったんですね。。歩くこと7時間ですから・・・。
 そのままお土産屋で絵はがきを探し、17時25分発のフェリー最終便で礼文島を後にしました・・・・。
                      23時40分作成

 
 帰りのフェリーはもちろん2等です・・・・(笑)
しっかりと熟睡タイム・・・・・の訳にはいきません。ちゃんとリアルタイムを書きながら、稚内に向かいます。洋上から眺める夕日がキレイなのですが、今日は海岸線に雲が広がっており、残念ながら見られず・・・。

「利尻」お座敷
「利尻」お座敷車で稚内をあとに。。

19時20分、稚内港に到着。すぐにタクシーに乗り込み、稚内の常風呂「稚内温泉・憧夢」に向かいます。このタクシーの運ちゃんと、なかなか盛り上がりました・・(^_^;
 温泉に浸かったあとは、バスで稚内駅に戻ります。
 列車待ちの間に、先日の稚内火事の現場に行ってみますが、酷いものです。想像していたより、かなりの広範囲が空き地と化していました。こんなに酷いのかと、言葉を失いましたね・・・・。

 稚内からは特急「利尻」のお座敷車に乗り込み、22時ちょうど、稚内を出発。次の南稚内を出発していばらく、抜海丘陵を通過し、稚内を後にしたのです・・・・。
                                  23時55分作成

 

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