18きっぷの残り2日をどうするか・・・と考えた時、前回の旅で芸備線に乗り継ぐ際に広島駅に立ち寄ったことを思い出し、中学の修学旅行以来訪れていない広島に行ってみたいと思い、広島往復に決めました。
境線で米子駅に向かい、米子から7時36分発の伯備線新見行き鈍行に乗り込みます。
西出雲始発のこの列車、通勤時間帯なので満員で到着し、スカスカになって米子を後にしました。
良い天気です
|
日野川を眺めつつ
|
黒崎駅で、一晩走り抜けてきた寝台特急「サンライズ出雲」と行き違います。
「サンライズ出雲・瀬戸」も気付けば、日本で唯一残る寝台特急になってしまいました。
サンライズ出雲
|
国内唯一の寝台特急に。。
|
上石見駅では19分停車して後続の特急「やくも」に追い抜かれます。
単線ならではの長時間停車は、車外に出て良い気分展開になります。
新見駅に9時50分到着。
岡山方面の和気行き鈍行に乗り継ぎます。7分の接続。
思ったほど混むこともなく、この列車を倉敷駅で下車します。
倉敷駅では13分の接続で、山陽本線・西条行き鈍行に乗り継ぎます。
途中駅からの乗車ですが、無事に座ることが出来ました。
倉敷で山陽線に乗り継ぎ
|
倉敷から1時間と少し、西条駅の一つ前、糸崎駅で下車します。
糸崎駅では12分接続で岩国行き鈍行に乗り継ぎます。広島地区の新型車両です。
さて、発車待ちの間に、「瀬戸内マリンビュー」なる列車が隣のホームに入ってきました。
キハ47改造の2両編成で、呉線で運用している観光列車のようです。
初めて見ました。。。
片方が指定席で、片方が自由席。なので、団体列車と言うことでは無いみたい。
機会があれば、乗ってみたいな・・・・と思います。
見慣れない列車が・・・
|
瀬戸内マリンビュー
|
新型の227系岩国行き
|
岩国行きの車両は新車なので、快適そのもの。。
車内は転換クロスシートで、こういう車両を作るのはJR西の良いところです。
地方路線でもロングシートが好きなJR東とは大違いですな。
糸崎から1時間半くらい、14時13分に広島駅に到着しました。
先週来た時は駅舎から出ることはなかったのですが、32年ぶりに広島駅の外に出て、路面電車を見て「32年ぶりに、広島に来たんだ・・・」と実感します。
とりあえず、14時からチェックイン出来るので、今夜の宿であるホテルへ。
部屋に不要な荷物は置いて軽くして、観光に出かけます。
32年ぶりに乗る路面電車。
新しい車両が多い中、昔ながらの車両も多くて、なんだか懐かしい感じも。
原爆ドーム前で下車します。
中学の修学旅行は広島・宮島でした。
京都・奈良が多いなか、平和学習を目的とした広島への修学旅行は珍しいと思います。
原爆ドームを見るのも、32年ぶりになります。
ただ、当時の記憶はほとんど覚えて無くて、、、
原爆投下の爆心地は、病院が建っていました。隣はコインパーキング。
爆心地
|
病院が建ってます
|
毎年、戦没者慰霊式典が行われる平和祈念公園。
ここ、正面から見ると原爆ドームが見えるんですね。。
献花台には花束がたくさん。そして手を合わせる外国人観光客がたくさん。。。
32年前の記憶がうっすら覚えているのが、平和記念資料館。
原爆投下〜その後の展示は今でも覚えているのですが、その展示をしている本館がリニューアル工事中で閉鎖されているのが、残念。。。
東館のみ公開されています。
東館は、すでにリニューアルが済んでいて、タッチパネルやモニターを多用した現代風の展示になってました。
特別展示では、リニューアル中の本館展示物の一部が、ここ東館で展示されています。
その中には、新しい展示物も含まれているとのことでした。
この資料館もそうですが、外国人観光客の多いこと多いこと。
外国人:日本人が、8:2か9:1の割合みたい。
外国人と言ってもアジア系ではなくて、アメリカやヨーロッパ系の方々です。みな真剣に見入っていたのが印象的でした。
外に出ると、通り雨の後らしく蒸し暑い。。。
原爆ドーム前から市電に乗り、広島駅へ移動。市電乗っている時に思ったこと、、、
「広島市内で運転は・・・無理だな・・・(^^;」
市電共用区間での運転は経験無いですし、交通量多いし。。。
広島駅から岩国行き鈍行にのり、宮島口で下車します。
地下道歩いてJR宮島フェリー乗り場へ。32年ぶりで懐かしい。。。
桟橋に着くと、宮島行きが行った直後でしたが、15分間隔で運行しているので、すぐに乗れます。
もっとも、民間フェリーも隣で運航しているので、JRにこだわらなければ待たずに乗れます。
JRにこだわるのは、18きっぷで乗船出来るから。
さて、フェリーは、厳島神社の大鳥居の近くを通って、10分程度で宮島に到着します。
ホント、あっという間に到着。。
出港しました。
|
大鳥居の近くを通過
|
約10分で宮島到着
|
32年ぶりに、宮島に上陸しました。当時の記憶が蘇ってきます。
「そういえば、鹿が多かったっけ」という記憶が・・・(笑)
鹿さん
|
鹿とフェリー
|
宮島での目的は、もちろん厳島神社の大鳥居。
厳島神社は時間も過ぎているので、中には入れませんが、、
ここ、夜間は厳島神社共にライトアップされるんです。それを少しでも見たかったのです。
宮島も、外国人観光客が多いこと。。。
広島市街で泊まらずに、宮島で泊まる人が多いんですね。
大鳥居を見渡せる参道には、観光客がたくさんいます。
五重の塔
|
真下から
|
宮島での滞在は1時間程度。。。
ホント、ライトアップされた大鳥居と、五重塔だけ見て帰る感じでした。
厳島神社のライトアップ
|
大鳥居
|
大鳥居のライトアップ
|
帰りのフェリーは、ギリギリで乗船しました。
車両甲板で10分間を過ごします。大鳥居が離れていく。。。
10分で宮島口に戻り、20時15分発の鈍行で広島駅に戻りました。
宮島を後にします
|
埠頭が近づいてきました
|
到着です。
|
明けて、22日。今日はただ帰るだけです。
ホテルの朝食を済ませて、7時50分頃に出発します。
広島駅8時10分発の糸崎行きに乗り込み、広島を後にしました。
通勤時間帯なので混んでいますが、しばらく走ると程よく空いてきました。
糸崎では、1分接続で相生行きに乗り継ぎますが、
6両編成の糸崎行きから、3両編成の相生行きへの乗り継ぎ、、、
列車が良い位置に停車してくれたおかげで、難なく座ることが出来ました♪
夏空
|
天気は良いです
|
列車は1時間半で岡山駅に到着。
13分の待ち合わせで、伯備線新見行き鈍行に乗り継ぎます。
新見行きは3両の予想に反して、2両編成。
倉敷ではなく、岡山から乗ったのは座席確保が目的でしたが、結局の所、倉敷駅で車内はガラガラになったので、倉敷乗車でも良かったかな。
1時間と少しで、新見駅に到着。
米子行きは40分の接続なので、いったん駅の外に出て昼食を確保します。
13時12分発の特急「やくも11号」が出て行った後に、米子行き鈍行が入線してきました。
115系の2両編成はガラガラの車内で、新見駅を後にしました。
この伯備線、新郷駅までは岡山県内で、西川を右に左に見て走るのですが、
鳥取県内に入った上石見駅から先は、日野川に変わります。
西川の川沿いを走ります。
|
新郷までは岡山県内
|
生山駅では、伯備線の数少ない貨物列車と行き違い、さらに岡山行き「やくも20号」とも交換します。
鳥取県側は日野川になります。
|
さて、このまま順調に米子に着いて旅行記も終わるか・・・と思ったんですが、旅の神様はそれを許さなかったみたいです・・・(^^;
雨降る根雨駅には、定刻に到着したものの、なかなか発車する気配がない。
しばらくして、運転士から
「この先の信号場の雨量計が規定値を超えたため、徐行して運転します。発車までしばらくお待ちください」との案内が。。。
アメダス見ると、紫色の雨雲が南部町付近に掛かっている。。
根雨は10分くらい遅れて出発しましたが、徐行運転。。。
使い切った18きっぷ
|
この時点で、米子で14分接続の境線は・・・諦めました・・・(T^T)
単線の伯備線では、列車交換があるため遅れは雪だるま式に伸びていきます。
江尾駅では「やくも22号」と交換しますが、あちらも遅れている。
ちなみに、この鈍行の後続である出雲市行き「やくも13号」も、当然ながら遅れています。
スコールの南部町を過ぎると、晴れ間も見えるような天気に。。。
徐行運転が続き、伯耆溝口駅には26分遅れて到着。
生山行きと行き違います。向こうも遅れている。。。
4分停車して、30分遅れで伯耆溝口を発車しました。徐行区間はここまでで、あとは普通に走ります。
大山には雲が掛かっていて、山頂は見ることが出来ず。。。
米子駅には30分遅れて到着しました。
当然ながら境線の1655Dは待っているわけもなく、1時間後の列車で帰ることに。
ちなみに、後続の「やくも13号」は定刻15時18分着のところを15時55分、37分遅れで米子に到着しました。
大山は雲が掛かってました
|
後続のやくも13号は37分遅れ
|
境線は普通のキハ121系
|
16時27分発の境線は、キハ40系列の鬼太郎列車ではなく、普通のキハ121系気動車でした。
|