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69回目・2006秋の北海道旅行旅日記−2
リアルタイム旅日記として作成

 [9月15〜16日 出発〜旭岳・裾合平] (9月17日 銀泉台〜黒岳縦走)
 [9月18日 大雪高原温泉沼巡り] [9月19〜20日 札幌〜北斗星2号]

9月17日

 


朝、すっかりと良い天気♪

 昨夜は20時頃から雨が降り出してきました。天気予報の雲画像を見てもちょうど層雲峡のあたりに、雨雲が・・・・。でも翌日の天気は晴れの予報なんですよね〜。
 黒岳の湯からの帰りにセイコマに立ち寄り、翌日の昼食の食材を買い込みました。帰ってきて旅行記をアップして、23時には寝に入りました。
 起きたのは目覚ましセットした5時過ぎ。恐る恐る外を見てみると、霧が出ていますが空は青空が見えています。
 朝の儀式を済ませて食堂で「おにぎり」を受け取って、5時50分に宿を出発してバス乗り場へ。振り返ると黒岳山頂が姿を見せています。

 6時発の銀泉台行きシャトルバスに乗り込みますが、すでに長蛇の列・・・。高原温泉行きバスが停まっていますが、車内は閑散としています。高原温泉行きバスが出たあと銀泉台行きバスがやって来て、満員で層雲峡を出発しました。


銀泉台ヒュッテを出発します

 層雲峡からレイクサイトまで25分。レイクサイトに経由するのですが、一人降ろしただけで乗せませんでした。レイクサイトでも長蛇の列が出来ていましたが、後続のバスに乗せるようです。
 レイクサイトを出て来た道を戻って、銀泉台への林道を走ります。朝一のバスなので対向車はほとんどありません。タクシーと2度すれ違ったくらいです。
 レイクサイトから銀泉台までは30分程。もうすぐ到着の直前で斜面が見えるのですが、見事に紅葉しています。去年以上かも・・・♪

 銀泉台に到着して、まず登山名簿に記入します。日帰りと縦走で別々の用紙に記入なのですが、今日は縦走者が多いので、列が出来ています。σ(^^;も縦走するので列に並んで記入を済ませました。


この景色を眺めつつ朝食タイム

 そしてすぐにトイレに駆け込みます。出すものは絞り出しておかないといけません(爆)。すでに女子トイレは長蛇の列ですが、男子トイレも大側は一つしかなく、σ(^^;は3人待ちで並べましたが、その後は女子トイレ並に長蛇の列がトイレの外に出来ていました・・・(^_^;
 20分並んで用を済ませて、7時30分に銀泉台ヒュッテを出発します。
夏の旭岳登山同様、ポイントポイントでmixiに送信して登山記録を残しておきます。
 出発して少し歩いたところが、ちょっとした展望台になっています。ここはあまり立ち入る人がいないので、まずここで紅葉を眺めながら朝食タイムにします。時間も7時半を過ぎているので、朝食食べておかないと体持ちませんし・・・(笑)


赤岳登山道に入ります

 この展望台からも銀泉台斜面を眺める事が出来ます。良い感じで色付いていますね。去年より色付き具合は良いです。赤がキレイ。。。。
 宿で用意してもらった朝食を食べ終えて、7時50分に赤岳登山道に入って、黒岳への縦走登山を開始します。
 登山を開始してしばらくは、結構急な斜面を登り続けます。昨夜の雨の影響もあって、ぬかるんではいないものの、足場はちょっと悪いです。ただ、この辺りはまだ準備運動にもなっていないですけどね。。。

 赤岳登山道入り口から歩く事8分程度で、銀泉台斜面に到着です。
 キレイですね〜。去年より色付きが良いです。これで7割くらいでしょうか。昨日で7割だったそうですから。でも、見頃と言っても過言ではないと思います。写真撮っている人も多いですし。ずっと眺めていたいくらい。しかし、のんびりしている訳にも行かないので、写真を撮って歩き始めます。


銀泉台斜面・・・キレイ♪


ほぼ見頃です(^^)♪

 しばらく歩いたところに、去年グラデーション紅葉がキレイだった場所があるのですが、今年の色付きはイマイチです。
 8時15分、第一雪渓を通過。ここから眼下に銀泉台斜面を見る事が出来るのですが、これがまた赤がキレイ・・・・♪ ホント良い眺めであります。
 第一雪渓からしばらく斜面を登り続けて、8時35分に第二雪渓を通過。ガレ場の上にあるグラデーション紅葉が見事。天気良いので去年よりキレイに見えます♪


第一雪渓から銀泉台斜面を


第二雪渓のグラデーション紅葉♪

 第二雪渓の急なガレ場をよじ登ります。ほとんど岩登りに近いような。このガレ場を登りきると8時45分、奥ノ平に到着です。この奥ノ平の紅葉も去年よりキレイです。ホント赤とオレンジが去年よりキレイに出ています。
 奥ノ平の紅葉を眺めながら歩きます。斜面を登った上から見下ろす紅葉も、またキレイなんですね〜。


オレンジと赤がよく出ています


天気も最高♪

 奥ノ平の斜面を登り続けてしばらくして、9時にコマクサ平に到着です。目の前にはカラフルに紅葉した赤岳の姿が・・・。去年は雨降ってましたからね〜。ただ、このコマクサ平ですが、なんか臭いです。糞尿の匂いが風に乗って漂ってくる・・・。う〜ん。。。
 去年はコマクサ平で折り返しましたが、今日はそのまま登山道を突き進みます。赤岳が近づいてくると、山肌の紅葉がさらにカラフルに綺麗に見えます。日が当たっているところはオレンジが輝いている♪


コマクサ平に到着


第3雪渓の紅葉が見事

 9時15分、第3雪渓の麓を通過。さっきからずっと見続けていた雪渓を登ります。ガレ場が占めますが、この登山がかなりキツイです。ただ、紅葉があまりに見事なので、それを眺めながら登っていきます。斜面の紅葉と眼下に広がる紅葉・・・。美しい・・・。


その紅葉を間近で^^


第3雪渓を登山中の景色


第四雪渓付近。。。

 この第3雪渓を登りきって山頂・・・ではなく、登りきった先に第四雪渓が待ちかまえています。そしてその先に赤岳山頂が見えてきました。
 9時45分、第四雪渓の麓を通過します。最後の登りですが、これがまたキツイ・・・。でも、もう少し登れば・・・の気合いで、10時4分、赤岳山頂に到着しました。
 山頂には驚く程たくさんの人で賑わっています。そしてここから眺める景色♪
北海岳、鳥帽子岳、北鎮岳、黒岳などの山々を見る事が出来ます。ずっと眺めていたい・・・という衝動を抑えて、10時15分、赤岳を出発します。


赤岳山頂到着!


山頂から黒岳方面の景色


小泉岳山頂

 赤岳山頂を出発して白雲岳方面に進みます。先ほどまで数珠繋ぎだった登山者はめっきりと数を減らします。登山道はゆるやかな上り坂が続きますが、先ほどまでに比べれば平坦路みたいなものです。
 景色を眺めながら歩き続けて小泉分岐に到着。山頂は緑岳方面にちょっと歩いた場所にあるのでそこまで行き、10時40分、小泉岳到着。平坦な場所に山頂があるのは間宮岳と同じですが、立派な山頂標識がある間宮岳とは違い、途中で折れてそのままのボロボロな山頂標識が小泉岳山頂を主張していました。

 小泉岳山頂をすぐに折り返して小泉分岐を白雲方面に歩き続け、10時50分、白雲分岐に到着。左に行けば忠別岳に白雲避難小屋方面、右に行けば北海岳方面ですが、予定していたコースタイムよりかなり早い時間なので、そのまま真っ直ぐ白雲岳に向かいます。


白雲平。目の前の山が白雲岳

 白雲岳登山道、ガレ場続きです。岩歩きが続くのでかなり歩きづらい。。。しかも岩も大きいですし。気を抜く事が出来ません。
 このガレ場を登りきると平坦路に出ます。広々とした草原が広がるのが白雲平。この白雲平を眺めながら歩き続けて、山頂へ続く上り坂を登っていきます。この道も山頂直下は岩登りです・・・(^_^;。登山道ではなく、岩をかき分けて登っていくと、11時20分、白雲岳山頂に到着。
 この白雲岳山頂、もはや絶句です。とにかく、絶景が広がっています。段々畑のような紅葉・・・。小鉢平の赤・オレンジ・黄色・緑の鮮やかな紅葉。。。ただただうっとり・・・の景色が眼下に広がっています。
 ただ残念なのが、曇っていた事。ガスも薄く広がっています。これがピーカンの天気だったら、どんなだったか・・。まさに「神々の遊ぶ庭」大雪の紅葉が眼下に広大に広がっています。この風景を見る事出来ただけで、もうこの旅に満足してしまったようなものです。


段々畑のような紅葉・・・


「神々の遊ぶ庭」。雲が恨めしい。。

 しばらく山頂からの景色を眺めていて、11時35分、後ろ髪を引かれつつ白雲岳山頂を出発しました。山頂下の岩を慎重に降りていきます。登る時はヒーヒーだったけど、降りる時はあっという間です。
 12時ちょうどに白雲分岐を通過。北海岳方面に向かいます。白雲分岐から北海岳の間は、コースタイムで1時間20分の行程。万年雪の雪渓を眺めたり紅葉を眺めたり、起伏も富んでいて、歩いていてもなかなか楽しいです。中間地点から北海岳の間の区間は、紅葉が美しい。。。特に登山道脇だと、紅葉したチングルマがとして綺麗です。綿が浮いているような感じ・・・。ナナカマドとチングルマの組み合わせが、とても良いですね。みていてうっとりしてしまいます。。


チングルマの紅葉がキレイ


ちょっと雲が多い。。。


北海岳山頂到着^^

 小鉢平の紅葉と、後旭岳に松田岳の姿を眺めながら最後の急坂を登り切ったところが、北海岳山頂。12時55分到着です。
 北海岳山頂に立つと、目の前には御鉢平が広がっています。8月に中岳分岐〜北鎮岳にかけて眺めていた御鉢平の紅葉した姿が眼下に広がっています。もう、言葉も「お〜」しか出てきません。


昼食タイムです♪

 さてここ北海岳山頂でお昼ごはんにします。このために今回ガスコンロを持ってきました。早速セットしたて点火しようとしますが、点火しない。。。何度スイッチを押しても火花が飛びません。。。。タバコ吸わないσ(^^;はライターなど持っていません。なんとか気合いでスイッチを押し続けて10分後、ようやく点火に成功♪
 鍋に水を入れて、昨夜買ったご飯と雑炊の素を入れて出来上がった、鮭雑炊。風冷たくて肌寒い北海岳山頂で食べる、熱い雑炊は暖まるし美味しかったです〜。山頂で簡単に調理して景色を眺めつつ食べる。もう最高です♪


 


御鉢平全景


 

 13時47分、北海岳山頂出発。黒岳方面に向かいます。
北海岳山頂から黒岳石室にかけての紅葉が、また綺麗なんですね〜。ホント、歩いていても溜息しか出てこない程、美しい景色が広がっています。
 大きな万年雪の雪渓があったり、湿原のような湿地帯もあったりと、変化に富んでいます。ナナカマドの赤もすばらしい。とにかく、美しい・・・・。
 登山道で何人かの登山者とすれ違いました。おそらく白雲避難小屋に向かうんでしょうけど、15時前にすれ違った2人、日没前に避難小屋着けるのか心配になります。それか、途中でキャンプ張るのかもしれませんが。。


目を奪われる景色が・・・


とにかく・・・・・すばらしい♪


黒岳石室に到着

 15時ちょうどに、黒岳石室に到着。とりあえずトイレに入って用を済ませます。桂月岳に登ろうかと思いましたが、山の背後にイヤな感じの雲が接近していたので、桂月岳は止めて石室を出発して黒岳山頂を目指します。
 石室から黒岳山頂までが、この縦走最後の上り坂になります。その最後の登山はガレ場登りです。しばらく登って背後を見てみると、石室付近の紅葉が美しいのと、その風景がガスに飲み込まれていきます。。。
 ガレ場を登りきったところで、予想していたとおり小雨が降ってきました。すでに視界はゼロに近いです。


最後に黒岳山頂を目指します


振り返って黒岳石室付近の景色を

 とりあえずカッパを着て歩き続け、15時36分、黒岳山頂に到着しました。山頂に到着してしばらくして雨は止んだので、カッパを脱ぎます。そして、最後の山なのでカップでお湯を沸かし、ティーパックの紅茶を入れてミルク入れて、ミルクティーを作ってみました。美味しいです♪  到着時はガスに包まれていましたが、次第に晴れてきて眼下にマネキ岩と紅葉を眺める事が出来ました。ただ、色付きは去年の方が断然良かったです。去年は見頃ドンピシャでしたからね。


黒岳山頂到着♪


山頂から見るマネキ岩と紅葉


色付きはあまり良くないかも。。

 16時ちょうどに、黒岳山頂を出発します。山頂を少し降りると目の前にマネキ岩を見て取れます。紅葉はまだ色付きの最中みたいな感じです。ただ、マネキ岩の下の紅葉は綺麗なんですよね〜。今年の黒岳、山頂から色付くのではなく、8合目付近から色付き始めた結果なのかもしれません。
 最後の下山なので慎重に降りていきます。足にきているのがσ(^^;自身分かっていますから。


7合目に到着・・・

 17時ちょうどに、7合目ペアリフト乗り場に到着。登山名簿に記入して、銀泉台〜赤岳〜白雲〜北海〜黒岳の縦走は、無事に終了しました。疲れました〜。
 って、ここで終わりではなかったりします・・・(^_^;
 実は19日の朝に黒岳登山の予定でしたが、天気予報見ると19日は完全に雨の予報。登山は無理そうなので、当日予定していた5合目からの登山の代わりとして、5合目目指して歩いて下山を続けます。


さらに歩いて下山します。。


6合目通過・・・


5合目ロープウェイ駅に到着。。

 リフトの横を平行に登山道は続いていますが、この登山道が予想していたより、はるかに歩きづらい。。。岩場が多かったりします。登山道も結構荒れていますし。でも、歩いている人はけっこういるみたいです。
 初めて見る「6合目」の標識を確認して下山を続けて、17時30分、黒岳5合目ロープウェイ乗り場に到着しました。これにて縦走無事終了です。
 17時40分発のロープウェイに乗り込み、層雲峡温泉街に戻り、宿に戻りました。
明日は、大雪高原温泉、高原沼巡りです。
                     
22時45分作成

 

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