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67回目・2006 初夏の北海道旅行−II旅日記−1
リアルタイム旅日記として作成

 (6月28〜29日 出発〜天売島) [6月30日 天売島] [7月1日 礼文島]
 [7月2〜3日 美瑛〜北斗星2号]

6月28〜29日

 
 時間の過ぎ去るのはまったくもって早いです。。。。。
気が付けばもう6月も終わり・・・。梅雨真っ直中の時期といえば、毎年恒例となっている天売島帰島の季節でもあります。
たしか今年で7年連続7回目・・・。ここまでハマッたのは知床以来かもしれません。
 職場はすでに日中は真夏日となっています。。。今日も32度・・・でしたね。仕事を定時であがって、一度帰宅してのち出発。とにかく蒸し暑いので、せっかく風呂に入ったのに、みずほ台駅に着く頃には、すっかり汗かいてしまいました・・・・(T-T)

 東上線・丸ノ内線を乗り継いで東京駅に着いたのは、17時40分前。東海道10番線の案内板には「18:03 寝台特急はやぶさ・富士」と表示されて・・・。それを横目に新幹線ホームに向かいます。

出発はいつも通り東京駅
出発は東京駅から「はやて29号」

 八戸行き「はやて29号」は22番線ですが、すでに時刻は44分を過ぎているので、折り返しの「なすの」が到着していなければならないのに、ちょうど長野行き「あさま」が出ていったところ。。。どうやら、ダイヤが乱れているみたい。。。
 47分頃に「なすの」が到着して、車内清掃に取りかかります。その間に夕食の弁当とビール類を買い込んでおき、5号車に向かう途中で清掃終了して乗車が始まりました。時刻にして55分です・・・。乗り込んでいる最中に発車ベルが・・・・(^_^;
 いい加減、この慌ただしさは何とかならないものなんでしょうかね〜。乗車開始してわずか1分あるかないかで、東京駅を発車していきました。


日没前の車窓景色・・・

 ホームは人が多く、それでいてめちゃくちゃ蒸していたので、かなり汗をかいてしまった・・・。少し落ち着く間もなく上野駅に停車して、乗客を飲み込んでいきます。
 なんとか落ち着いたのは、荒川を越えたあたりですね〜。ようやくビールを開けて仕事後の一杯を頂きます♪
 大宮駅で乗客を飲み込んで、東北新幹線に入っていきます。ちなみに列車の遅れの原因は熊谷駅での信号トラブルだそうな・・・・。

 天気は梅雨空で曇ったり少し晴れたりの繰り返し。。。夕日は見られそうにないです。。。まぁ、時期が時期ですからね〜。
 ビールを飲みながら雑誌を読みつつ、のんびりと過ごします。いつのまにかに「北斗星1号」を追い抜いています。日没が遅いので、ディナータイムは良い雰囲気でしょうね〜。札幌行き「北斗星」に乗りたくなってきます。。。。

夕食は「青葉の宴」。
「青葉の宴」弁当で夕食

 あたりが暗くなってきたところで、仙台駅に停車します。
仙台で隣の席の人が降りて、乗ってこなかったのでようやくのびのびと出来ます(笑)。仙台では乗降ともに多かったですね。
 仙台駅を出発してから、夕食タイムにします。
東京駅で購入したのは「青葉の宴」。去年もこのお弁当だった気がしますが、中身は別物2006年バージョンですね。値段も1300円とまあまあ、美味しかったですしね♪
 弁当食べ終わって、良いタイミングでゴミ回収が回ってきました。もうずいぶん長い期間、新幹線車内のゴミ箱は使用禁止が続いています。いつまで続くのかな〜。。。

盛岡で「こまち」と別れます
盛岡で「こまち」と別れます

 仙台を出て1時間くらいで盛岡駅に停車します。ここで「こまち29号」を先に行かせるのですが、隣の席がいないので当然見物してきました・・・・・(^_^;。ちなみに他にギャラリーゼロです・・・・・・(^_^;;;;
 盛岡を出発して少ししてから、旅行記作成に取りかかり、ある程度書いていたら終点八戸に到着しました。

八戸から「つがる29号」で。。。
八戸で「つがる29号」に乗り継ぎ

 八戸からは弘前行き「つがる29号」に乗り継ぎます。
この「つがる」ですが、2月までは485系電車を使用していたのに、いつのまにかE751系電車に取って代わられています。3月のダイヤ改正で使用車両が変更されたのでしょう。かつての「スーパーはつかり」以来久しぶりに乗るE751系です。先頭車は相変わらずブサイクですな・・・(笑)
 八戸駅を定刻に発車します。青森まではちょうど1時間・・・・。その間に旅行記を仕上げるとします。。。
                      
 21時35分作成

札幌行き急行「はまなす」
今夜の宿は急行「はまなす」

 旅行記を仕上げた後は、雑誌を読みながらのんびり〜と過ごしていました。
 八戸から1時間で青森駅に到着しました。ここでようやく「札幌行き」の文字を見る事になります。
 今夜の宿は急行「はまなす」カーペットカー4号車24番上席、半個室部屋です♪
 発車まで時間があるのでいったんホームに出てみると、ちょうど青森止まりの「スーパー白鳥」が到着しました。う〜ん、お客さん乗っていない・・・(^_^;
 車内に戻り、旅行記のアップを済ませてしばらくして、青森駅を定刻に発車しました。


カーペットカー2階席

 青森駅を出発してしばらくすると、蟹田駅に停車。ここで上野行き「カシオペア」とすれ違いますが、ほぼ満室のようです。さすがですね〜。。。
 蟹田を出て海峡線に入り、いくつかトンネルを抜けて青函トンネルに入っていきます。雑誌を見ながらゴロゴロしていましたが、24時を回ってから寝に入りました。ちょうど吉岡海底駅を通過した後ですね。。。

札幌到着。晴れてます♪
札幌到着、晴れてます〜(^^)

 夜は熟睡いたしました♪ 函館停車もまったく気が付きませんでしたし。
 起きたのは新札幌到着の10分前ですね。小窓から外を見てみると、朝日が眩しい・・・つまり、晴れています(^^)。
 札幌駅には定刻に到着しました。ホームに立つとヒンヤリ・・・とした空気に包まれます。蒸し蒸しした埼玉の朝とは大違いです。
 札幌からは旭川行き「スーパーホワイトアロー1号」に乗り継ぎます。もちろんuシート♪
乗り込む前に朝食の弁当を買い込んで、札幌を出発しました。
 天気は悪くありません。このまま羽幌までこの天気が続いて欲しい。

「夏のお祭り弁当」で朝食♪
「夏のお祭り弁当」です♪

 さて、朝食に購入したのは、夏と言えば期間限定の「夏のお祭り弁当」です。毎年これを楽しみにしていますし。おかずが微妙に変化しているんですね。美味しかったです♪
今旅行でもう一回食べられるのが嬉しかったりして・・・(笑)
 食後は旅行記を書きながら過ごしています。そして深川駅に到着し、ここで下車します。

かつての急行「礼文」仕様車。
深川で留萌行き鈍行に乗り継ぎ

 深川からは留萌行き鈍行に乗り込みます。ちなみにこの留萌行き鈍行に使われているキハ54 527はかつての急行「礼文」に使用されていた車両。車体側面の2本の赤帯がそれを物語っています。
 深川を出発して、列車は山間部に入っていきます。気が付くと、雨が降り出していました・・・。パラパラの小雨程度ですけど。。。
 かつては早朝から観光バスが停まっていた恵比島駅も、いまでは閑散としていますね。。
 9時1分に留萌駅に到着。とりあえずバス停に急いでみますが、そんな目の前を豊富行きバスが通り過ぎて・・・・。仕方ないので、予定通りに10時5分発のバスで羽幌に向かうことにします。
                        
9時20分作成

日本かオロロンライン走ります(^^)
日本海オロロンライン。天気が・・

 バス待っている間に旅行記をアップして、10時5分発の豊富行きバスに乗り込みました。乗客はパラパラですね。。。。
 日本海オロロンラインを北上します。車窓には日本海がずっと見えている訳ですが、どう見ても波が高い気がする・・・・(^_^;
 行きも帰りもフェリーなので、2年前の悪夢が蘇ります(笑)。とりあえず、羽幌に着いたら、酔い止め薬を買っておいた方が身のためのようです。。

あけぼの食堂の「生ウニ丼」
お昼ご飯は「生ウニ丼」♪

 ウトウトしながらバスの中で過ごしています。苫前を通過して白浜海水浴場前のココカピウ・・・営業していました。「ウニ丼・・・」とつぶやきつつ前を通過していきます。。。
留萌から走ること1時間半で羽幌本社ターミナルに到着して、ここで下車します。
 羽幌に着いたらまず薬局で酔い止め薬を購入。そのままはぼろ温泉の方に向かって歩きます。
 お昼ごはんは、はぼろ温泉のうしろにある「あけぼの食堂」です。バフンウニ丼にしたかったのですが、まだ入っていないとの事で、ムラサキウニの生ウニ丼にしました。

フェリー「おろろん2」です。。
フェリー「おろろん2」

 今回の旅で最初のウニ丼。美味しかったですね〜(^^)。ウニ丼に満足して、羽幌港に向かいます。一年ぶりに見る「おろろん2」が停泊しています。
 クーポンを乗船券に変えて、酔い止め薬を飲みます。今まで生きてきて、酔い止め薬を飲むのは生まれて初めてです。。。。

羽幌港を出港します♪
羽幌港を出港します。。

 フェリーに乗り込みます。2等船室は斜めに傾斜していて、とても酔いやすい構造なんですよ、しかも一番縦揺れする船首部分にありますし。。。
 酔い止め薬が何処まで効いてくれるのか、ちょいと心配しつつ、13時定刻に羽幌港を出港しました。お客さんはほどほどに乗っています。
 さて、酔う前に寝るとします・・・・(^_^;
                      
13時10分作成

焼尻島を眺めてその先に天売島・・・
焼尻島を出てその先の天売島へ

 旅行記を書き上げたら、速攻で寝に付きました。それにしても、凄い揺れです。。。。重力が上下に加わっていて、寝ていても気持ち悪くなりそうな感じ。2年前と同じか、それ以上に揺れている気がします。
 なんとか寝付いて、気が付いたら焼尻島へ入港していました。
 デッキに出て外の空気を吸い込むと共に、焼尻島の景色を船上から眺めます。頭がグラグラ・・・と(^_^;
 焼尻島では半分くらい下船していって、ツアーと思われる爺さん婆さん一行が乗船してきました。一気に2等船室は満員に・・・。

ようやく天売島に到着・・・
ようやく天売島に到着・・・・

 焼尻島を出航してからは、混んでいる船室を避けてデッキで過ごすことにします。外は寒いけど、船内にいたら間違いなく吐きそう・・・(^_^;。酔い止め飲んでいなかったら、どうなっていただろうか。。。。
 デッキで海を眺めると、波の高さがよく分かります。小型のフェリーはまるで木の葉のように。。。まもなく天売島に入港するという時に、船内に戻りますが、焼尻から乗ってきた一行の数人がゲーゲーしていました。。。これだけ揺れればね。。。。

海底探勝船は欠航・・・・・。
海底探勝船欠航の張り紙

 天売港には定刻に到着しました。
7年連続7回目の天売島。毎年必ず帰ってくる島は天売島だけ。何にもないこの島が、凄く気に入っているんですね〜。
 天売島に上陸して、まず今日の宿であるオロロン荘のご主人にリュックを預けて、自転車を借りてサイクリングに出かけます。当初の予定では、観光船に乗る予定でしたが、高波のために「欠航」の文字・・・・、仕方ないです。。。

眼下には漁船が座礁していた・・・
眼下には座礁した漁船が・・・

 昨日までの雨予報は何処へ行ったのやら・・・、所々晴れているという天気。全体的には明るい曇り空ですね。
 道内5離島のうちで、唯一一度も雨に降られていないのが、この天売島。強力な天売晴れ男の神通力は、健在でした♪


ゴメ岬の先端まで歩きます

 いつものように、反時計回りで走ります。まずは、ゴメ岬灯台の方に向かいました。
 灯台の下で自転車を置いて、歩いて先に進みます。ずっと降りていくと海岸に出るはずなのですが、道が草に埋もれているので、途中で写真を撮って引き返しました。このあたりの景色も、なかなか良いんですよね。
 眼下の海岸には、なんと漁船が座礁して打ち上げられていました。。。たしか去年は無かった気がします。この一年のうちに起こった事故なのでしょう・・・。

 灯台から戻ったら、去年と同じく天売島内陸の林道探検サイクリングです(笑)。結構立派な林道が続いているんですね。去年は左側を走ったので、今年は右側ルートを走ります。
 いったい何処まで続いているのか、ワクワクしてきますね。しばらく走り続けると、ぷつんと林道は途切れてしまいました。林道が終わった先は獣道のように続いていますが、ここで止めておきます。何処まで続いているんだろうな〜。。。

立派な林道が出来上がっていて。。。
何のための林道だろうか・・・?


ここでプツンと終わってます。。

観音崎展望台
観音岬展望台から屏風岩方面

 林道を元に戻って、いつもの島周遊道路に出て、観音岬展望台のほうに向かいます。ひちすら上り坂なので、歩いていると暑いんですが風は冷たい。身体の内部が暑くて外側は寒い状態です・・・・(^_^;
 観音岬展望台が近づくに連れて、ウミネコの「ミャーミャー」と鳴き声が大きくなってきます。だんだんと海鳥の縄張りに近づいていくのを、音で感じ取れます。


観音岬からゴメ岬方面

 観音岬展望台に到着。ウミネコに占拠されています・・・・(^_^;。ミャーミャー鳴き声の凄いこと・・・・。屏風岩方面の水平線付近は晴れています。キレイな夕焼けが見られそうな感じがします♪
 時間も17時前になってきたので、観音岬で引き返すことにしました。来る時は上り坂オンリーだったので、当然帰りはずっと下り坂です♪

オロロン荘の夕食です
オロロン荘の夕食です。

 ほぼ天売島での常宿になっている、オロロン荘が今夜の宿。
部屋に入って少し旅行記を書きます。去年はσ(^^;一人でしたが、今日は宿泊客多いようです。
 17時半に夕食が部屋に運ばれてきます。ビールで一人乾杯と・・・。
ウニ・焼きウニ・アワビ・ナマコ・ホタテなど・・・・。今日は波が高くて漁はないのに、生ウニ出てくるあたりがウニの産地ならではですね♪料理の美味しい宿は良いですね。

赤岩展望台からの夕日
赤岩展望台から眺める夕日

 食後しばらくして、17時にウトウ観察ツアーに出発します。
オロロン荘の場合は宿のご主人が、赤岩展望台まで案内してくれます。この無料観察ツアーもオロロン荘の特徴で、だから常宿にしているんですけどね。
 去年は一人だったけど、今日は6人くらいいました。宿から5分程度で赤岩展望台に到着です。

今年は餌くわえたウトウが少ない。。。
餌くわえたウトウが少ない。。

 ちょうど日没直前でしたが、残念なことに太陽の沈む水平線には、雲の姿が・・・。少しだけ太陽の光が見えるんですけど、ダメですね。。。日没後の夕焼けも、少し物足りない感じ・・・。雲が多すぎるからかな。それでも日没後しばらくしたら、真っ赤に焼けましたけどね、一部の雲だけ・・・・(^_^;

 さて、日没と前後してウトウの帰巣が開始されます。
と、今年は例年と違う・・・。帰巣してくるウトウの数が極端に少ないこと。。。で、ほとんどのウトウは巣穴の近くでウミネコと共に待ちかまえています。餌をくわえたウトウが戻ってくると、ウミネコだけでなくウトウも餌横取り戦に参加しています。

 しだいに辺りは暗闇に支配されますが、とにかく餌をくわえたウトウの少ないこと少ないこと。。。去年までは20時半頃になれば、あちこちで餌をくわえたウトウを見る事出来たのに、今年は餌をくわえたウトウが戻ってくると、すぐに横取り戦が開始されます。じっとしていないので、写真に撮れない・・・・。ただでさえ、餌をくわえたウトウの数が少ないのに・・・。

 それでも、EOSでは何枚か手応えを感じた写真が撮れました。ストロボが年一回活躍する撮影(笑)。こういう撮影では、一眼レフの方が確実に撮影出来ますね。コンパクトデジカメでは、ダメだ・・・・・。
 宿のご主人によると、ここ10日程前から餌をくわえたウトウの姿が、極端に減っているとのこと。。。餌となる魚の数が今年は少ないのが原因なのだそうです。

 結局21時前まで撮影に熱中していました。一緒に乗ってきたお客さんを先に宿に帰してから、再び戻ってきてくれたご主人。赤岩ではσ(^^;の他に3名程残ってましたね。
 ペンライトの電池が切れたのもあり、21時頃に赤岩を後にして宿に戻りました。
まともに撮れなかったのが、なんか悔しいです。また来年のリベンジが決定。暗闇の中での撮影も少し考えなくては。。。


焼尻と羽幌の夜景♪

 観察ツアーから帰ってきて、すぐにお風呂タイムにします。
お風呂から出た後は、旅行記の続きを書き、22時に離島の夜恒例の、夜風散歩に出かけます。いつもの坂道から焼尻島と羽幌市街の夜景を眺めます。離島の夜は静かで良いですね〜。昨日まで仕事していたのがウソみたい・・・・。
 7度目の天売島で、4度目の天売島の夜。明日は日差しが強くなりそうです。日焼け止めちゃんと塗らなきゃ・・・。
                    
 23時作成

 

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