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53回目・2005 冬の北海道旅行-II旅日記−2
リアルタイム旅日記として作成
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 2月23〜24日 北斗星1号〜層雲峡] (2月25日 知床半島)
 [2月26日 摩周エリア・裏摩周] [2月27〜28日 積丹半島〜北斗星2号]

2月25日

 

真っ白な網走湖。満月も映っています♪
日の出前の凍結した網走湖

 昨夜はウトウトしつつ、旭川で旅行記をアップしたあと、寝に入りました。
ほどよく熟睡しましたね。岩見沢で乗った時は数名いたグリーン車の乗客も、目が覚めたときにはほとんどいなくなっていました。北見で降りたのかな。。。
 目が覚めたのは、6時前です。外を見てみると、キレイに晴れ渡っています。快晴ですね♪
 しばらくして、車窓には氷結した網走湖が。。。ちょうど湖のうえに満月があって、なかなかいい絵が撮れました♪
湖上にはワカサギ釣りようのかまくらがあったりしています。

冬の網走駅で迎える朝。朝焼けが綺麗♪
網走駅ホームから見る朝焼け♪

 網走駅には定刻に到着しました。
レールに反射する朝焼けがキレイです。冬場の網走駅ホームから見る景色、結構お気に入りかも♪
 ホームの気温は-11度。。。一度待合室に避難します。列車の入線して改札ば始まってすぐに、釧路行きに乗り込んで座席を確保。そして、駅前のコンビニで朝食を買い込みます。

オホーツク海、海が青いです・・・(T^T)
オホーツク海、青い海です(T^T)

 釧路行き鈍行は定刻に網走駅を出発しました。
車内はほぼ満員です。ま、単行ですからね。。
桂台を出てトンネルを抜けるといよいよまちにまったオホーツク海が現れます〜。
 ・・・・・・・・とは言え、流氷の姿はいずこへ・・・・・・・・(T-T)
 まったく流氷がありません。。。北浜駅前の海岸にも流氷はおろか、海岸に取り残される流氷すらありません。。。青々としたオホーツク海が広がっています・・・(ToT)
 流氷は無いけど、木々の霧氷がキレイ・・・・。
止別あたりで、ようやく沖合に流氷を発見しました。これならウトロは流氷あるかな・・・。
                      
7時40分作成

知床斜里駅到着。良い天気♪
斜里は良い天気です♪

 列車を知床斜里駅で下車します。
バスの時間まで少しあるので、駅待合室にて旅行記を書いて、グレ電でアップを済ませます。それから少ししてバス待合室に移動して乗車券を購入。ほどなくして知床自然センター行きのバスがやって来ました。
 バスを見てびっくり・・・・。いつもなら観光バスタイプの大型バスがやって来るのですが、今日は普通の路線バスタイプの車両です。こんなバスが運用に入っているなんて。。。

 バスはさておき、一路ウトロに向けて走り出します。
天気はこれ以上文句の付けようのない程、気持ちよく晴れ渡っています。斜里岳の姿の美しい事美しい事♪
 しばらく走り続けると、いよいよ海岸線に出ますが、そこには青々としたオホーツク海が広がっています。流氷の姿は沖合の方に・・・。でも止別で見た時よりは、かなり近づいていますけどね。

ウトロは「はぐれ流氷」でびっしりです♪
ウトロの流氷は「はぐれ流氷」。
でも、びっしりです(^^)v

 所々に「はぐれ流氷」の姿は見えますけど、ここまで流氷の無いオホーツク海を知床で見るのは、初めての事です。おそらくは、先日関東で春一番を吹かせた低気圧の影響なのでしょう。

 バスはウトロ温泉に到着し、ここで半分の乗客(と言っても4人・・・・(^_^;)を降ろして、3人の乗車がありました。
 ウトロを出発したバスは、一路知床公園線に入っていきます。ここウトロ港には、大規模な「はぐれ流氷」が残っています。その流氷の上を人が歩いています。人数多いので、何かのツアーでしょう。

かんじき履いて、フレペの滝コースを歩きます。
フレペの滝コースを歩きます

 さて、知床自然センターに到着しました。
バスの車内で分けておいたザックとリュックのうち、リュックをコインロッカーに詰め込んで、まずは「フレペの滝」を目指す事にします。
 フレペの滝コース入り口で「かんじき」を履き(のらのたまさんはスノーシュー)、コースの中に入っていきます。このコースは歩く人も多いため、かなり踏み固められていて結構歩きやすい反面、物足りなかったり・・・・(^_^;

羅臼岳が美しい〜(^^)
羅臼岳が美しいです〜(^^)v

 長い下り坂を下りきると雪原に出ます。少し歩き続けて、後ろを振り向くと羅臼岳・硫黄山と真っ白に雪化粧した知床連山の、美しい姿を見て取る事が出来ます。特に、羅臼岳の美しい事・・・・。ふと頭の中を「知床峠コースを歩いていたら・・・」との思いが・・・(^_^;
 でも、ちょっと目を離したスキに、羅臼岳の山頂には雲が掛かってしまいました。これだけ良い天気でも、山の天気は変わりやすいんですね。。。

 さてフレペの滝を冬に見るのは、数年ぶりになります。
相変わらず、真っ白な海ではなくて青々とした海が広がっていますが、凍り付いたフレペの滝は、変わらぬ美しさを見せてくれていました。
 凍り付いた滝が、独特のブルーに輝いていて、凄く美しい。。。。見とれてしまいます。また凍った滝の先端が、独特の形状美を見せてくれているのも、良いですね。

フレペの滝。青いオホーツク海が恨めしい。。。。
冬のフレペの滝です。

凍り付いた滝が、また綺麗なんですよね〜♪
凍った滝が綺麗です♪

シーフードカレーです。。
お昼ご飯♪

 しばし眺めてから、今来た道を戻る事にします。
ちなみに雪原には、エゾシカ君たちが雪を掘り起こして、地面の草を食べています。冬ならではの光景ですね。
 帰り道の途中で、スノーシューを履いたツアー団体とすれ違いました。タイミングがずれて良かったと安心するのと、「今のツアーはスノーシュー履くんだ・・・・」と思ってしまったり。。。
 一度センター内に戻って、レストランで早めの昼食タイムにします。
この時期、メニューはカレーかピラフしかないので、「シーフードカレー」にしました。

知床五湖への道。除雪されています。
道道・知床五湖線。

 昼食を済ませた後は、道道知床五湖線を歩く事にします。
この道道、除雪されていない・・・と思っていたんですが、見事に岩尾別まで除雪されている事が判明。まぁでもいいや・・・・・てな考えで、除雪された道を歩く事に。。
 歩いていると、何台かの車を見かけました。中には品川ナンバーの車や、レンタカーも。。岩尾別にはいったい何があるのか・・・気になったりして。。

 歩く事1時間とちょっと。。。岩尾別付近に到着しました。ここからの眺めは、結構お気に入りポイントでもあります。知床連山を見る事が出来ますし♪
 ただ、岩尾別まで降りて何もなくて、そのあとこの坂を登ってくるのはキツイ・・・と言う事で、坂の上の方で引き返す事にしました。

知床連山がキレイです♪
知床連山・・・美しい♪

オホーツク海は青々と・・・(ToT)
オホーツク海は青々として(ToT)

岩尾別付近の景色。YHまで除雪されています。
岩尾別付近の景色です。

足跡・・・・続いて入ります。
足跡をたどって行きます

 さて、今来た道をひたすら歩いて戻りますが、自然センターの手前になって、ふと一人の男性がスノーシューを履いて、道路の横に消えていきました。
 そこを通り過ぎたものの、やはりその男性が何を目指したのかが、気になります(^_^;。
 時間もまだ2時間程度あるので、再びかんじきを履いて、その男性の後を追ってみました。

知床連山はいつ見てもキレイ♪
振り返ると知床連山が♪

 何人かの足跡があるようなので、何かのツアーで使われているような感じがします。
でも、雪は結構ふかふかで、かなりズボッと入っていきますね。はまる程では無いですけど。
 しばらく歩き続けると、ちょっとした雪原に出ます。キツネやシカの足跡が所々にあったりで、なかなか良い景色♪
 ふと後ろを振り向くと、知床連山の姿が。。。羅臼岳は雲に隠れているようで、ちょっと残念なんですけど。。

この先には何が・・・o(^^)o
足跡は続く・・・・o(^^)o

 この雪原を抜けると、今度は森の中に入っていきます。よく見ると、森の木々のいくつかには赤いスプレーが吹き付けられています。どうやら、コースの目印のような感じに見て取れます。
 かなり入り組んだ感じの道になったりで、ちょっとワクワクしてきますね(笑)。この先に何があるのか、どんな景色が待ってくれているのか、ワクワクします♪

視界が開けてその先には。。。。
いよいよゴールのようです♪

 森を抜けると、少し視界が開けて、その先にはオホーツク海が。。。
さっきの男性は、少し先の気により掛かって、「まったり時間」を過ごしていました。
 森を抜けてゴールまで歩いていきます。感じ的にはフレペの滝と同じような谷間の感じですが、滝が流れているような気配もないし。。
 かといって、看板とかもないので、ここはかなりの穴場スポットみたいです。景色も良いですし、これで一面流氷に埋め尽くされていれば、それこそ文句なしなんですけどね。

滝のようです。これで流氷があればね。。。
滝がありました。これで流氷があれば・・

しばし眺めて、まったり・・・♪
しばし眺めてます♪

 結局30分くらい眺めてから、時間も時間なので、自然センターに戻る事にします。
今来た道をひたすら戻って、道路に出ました。そして歩く事数分で知床自然センターに到着しました。

夕暮れ前の西日を浴びた知床連山。美しい・・・(^^)
西日を浴びた知床連山。美しい♪

 とりあえず、中に入って自然センターといえば、「はまなすこけももソフト」を食べながら、しばし一息いれます。
 そして、15時20分発の知床斜里駅バスに乗り込んで、知床自然センターを後にしました。
 自然センターから乗ったのは、自分たち2名だけですが、ウトロ温泉から大量に乗ってきました。
 帰りも斜里岳の美しい姿を眺めつつ、バスは知床斜里駅に到着しました。天気にも恵まれて、楽しかったですね♪・・・流氷は残念だったけど。これで来年のリベンジが・・・・・(笑)
                     
18時15分作成

 知床斜里駅での乗り継ぎ時間は1時間あるので、駅待合室で旅行記を書きながら過ごします。17時過ぎに列車が到着して、改札と同時に列車内に入ります。

川湯温泉。-7.9度です♪
夜の川湯温泉。-7.9度です♪

 2両のウチ前の1両だけが釧路行き。車内はほぼ満席になりました。座席をゲットして、旅行記の続きを書いて過ごします。知床斜里駅で25分停車したのちに、発車。斜里を後にします。

 車内ではひたすら旅行記を書いて過ごし、川湯温泉駅到着直前に完成させました♪
川湯温泉で下車して、駅前から川湯温泉行きのバスに乗り込みます。ずいぶんと乗っています。
 バスは約10分で川湯温泉街へ。郵便局前で下車して、郵便局前のグレ電で旅行記のアップを済ませます。
 宿に向かう前に、ダイヤモンドダスト会場にある温度計に目をやると、「-7.9度」を表示しています♪これは期待大です。この時間でこの温度は、川湯には何度も泊まっていますが、初めての事かも♪♪

我家での夕食です。
民宿・我家の夕食。

 さて、今夜の宿は、川湯の常宿である、民宿・我家。
宿に入ってすぐに温泉に浸かって、冷えた体を温めます。温泉から出たら、夕食タイムです。車で来た時のように、食事後に運転する事もないので、早速ビールを頂きます♪相変わらず、他の宿泊者はいないようで、二人いた去年が特別だったり・・。

ダイヤモンドダストパーティー開始前、-12.4度です(^^)v
パーティー開始前は-12.4度(^^)♪

 食後しばらくして、ダイヤモンドダスト会場の方に向かいます。すでに会場には多数の人達が集まり始めていました。
 で、温度計はなんと「-12度」を表示しています〜^^♪。ここでの最低記録を更新。これは期待大です。パーティーの開始まで、少しあるので周辺を少し散歩。。。そして、いよいよダイヤモンドダストパーティーが始まりました。
 気温は-12度で湿度は90%と言う好条件。司会者の人は最期の方がよく見えます、と言ってました。

ダイヤモンドダストパーティー会場
ダイヤモンドダストパーティー会場

 パーティーが始まってしばらく・・・・、ダイヤモンドダストが生まれ始めました。そうなればあとは、流れのようにダイヤモンドダストが・・・。それこそ、空から星が降ってくるように感じるような、それはもう言葉では表せない美しさ。。。しかも、時間が経つにつれて、その量はどんどん大きくなっていきます。
 とにかく、言葉に表せないような感動が・・・・。あの美しさはホント凄い。。。ようやく、初めてダイヤモンドダストを見る事が出来ました。写真ではうまく表現出来ないのが辛い所です。とにかく、氷の粒子が無数降ってくるような感じ。。。

なかなか写真には撮れませんね。。。
写真ではなかなか難しいです。。

 気が付けば、21時半を過ぎていて、イベントもいつもより延長してくれました。で、そのイベントが終わったあとも、ダイヤモンドダストは舞い続けています。人工・・・ではなく、天然のダイヤモンドダストが舞っている。。。しかも、ライトに照らされて「サンピラー」ならぬ「ライトピラー」も見る事が出来て・・・・・・。

 帰り際、温度計を見たら「-14度」を表示していました。
宿に帰る途中、顔になにやら氷の粒が当たります。無数に・・・・。街灯の方を見てみると、天然のダイヤモンドダストが舞っています。携帯のライトを照らしてみると、キラキラと携帯の上を舞っているダイヤモンドダスト。よく目をこらすと、ダイヤモンドダストに囲まれています。朝を待たずに、ダイヤモンドダストを見る事が出来ました^^。
                       
23時20分作成

 

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