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86回目・2008 秋の北海道旅行旅日記−2
リアルタイム旅日記として作成

9月19〜20日 出発〜大雪高原沼巡り] (9月21日 赤岳〜白雲岳〜緑岳縦走)
 [9月22日 大雪高原沼巡り] [9月23〜24日 黒岳登山〜北斗星]
 

9月21日

 
 昨夜は夕食時に、和歌山から来たという年配のご夫婦と、いろいろ話していました。赤岳往復するというので、どうせなら緑岳への縦走を勧めてみたりして。
夕食後は黒岳の湯でお風呂に入り、23時には寝に入りました。


朝、良い天気です。

 起きたのは4時半過ぎであります。よく眠れました。外を見てみると低い雲が立ち込めています。天気は良くなりそうな感じ♪
 前夜のうちに買っておいた「おにぎり」で朝食タイム。そして5時45分に宿を出発します。銀泉台行きは定期バスです。しかもユース始発。。。。バス停前には20人くらいが列をなしています。それでも、去年より少ないかも。。。天気もかなり良くなってきました。。。

 6時にバスが到着して総勢26名の乗客を乗せてレイクサイトへ。今年は高原温泉行きの直通バスが無いので、高原温泉へ行く人たちもこの定期バスを利用することになります。なので、レイクサイトに到着すると、半数以上の人たちが降りていきました。なので無事に座ることが出来た♪。ちなみにレイクサイトから定期バスの後ろに銀泉台行きシャトルバスが続行してくるので、降ろしただけですぐに出発。
 林道を走ること30分で銀泉台ヒュッテに到着します。満員だった去年に比べれば、とても楽なバス車内でした♪


銀泉台ヒュッテ


縦走出発


赤岳登山道入り口

 バスから降りてすぐに登山名簿に記入してトイレへ直行(笑)。出すもの絞り出して、7時14分に銀泉台ヒュッテを出発します。去年より10分早い♪
 しばらく林道を歩いてから、赤岳登山道に入ります。しばらく登ったところが、銀泉台斜面。事前情報通り・・・・上の方は終わり気味で下の方も色付き良くないです。。。今までで一番色付き悪いかも。。。
 だから、登山バスの乗客が少なかったのでしょうけど。。


銀泉台


色付きは・・・いまいち。。

 銀泉台で写真を撮って、しばらく歩くと第一花園。ここから銀泉台斜面を見下ろすことが出来るのですが、やっぱり色付きは良くないです。こうなると上の方は全滅か・・・とも思えてきます。。。


銀泉台の上から


第一花園

 第一花園から歩くこと20分で視界開けたところが第二花園。すでに落葉を覚悟していたのですが、紅葉折り返しとはいえ、予想外に色付きは良い感じです。去年と同じかそれに近いレベル。遠目にはそこそこ綺麗な紅葉であります(^^;。


第二花園


色付きはそこそこ♪

 第二花園を登り切ってすぐの場所が、奥ノ平。
ここの紅葉も予想以上に色付いたまま残っています。マイミクさんご夫婦も同じバスに乗っていて、σ(^^;より後に出発したのに、なぜか奥ノ平で抜かされていた。。。。いつ抜かれたのかも分からなかった。。。(^^;
 まぁ、カメラの出し入れに通過時刻の記入としているので、どうしてもロスタイムが発生しますから、抜かれても不思議では無いのだけど、気が付かなかった・・・。


良い景色♪


奥ノ平

 奥ノ平からさらに登ったところが、コマクサ平。
ここで赤岳の稜線を見ること出来るのですが、ここも予想外に色付きが残っています。もう、ハイマツの緑だけかと思っていたんですが、予想外にカラフルであります。ただ、風がだいぶ出てきた感じであります。


コマクサ平


紅葉は終わり際。。

 コマクサ平を突き進んで、第三雪渓。ここの紅葉はさすがに落葉がほとんど。。。それでもオレンジに色付いている木があったりと。。。
 去年はツアー軍団が一気に下山してきた第三雪渓ですが、今日は下山組もなく一気に登っていきます。振り向くと眼下の紅葉が綺麗♪


第三雪渓


第三雪渓からの景色

 急なガレ場を登り切ると、ようやく赤岳の山頂が姿を見せてくれます。
平坦路を歩き、最後の登りになるのが第四雪渓。ここも部分的に紅葉が残っていたりします。なんか、かなりばらつきがある感じがします。
 ガレ場の急坂を登り切り、比較的緩斜面になると風が・・・。去年ほどでは無いにしても、すごい風が。。。


第四雪渓


登山道からの景色

 9時25分、標高2078mの赤岳山頂に到着しました。たくさんの人達で賑わっています。そして、凄まじい強風も吹いてます・・・(^^;
 ただ、山頂からの眺めは最高に良いです。紅葉が残っている♪白雲岳に黒岳に北海岳に眺め最高・・・♪。これで風さえなければ・・・・。
 寒くなってきたので、ジャケットを着込みます。黒岳へ縦走するマイミクさんご夫婦も到着して、入れ替わるように赤岳山頂を出発します。


赤岳山頂


山頂から黒岳方面


北海岳方面

 去年と同じような、強風の中を歩きます。ガレ場の道なので、気を抜くと風にあおられます。。。体感温度もかなり低いし。。。
 しばらく歩き続けると、ガレ場の草原の中にポツンと山頂の印が立っているのを見つけると、小泉岳分岐。この分岐を通過して下り坂になり、てくてく歩いて白雲岳分岐に到着です。リュックをデポして登っている人が、結構いるのに驚き。。。
 白雲岳に向かって歩き出しますが、この辺りから見る北海岳と雪渓の景色が、とても綺麗であります。。


白雲岳分岐


北海岳方面の景色

 ガレ場の道を登り切ると、白雲平に出ます。このあたりは窪地になっているので風はなく、快適に歩きますが、山頂へは最後の岩登りが待っています。。。
 結構、下山してくる人も多かったりします。岩登り中に緑岳付近の景色も見えるのですが、紅葉が・・・♪


 


白雲平


  


白雲岳山頂

 岩登りを終えると、標高2229mの白雲岳山頂に到着。
目の前には、、、、ほぼ初めて見る絶景が広がっていました。過去2回、ガスに阻まれその全景を見ることが出来なかった、「小鉢平」。その小鉢平がくっきりと見渡せ、さらには旭岳の姿までくっきりと・・・・。
 思わず、感極まって涙まで出てきた始末・・・(^^;
 曇っていて日が射していないのが残念ですが、小鉢平の紅葉は見頃に近く、目の前に広がる光景は、まさに「神々の遊ぶ庭」・・・・・・。
 もはや、形容する言葉が見つからない・・・絶景が広がっています。
ただし、台風並みの暴風が吹き荒れていますけど。。。気温は9度なので、体感温度は氷点下に近いかも。。。


  

小鉢平

 岩場に隠れて風を遮り、ここで昼食タイムにします。
小鉢平に旭岳を眺めながらの食事、最高の時間であります。寒さで手の感覚が無くなってきますけど・・・(^^;。
 ずっと眺めていたいけど、そういう訳にもいかないので11時20分に白雲岳山頂を後にします。来年はぜひ晴れている小鉢平を見たい。。。
 岩場を降りて白雲平に出ると、山頂の暴風がウソのように静か・・・・(笑)。
 白雲岳分岐に戻り、緑岳方面に向かって歩き出します。


おにぎりタイム


景色最高♪


ずっと眺めていたい。。

 ここからは、避難小屋まで下り坂が続きます。
 しばらくすると、白雲岳避難小屋にその周辺の紅葉と雪渓が見えてきます。
綺麗・・・・♪。避難小屋付近の紅葉は、見頃を少し過ぎた感じで、まだ綺麗です。さらにその先には、高根ヶ原尾根の姿も見て取れます。


素晴らしい景色(^^)♪


白雲岳避難小屋

 白雲岳から約1時間で白雲岳避難小屋に到着。トイレを済ませてすぐに出発します。
避難小屋から少し降りた場所に雪渓が残っています。ここが水場になっていますが、雪渓の大きさが、去年よりちょっと小さい感じが。。。
 川が流れ込んでいるところは、氷のトンネルみたいになってます。。


雪渓


白雲岳方向


キレイ♪

 この雪渓を通過すると、尾根に向かっての上り坂となります。ほぼ最後の急な上り坂ですね。この坂を上りきると、反対側の景色が眼下に広がるのですが、紅葉が綺麗♪
 ダケカンバの黄色がかなり進んでいる感じ。ほかにオレンジ色もポツポツと。
 ここから緑岳山頂までは、ガレ場の緩やかな上り坂が続きますが、暴風も凄まじい。。途中、避難小屋を目指している登山者の方と話したりして、最後のピークである標高2019mの緑岳山頂に到着しました。


緑岳山頂

 去年と同じように、凄まじい暴風が吹き荒れてはいますが、山頂標の背後には旭岳の姿が♪

 そして、山頂からは高根ヶ原尾根と大学沼・高原沼の姿が良く見渡せます。そして、高原沼周辺の紅葉が美しい。
 去年より15分ほど早いのですが、もう少し時間があればお湯沸かして紅茶入れるのですが、さすがにそんな時間はなく、行動食を食べて一休み。
 15分くらい休んでから、緑岳の下山を開始します。


緑岳から見る旭岳


高根ヶ原尾根

 山頂下はガレ場。しかも強風付きなので、慎重に下山していきます。眼下に広がる紅葉に目を奪われると、足下すくわれますし、転落したら「死」が待ってる状況ですからね〜。
 しばらく降りると、緑岳稜線に広がる紅葉が一望できる場所に到着します。稜線の紅葉は・・・去年の方が綺麗でした。終わり際・・・ですね。それでも、また綺麗であります。
 ここまで降りると、大学沼・高原沼のほかに、空沼も見えるのですが、なんか白い・・。水が張っていない感じで、ひょっとして空沼・・・干上がっているのかも・・・。


 

稜線の紅葉♪

 ガレ場区間が終わると岩場降りとなり、岩場が終わると再びガレ場。そのガレ場が終わると低木林のトンネルを歩き続け、視界が開けるとロープ伝いに降りて少し歩くと「第二花畑」。
 終わりがけのチングルマの紅葉が、なかなかに綺麗です。緑岳も稜線につながる紅葉が、綺麗。ここも予想外に良い色付きで残っています。


視界が開けると第二花畑


第二花畑から緑岳

 第二花園を通過して少し降りたところが、第一花畑。ここも予想外に紅葉が残っていて、写真撮りながら下山していきます。
 第一花畑を通過したら、あとはただひたすら下山するのみです。第一花畑を通過直後に、二人組とすれ違いましたが、一人は3kgはありそうな三脚をリュックに付けてた。。たぶん避難小屋目指すのだろうけど、日没までにたどり着けるのだろうか・・・。かなりきつそうだったけど。。


第一花畑から緑岳


高根ヶ原尾根。。

 奥多摩の山を下山しているような感じの、登山道をひたすら降下していきます。温泉の硫黄臭が強くなってきたところで、緑岳登山道入り口の看板が。そこからすぐに、高原山荘に到着。森林パトロールで入山届けに下山時刻を記入して、15時40分に下山しました。
 レイクサイト行きの最終バスに乗り込みます。そのバスには同じ宿の方で昨夜話した方が乗っていて、赤岳〜緑岳への縦走をして15時過ぎに下山したとのことでした。
 で、その方がレイクサイトから層雲峡の宿まで乗せてくれるというので、バスをレイクサイトで降りて車に便乗して層雲峡に戻ってきました。


緑岳登山道入り口


森林パトロール到着

 明日は、高原温泉沼巡りコースの2日目です。
予報は朝から晴れ。冷え込めば一気に紅葉が進むかもしれません(^^)♪
                      
19時44分作成

 

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