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82回目・2008 冬の北海道旅行旅日記3
リアルタイム旅日記として作成

 2月15〜16日 北斗星3号〜支笏湖] [2月17日 知床半島] (2月18日 網走〜摩周エリア〜川湯)
 [2月19〜20日 川湯〜北斗星2号]

2月18日

 
 昨夜は食後に近くのコンビニにて、スノーシューを宅配便に出しました。今回はなかなか活躍してくれたスノーシューですし♪
 夜はしっかりと熟睡しました。起きたのは目覚ましセットした6時過ぎ。。。外を見てみると曇っていますが、薄日が射しています。朝の儀式を終えて6時半に「おーろら号運行情報」にアクセスしてみますが、まだ更新されていない。欠航または「流氷無し」の場合は北浜駅に行く予定なので、6時半に朝食を食べてきます。
 食事中の6時45分に再度運行情報にアクセスしてみると、、、
「臨時便 8:00  受付中  流氷あり」の文字が(@@
 いやぁ、嬉しかったですね〜(^^)。

ケータイでおーろら運行をチェック

朝の景色

バスでターミナルへ

 食後のあと少ししてホテルを出発し、網走駅へ。コインロッカーにリュックを詰め込んで、7時25分発の砕氷船乗り場行きバスに乗り込みます。
 砕氷船乗り場に到着すると、まだ観光バスの姿はなし。乗船券を購入します。コースは沖合コース。7時40分に乗船開始。ターミナル内もガラガラですから、乗船待ちの列も無いし、「おーろら」も1隻のみの運行です。
 船上から沖合の方を見てみると、真っ白な流氷帯が確認出来ます。わくわくしてきます♪ 50分頃から観光バスがやってきて最終的に4台。それでも船内は比較的余裕があります。さすがは朝一の臨時便♪


早朝便なのでガラガラ

「おーろら」に乗り込みます。

沖合に流氷の姿が♪

 8時に網走港を出航します。
港から沖合に出ると、風もあり波も高くかな〜り揺れます。天売航路の「おろろん2」並に・・・。長時間乗っていると酔うかも・・・(^_^;
 しかし、そんな心配をする間もなく、出航から僅か5分足らずで流氷帯に入っていきます。昨日「男の泪」で見た流氷帯。それが押し寄せてきているのか。。。流氷そのものは、流氷帯の先頭部隊のような感じで、隙間なくぷかぷか浮かんでいる感じ。それでもしばらく航行すると、砕氷船らしく「ゴーン、ゴーン」という響きの中、結構な厚みの流氷帯を突き進んでいきます。


まもなく流氷帯へ・・・

流氷帯に突入♪

結構な密度です。

 昨日までは、青々としたオホーツク海で流氷の「り」の字も無かったのに、たった一晩でこんなに押し寄せてくるなんて。。。天気予報で「北東の風」と言っていたから、ひょっとして・・・とは思っていたけど、まさか現実に流氷が流れてくるとは。。。
 自然の力って凄いな・・・・と感じました。

 船内に余裕があると言うことは、つまり自由に動けるのでありまして、利用サイドのデッキを何度も往復して写真を撮っていました。
 やはり知床半島側の方が流氷が厚く、水平線まで真っ白な状態が続いております。これなら北浜駅からでも、流氷を確認出来るかもしれません。
 夢中で写真撮っていましたね。その時、遠くの流氷で休んでいるのはオジロワシ。すかさずこの時のためだけに持ってきた70-210mmに付け替えて、なんとか撮影に成功♪
 ただ気になるのは、流氷帯が沖合に流されています。そんな気が。。。。


流氷♪

流氷♪♪

一面の流氷♪♪♪

 で、1時間の航行はあっという間に過ぎ去っていき、9時に網走港に戻ってきました。もう1隻の「おーろら」も出航準備を整えています。久しぶりの流氷に満足して「おーろら2」を下船しました。
 ターミナル内はさっきとは別で大混雑しています。
そして、、、、驚愕の事実が。。。
電光案内基盤の文字は。。。

「本日、流氷ははるか沖合遠くに流されており、能取岬コースになります。」
「本日流氷無し」


流氷を堪能しまして。。

まもなく流氷帯を離れます

戻ってびっくり・・。

 いや〜、びっくりしましたね。σ(^^;の乗った臨時便はあんなに流氷帯を航行していたのに、次の便から流氷無しとは。沖に流れていた流氷。ホントあっという間に沖に流されるんだと実感しました。
 「早起きは三文の徳」とは言いますけど、流氷見る事が出来て、ホントラッキーでした。
9時15分発のバスに乗り込み砕氷船乗り場を出発。網走駅前で下車してリュックを取り出し、発車ギリギリで「オホーツク4号」に乗り込み、網走を後にしました。
                
   10時45分作成

 「オホーツク4号」を美幌駅で下車します。とりあえず駅前の郵便局に立ち寄って、阿寒バス待合室にて、弟子屈までの乗車券を購入。そして、駅の待合室に戻って旅行記を書いてバスの時間まで待つことにします。
 10時50分前に阿寒パノラマコース・阿寒湖畔行きのバスが到着。平日・・・・どれだけ乗っているのかドキドキでしたが、すでに9人乗車していました。σ(^^;含めて10名です。この時期にしては、なかなか良い乗客数なのでは。。。


美幌駅


阿寒パノラマコースのバス

 美幌駅を出発して、市街地を抜けて美幌峠に向かいます。市内から降っていた雪は、郊外に出ると本降りに近い状態。。しかも峠に向かって標高あげていくと、風が強くなってきて吹雪に・・・(^_^;
 時折、ホワイトアウト状態にもなるし。。。国道を走っているのはトラックとバスばかりで、あまり普通車は見かけませんね。。。バスの後も車来ていませんし。。。
 美幌駅を出発して約30分くらいで美幌峠に停車。
・・・・・・・・・完全に吹雪いています(^_^;。
でも、もちろん写真は撮りに出かけます。吹雪の中展望台へ。予想通り、何にも見えません〜。風で吹き飛ばされそうになるし。。。。


屈斜路湖は・・・見えない

吹雪の美幌峠

国道はこんな感じ


廃業した「こまめや」

 写真撮ったら、すぐにバスへ戻ります。国道も完全に凍結していますし。。。。
吹雪の美幌峠を出発して、峠を下りていきます。携帯が通じるようになったところで、「おーろら号運行情報」を眺めてみますが。。。。なんと、9時半は能取岬コースで運行して、11時以降の便は高波で欠航になってました・・・・。朝一の便はホントラッキーだったようです。
 バスは屈斜路プリンスホテル・和琴半島と停車していきます。冬の和琴半島で乗り降りしているの、未だに見たこと無いんですけどね、どこか営業しているのだろうか。。。
 和琴半島を出てコタン分岐から屈斜路湖湖畔道路に入ります。交差点の近くにある「こまめや」ですが、廃業してしまったんですね。。。窓には固くブラインドが。。。このあたりだと、あとは「はなこや」だけか。。。。


紅まるコロッケ定食

 12時15分に屈斜路湖・砂湯に到着。ここで昼食タイムを含めて40分停車します。まずさきに昼食タイム。さすがに冬季は空いていて店内ガラガラ。「紅まるコロッケ定食」でお昼ご飯にしました。
 食後は砂湯で白鳥相手に撮影会(笑)。去年は結氷しなかった屈斜路湖ですが、今年はしっかりと全面結氷しています。砂湯の付近は氷が流氷のように浮かんでいて、湖奥側の氷には「御神渡り」のような感じになっているところも。。。この白鳥目当てに撮影している人がたくさんいます。天気は少し晴れ間も見えてきました。


屈斜路湖と白鳥


雪も止んで天気もそこそこ良いです

 砂湯を出発して、今夜の宿泊地である川湯温泉街を通過。川湯温泉で2名追加して次の硫黄山へ。
 硫黄山に向かうとき、前方どす黒く分厚い雪雲がとても気になります。あの感じだと、摩周湖は雪雲の中だろう。。。たぶん今日はダメかな・・・と。。。
 硫黄山でも写真取りに出かけます。固い雪の上に風で飛ばされた新雪が積もっていて、谷間ではハマっている人達が何名かいます(笑)。写真撮ったらレストハウスで「硫黄山温泉たまご」と「硫黄山ソフト」を買って、バス車内で頂きます♪


冬の硫黄山


辺りは新雪で真っ白♪

 硫黄山を出発して、次は摩周湖へ。夏場は第3展望台経由ですが、冬季はいったん弟子屈市外まで向かってから、摩周湖横断道路に入ります。
 で、その横断道路・・・・・・凄まじい地吹雪でしてホワイトアウト状態もしばしば。。。まぁ、この辺りは吹きさらしですからね〜。坂道に入ると地吹雪も無くなって視界良好。標高を上げていくにつれて、天気も良くなってきています。。ただし、摩周岳の姿は見えず。。
 摩周第一展望台駐車場に到着。急いで展望台に向かいますが、、、、、、湖の半分、カムウィッシュ島から先は雪雲の中で全景が見られません・・・・(T-T)


湖面の上には分厚い雲。。


全面氷結しています♪

 それでも、全面結氷した摩周湖を見るのは、久しぶりです。湖面の雪は強風で不思議な風紋を描いています。雪が波打っているみたい。。。
 見学時間は20分。いったんレストハウスに入ってハガキを購入。ふと外を見てみると、なんと摩周岳の姿が。。。。! 
 急いで雪をかき分けて展望台へ。15分経過して残り5分。。。ついに全面結氷した純白の摩周湖、その全景が姿を現してくれました(@@
 5分間は無我夢中でシャッターを切っていました。このまま展望台に残りたい衝動に駆られたほど。。。劇的に変化したその姿に感動。。。こういう事・・・・あるんですね。


雲が晴れて摩周岳も♪


久しぶりに見る氷結した摩周湖


摩周駅で下車します。

 後ろ髪を引かれつつ急いでバスに戻り、摩周湖を後にしました。
バスは弟子屈市内に入って、JR摩周駅に到着して、ここで下車します。摩周駅で下車したのは、σ(^^;含めて4名です。バスの足回りは雪でびっしり。。。
 さて、網走行きが来るまで2時間半あります。バスもあるけどこちらも2時間後。。。タクシー乗って摩周湖に行きたいのがホンネだったりして・・・・(^_^;
                       
 16時20分作成

 列車待ちの間、弟子屈郵便局まで往復したあとは、駅待合室にて旅行記を仕上げました。アップして間もなく釧路行き鈍行が到着。それからしばらくして、網走行き鈍行が到着して乗り込みます。
 20分くらいで川湯温泉に到着。隣の登りホームには、なんと「流氷ノロッコ号」の編成が停車していました、もちろん回送列車。。。
 さて、川湯温泉駅から川湯温泉行き連絡バスに乗り込み、郵便局前で下車します。


網走行き鈍行


川湯駅には流氷ノロッコ号が

 ホテルに向かう前に、湯の川盆地の温度計を。「-5.7度」を表示していますが、それ以前に風が強すぎる。。。入り口には早々と今日のイベント中止の看板が立っていました。
 さて、今日の宿はいつもの川湯ホテルプラザ。チェックインして少ししてからお風呂タイム。強酸性の温泉は個人的に好きであります。独特の硫黄臭も良い感じ。
 温泉に浸かった後は夕食。ごく普通のプランですが、なかなか充実しているのがこのホテルの良いところでもあります。


夕方の気温・・

この看板を見た為に・・・

ホテルの夕食です

 食後は部屋に戻ってテレビ見ながらウトウト・・・・・寝てしまいました(^_^;
気が付いたら8時45分頃。外を見てみるとなんだか湯の川盆地が騒がしい。バルーンが上がっているではありませんか!急いで準備して会場へ駆けつけます。しかも、まだ9時前だし。。。


気温は・・・

 すでにダイヤモンドダストパーティーは始まっていました。バルーンに取り付けたドライアイスを種にして、人工のダイヤモンドダスト・・・・・。しかも、僅かながら風があるのでダイヤモンドダストが風に流され、まるでオーロラのよう・・・・♪
 気温は「-8度」を表示。せめて-10度あればもっとたくさんのダイヤモンドダストが生まれるのだが。。。それでも、凄く美しい。。。。ずっと見入ってしまいます。。
 それにしても、あれだけ強かった風が、ここまで弱くなるとは。。オーロラのように降り注ぐダイヤモンドダスト。。。ちなみにピントのシビアな一眼レフのEOSだと写真撮れませんでした。こういう写真はコンパクトデジカメの方が向いてます。


微風があるため

まるでオーロラのような

ダイヤモンドダスト

 パーティーが終わって片付けが始まったときに、ライトに照らされて天然のダイヤモンドダストが僅かだけど・・・綺麗だった。。。
 その後、しばらくイルミネーションの写真を撮りながら散歩。天気は晴れていて月がとっても綺麗です。放射冷却で朝冷え込めば、明日の朝ひょっとしたらダイヤモンドダストが見られるか。。。


このライトに照らされます

湯ノ川盆地のイルミ

綺麗であります。

それにしても、朝の流氷に始まり、雲が取れた摩周湖、そして強風が止んだダイヤモンドダストと、まさに神懸かり的な一日だったような気がします。こういう日も珍しい。。
                     
  22時25分作成

 

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