石神井公園の木の下に座った吾妻ひでお先生、 

  メイド服の小雪ちゃんに、

  肩、もみもみ、してもらってますねぇ。いいにゃぁ。

  さりげなく、ドヤ顔、してますねぇ。

  ちょっと、くやしいです!(ザブングルの顔で)

         『口絵 失踪の地を行く&妄想劇場』 
       by 『逃亡日記』 


            ♪ヒマな人だけ読んでください。♪  
Look ↑



吾妻ひでお不条理ギャグ漫画に花束を!ps.実はロリコンも少々入ってます。(^_^;)

『逃亡日記』に関するユル〜イ話、やってます。(^_^;)








  
  女性パイロット、敬礼! してますねぇ。

  目が、哀愁、してますねぇ。

  まるで、大切な何かに、
  お別れを、しているようですねぇ。

  こういうりりしいのも、ボクは好きですねぇ。(^_^;) 

  ps. 向こう側の翼、大き過ぎる、
  と思いませんか? (^_^;)

                 by 『陽はまた昇る』 
    ↑ Look





  「おーほほほ てづか賞が ほしいのかーい」 

  (アトムのブロンズ像を手に
   笑顔で逃げるミューズの女神を、
   必死に追うネクタイ背広の吾妻ひでお)

  2005年6月17日
  第34回日本漫画家協会賞贈呈式

  2006年2月23日
  第9回文化庁メディア芸術祭
     マンガ部門大賞贈呈式

  2006年6月7日
  第10回手塚治虫文化賞 マンガ大賞贈呈式 

  贈呈式会場での
  著名人とのさりげない会話とギャグ、
  楽しいですねぇ。

  マンガ大賞贈呈式の
  ドキュメンタリー・ギャグ三冠王、してますねぇ。 

      『MANGA 受賞する私』 読んでネ。  
         
  半年くらい自宅から配管工の仕事に通ったっつーの、 

  いい話じゃないですか。 面白い!

  インタビューアー、アンタはエライ!

  『聞く力』(阿川佐和子)的な才能者、と見た。

  違うか?

    『Chapter1 失踪時代』 もご覧くださいネ。(^_^;)  








  吾妻ロリコンひでお先生、

  アイドルのスクラップブックを作ってたんですか? 

  制服フェチっつーのは、

  今ではメジャーしちゃってますねぇ。

  キンタロー。とか、あ、AKB48だった。(^_^;)

  キンタロー。って来年もテレビに映ってるかなぁ。

  光浦靖子のものまね、いいですねぇ。

  AKB48公認ももらっちゃってるし。

  『Chapter4 週刊誌時代』 もご覧くださいネ。(^_^;)  
                                         
  手塚先生も同人誌出して

  エロを描いてくれればなあっつーの、

  ハゲシク同感しますねぇ。

  1979年、コミケで自費出版した同人誌『シベール』、

  元祖ロリコン神降臨んんん!

  『Chapter5 『不条理』の時代』 ぜひご覧ください。(^_^;)    
     by 『ISOISO SWING ORCHESTRA』(アマチュア) 

吾妻ひでお不条理ギャグ漫画私設ファンコーナー62で〜す

  な ま え →

  し ゅ み →




 呑んべえダラオ

 第3のビール、時々発泡酒、たまにもらいもんの缶ビール。(^_^;)

 トホホな自己紹介は → 甲賀忍法帖★山田風太郎の私設ファンコーナー
                        をご覧下さい。(^_^;)  ↑ヒマな人はクリックしてネ。


              トホホ〜な妄想非科学ホームページ で〜す。ヒマな人だけ読んでネ。

              んで、62回目は、『逃亡日記』 で〜す。
          日本文芸社 
  『逃亡日記』 で〜す。  

  ホームレス慣れ、してますねぇ。(^_^;)  
 1200円(税別)
                                        平成19年1月30日 第1刷 発行


              路上生活ファッション、決めてますねぇ。
              バッグのくたびれ感、なじんでますねぇ。
              シケモクを、まずそーに吸うところが、基本なんですねぇ。
              うつろな目、遠くを見てる目、してますねぇ。
              いや、どこも、見てないんですか、こりゃまた失礼、いたしました。


              んで、オビのキャッチコピーです。                                  .

             「失踪日記」ではかれることのなかった
                 生い立ち・漫画家デビューから、
             失踪・アル中体験……そして、大ブレーク
                      今日までの周囲の変化

 とりあえず、
 逃げてみた     誰も知らなかった
                        吾妻ひでお
 特別収録▼                  ここにいる
 口絵・失踪の地を行く&書き下ろしマンガ 日本文芸社 定価 1260円 本体 1200円



        「失踪日記」吾妻ひでおが、
        すべてを語りつくした日記三部作完結編 !?


◎受賞フィーバーの顛末を描いた特別書き下ろしマンガ

◎奥様&お嬢様のアンケートを含む関係者によるコラム収録

◎感動のフォト満載!失踪当時の現場再訪ルポルタージュ

◎失踪経路がよくわかり、役に立つかもしれない<失踪MAP>

インタビュー以外にも読みどころ満載、「吾妻ひでおのできるまで」!




  路上生活ファッション、決まってますねぇ。

             ななこ、で〜す。(^_^;)  





     CONTENTS
 ─────────────────────────────────
 口絵
   失踪の地を行く&妄想劇場
 MANGA
  受賞する私─────────────────────────  1
 Chapter1 失踪時代──────────────────── 13
   失踪も取材のうち?/手首をちょっと切ってみようかなって/
   酒が切れちゃうと自殺する気がなくなる/
   甘い物ばかり食べてたから太っちゃって/
   痛いから、もう一晩中起きてるわけ/
   警察で絵を描いたら自分でも驚くくらいうまく描けた/
   「失踪日記」ではかなりエピソードを抜いてる/
   焼き鳥セットにコップ酒、「こんな贅沢していいのか?」/
   社内報に漫画描いたら、みんな一目置いてくれたよ
 Chapter2 アル中時代─────────────────── 53
   アルコールだって薬物だから、薬物依存と変わらないよ/
   一度、幻覚の恐ろしさを味わっちゃうと……/
   オレなんかは「あんたはヌルイ」って言われるタイプ/
   「オレの最後の酒はミリンだった」って人は結構いたよ/
   実際ねえ、アル中は二人集まると危ない/
   この間、断酒会の会誌に載っちゃったんだよね/
   「ギャグはもう廃業します」って宣言したけど……
 Chapter3 生い立ちとデビュー─────────────── 93
   中学の時、はじめて牛肉を食べた/まだ会ったことない兄弟がいるらしい/
   中学生でロリっておかしいじゃない/
   「マンガ家入門」は青少年を燃え立たせる/
   手塚先生の絵は動いている!/オレは「ガロ」より「COM」派だね/
   プロになろうという変な情熱に浮かされてた/
   昔から逃げ癖があったのね、オレ/
   プロの原稿に打ちのめされた/下手でもいいから、デビューしたほうがいい
 Chapter4 週刊誌時代────────────────── 135
   あっ、コイツ、直しくらってやんの/石ノ森先生、さすが大人だなーって/
   漫画家生活の暗黒時代が始まるんだよ(笑)/
   いやいややっていた「ふたりと5人」/
   奥さんはオレをあんまり先生扱いしない/
   早いっちゅうか、手抜きっちゅうか/
   「ふたりと5人」ようやく終わったかって/
   アイドルのスクラップブックを作ってた
 Chapter5 『不条理』の時代──────────────── 171
   大河ロマン? よくそんなの思いつくなーって/
   売りだそうと思ったんだけど、あきらめたらしくて/
   この世から劇画を駆逐せよ!/
   新しいことができるなら、個人誌でもなんでも描くよ/
   漫画って可能性があるんだ、なんでもできるんだ
 Chapter6 『失踪日記』その後─────────────── 195
   手塚治虫文化賞が一番うれしかった/
   歴史には残るかもしれないけど金はない/
   国がオレに賞をくれるって? 本当に読んでるのかよ!?/
   仕事、まあ大抵は断りますね/
   ホームドラマに転向しようかと……/
   オレ、SF・ナンセンス・女の子だから/
   漫画は時代とともに流れていけばそれでいい
 MANGA
  あとがきな私──────────────────────── 219
 Column
   奥様アンケート───────────────────────  52
   お嬢様アンケート──────────────────────  92
   ファンクラブ代表が見た吾妻さん ─────────────── 134
   漫画専門店店長が見た吾妻さん ─────────────── 169
   逃亡された編集者が見た吾妻さん ──────────────  194

   あずま史略年表────────────────────── 223
 ─────────────────────────────────

































  石神井公園の木の下に座った吾妻ひでお先生、

  メイド服の小雪ちゃんに、

  肩、もみもみ、してもらってますねぇ。いいにゃぁ。

              『逃亡日記』、で〜す。(^_^;)  





































  「最近 お酒飲むと

   記憶なくすんですよー」(萩尾望都さん)

  「ははは 危ねえな」(吾妻ひでお)

          『地を這う魚』 で〜す。(^_^;)  
































  半年くらい自宅から配管工の仕事に

  通ったっつーの、

  いい話じゃないですか。

           マリー、で〜す。(^_^;)  











  奥様アンケート、

  本音でズバズバ、ギャグってくれますねぇ。

              影子、で〜す。(^_^;)  















































  吾妻アル中ひでお、

  ボケのオン・パレード、してますねぇ。

          ななこ、で〜す。(^_^;)  










  ロックな人生って、

  ハードなギャグ、かましてくれますねぇ。

          色っぷる、で〜す。(^_^;)  














































  ロリロリなオバちゃんもいるし、

  ロリロリなおばあちゃんを見たことあるって、  

  神の目線、してますねぇ、ロリコン神の。(^_^;)  

 んで、『逃亡日記』に関するユル〜イ話、始めます。
 但し、画像なし、です、あしからず。(^_^;)

●『口絵 失踪の地を行く(カラー写真10ページ)&妄想劇場<(カラー写真6ページ)

 ◆失踪の地を行く
    入間市駅付近。 2006年10月12日、最初の失踪時、雪に埋
    もれた雑木林だった場所に立つ。作品のため、この場所を探し
    たことのあった吾妻さんだが、その時は見つからなかったとい
    う。今回、ダメもとで地図を片手に訪れたが、駅に着いたあた
    りから吾妻さんの記憶がよみがえってきて、場所を特定するこ
    とができた。吾妻さん曰く、「前は駅を間違えてた」。
    この場所は、国道16号線沿いの小高い雑木林だったが、取材時
    は宅地開発されていて林はなかった。写真奥が入間市駅方面で、
    吾妻さんの立っている場所との間に霞川が流れ、国道が走る。

 最初の失踪(1989年11月〜90年2月)から17年後に、失踪の地を訪れてますねぇ。
 かつて雑木林だった所が、宅地開発されていて、林はありませんでしたねぇ。
 諸行無常、してますねぇ。

    二度目の失踪は、最初の失踪から二年後、自宅のある
    保谷を中心とした西武池袋線、西武新宿線沿線地域に
    身を潜めた。自宅周辺とはいえ、広大な範囲であり、
    徒歩で歩き回ったという吾妻さんの体力に驚かされる。

 二度目の失踪(1992年4月〜8月)は、自宅周辺に身を潜めたっつーの、笑っちゃい
ますねぇ。
 東伏見の竹藪(2006年9月26日現存)とか石神井公園とか二度目の失踪時に住んで
いた所を訪れてますねぇ。
 失踪の地を行くっつーか、聖地巡礼してますねぇ。

 ◆妄想★劇場
       Starrng
       ADUMA hideo
       GOLDEN koyuki

 吾妻ひでお先生、メイド服のゴールデン・小雪ちゃんと、ガード下でツーショット、
してますねぇ。
 歩道橋の階段で、コーヒーカップ片手の吾妻ひでお先生、タバコくわえて、メイド
服の小雪ちゃんに、ライター、してもらってますねぇ。いいにゃぁ。
 石神井公園の木の下に座った吾妻ひでお先生、メイド服の小雪ちゃんに、肩、も
みもみ、してもらってますねぇ。いいにゃぁ。
 吾妻ひでお先生、どのショットも、笑顔なし、渋〜く決めちゃってますねぇ。
 「こんなのいつものことだから、うれしくも楽しくもねーんだよ」っつーよーな顔、し
ちゃってますねぇ。
 さりげなく、ドヤ顔、してますねぇ。
 妄想★劇場、しちゃってますねぇ。
 ちょっと、くやしいです!(ザブングル加藤歩の顔で)

 んで、『口絵 失踪の地を行く&妄想劇場』、ボクのオススメ度=69点。
                           (50点以下は読まないほうがいいよん)
 吾妻ひでおファンには、オススメです。
 もちろん、アヅマニアのあなたは、すでに読んでますよね。(^_^;)
                                            2013.02.03.
●『MANGA 受賞する私』

    「おーほほほ てづか賞が ほしいのかーい」(ミューズの女神)
            (アトムのブロンズ像を手に笑顔で逃げるミューズの女神を、
             必死に追うネクタイ背広の吾妻ひでお)

        2005年6月17日 第34回日本漫画家協会賞贈呈式

    「今さら賞もらってもなー
     遅せーよ 20年前にくれよ」(ネクタイ背広にサングラスの吾妻ひでお)

    「お父さん 調子に乗ってるよ」(スーツ姿の娘さん)

        ロビーでいろんな人に会う

    「吾妻さん ネズミ講でお金集めまくった詐欺師みたいですね」(高千穂遙氏)

    「じゃかまし」(ネクタイ背広の吾妻ひでお、サングラスしてない)

        (中略)

        2006年2月23日
        第9回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門大賞贈呈式

        (中略)

        2006年6月7日 第10回手塚治虫文化賞 マンガ大賞贈呈式

        控え室

    「こんにちは 萩尾です」(萩尾望都さん)

    「あ お久しぶりです」(ネクタイ背広の吾妻ひでお)

    「最近 お酒飲むと 記憶なくすんですよー」(萩尾望都さん)

    「ははは 危ねえな」(吾妻ひでお)

 萩尾望都、お酒飲むと→記憶をなくす→アル中の予兆、ヤバイっすねぇ。
 やなせたかし(日本漫画家協会会長)、森田拳次、松本零士、なぎら健壱、里中満智
子、呉智英、いしかわじゅん、夏目房之介、みなもと太郎、永井豪、新井素子、荒
俣宏、とり・みき、けらえいこ…etc.etc.
 贈呈式会場での著名人とのさりげない会話とギャグ、楽しいですねぇ。
 マンガ大賞贈呈式のドキュメンタリー・ギャグ三冠王、してますねぇ。

 んで、『MANGA 受賞する私』、ボクのオススメ度=75点。
                                            2013.02.03.
●『Chapter1 失踪時代
   失踪も取材のうち?/手首をちょっと切ってみようかなって/
   酒が切れちゃうと自殺する気がなくなる/
   甘い物ばかり食べてたから太っちゃって/
   痛いから、もう一晩中起きてるわけ/
   警察で絵を描いたら自分でも驚くくらいうまく描けた/
   「失踪日記」ではかなりエピソードを抜いてる/
   焼き鳥セットにコップ酒、「こんな贅沢していいのか?」/
   社内報に漫画描いたら、みんな一目置いてくれたよ』

   失踪も取材のうち?

    ──最初の失踪は、期間にすると1989〜90年(平成元〜2)にかけて3、4
    ヵ月。ちょうど季節的につらい時期ですね。
     そう、一番キツイ時。取材旅行です(笑)。失踪もアル中も漫画に描けば結
    果取材だし。

    ──二度目の失踪は92年(平成4)の四月からどれくらいでしたっけ?
     暑い時期までだから、八月くらいまでかな。四、五、六、七、八……長い。

    ──二度目はそこでいったん自宅に戻られたんですね。失踪途中に配管工
    の職につかれたわけですが、それを自宅に戻ってからもつづけられた……。
    自宅から仕事に通ったのはどれくらいですか?
     どれくらいかな。半年くらいやったかな?

    ──じゃ、丸々一年くらいは配管工をやっていたんですね。最初の失踪の
    前には短期間の失踪があったみたいですが、二度目は?
     あ、原稿落とした時に一週間くらいいなくなった。それから二、三年ずっと
    仕事してなかった。

 半年くらい自宅から配管工の仕事に通ったっつーの、いい話じゃないですか。
 面白い!
 『失踪日記』が面白かった人には、面白い、と思いますね。(ちょっと消極的)
 この『逃亡日記』を読んだ人の95%は、『失踪日記』を読んでいる!(キッパリ!)
 んで、ボクも『失踪日記』を読んでいますが、『失踪日記』を読んでいない人の感
想を聞きたいですね、はたしてこの『逃亡日記』は面白いのかと。
 ま、『失踪日記』を読まずに、いきなりこの『逃亡日記』を読んだ人って、たぶん、
見つからないでしょうね、残念ながら。
 インタビューアー、アンタはエライ!
 吾妻ひでお先生と、いい関係を築いてるんだな、と思いましたね。
 『聞く力』(阿川佐和子)的な才能者、と見た。 違うか?

 んで、『Chapter1 失踪時代』、ボクのオススメ度=75点。
                                            2013.02.04.
●『Column 奥様アンケート』 アシスタントA

    @話題になった「失踪日記」という作品について、どういう感想をお持ちで
    すか?
     売れて良かった!☆

    A失踪していた時期は、どのようにお考えでしたでしょうか?
     今度会ったらものすごくエライ目にあわせるっ!

    B警察に迎えにいった時の状況を教えていただけませんか?
     夜中の二時に迎えにこいと電話があって、でも警察にいる以上、どこにも
    行けないだろうから 「朝まで行けない」 と言ったのに、何回も迎えにこいっ
    て電話がかかってきたので迎えに行った。眠かった。ちょっとぐらい預かっ
    てくれても良いのに〜。
     ということで、自分がエライ目にあったような記憶が……。

 奥様アンケート、本音でズバズバ、ギャグってくれますねぇ。
 奥様、アンタはエライ!
 文字を大きくした所が特に、エライ!☆
 今までの吾妻ひでお奥様アンケートの中で、ベスト・ワン!してますねぇ。

 んで、『Column 奥様アンケート』、ボクのオススメ度=72点。
                                            2013.02.04.
●『Chapter2 アル中時代
   アルコールだって薬物だから、薬物依存と変わらないよ/
   一度、幻覚の恐ろしさを味わっちゃうと……/
   オレなんかは「あんたはヌルイ」って言われるタイプ/
   「オレの最後の酒はミリンだった」って人は結構いたよ/
   実際ねえ、アル中は二人集まると危ない/
   この間、断酒会の会誌に載っちゃったんだよね/
   「ギャグはもう廃業します」って宣言したけど……』

   一度、幻覚の恐ろしさを味わっちゃうと……

    ──リアルな幻覚を見るようになったのはそのころ(97〜8年)からですか?
     う〜ん、まあリアルかな……ちょっと説明が難しいね。まあ、なにかものが
    見えるとかいうんじゃなくて意味もなく怖くなるというか、不思議な感じになる
    んだよね。最初は騒音とかが朝から気になるなって思ってたんだけど。その
    時はなんだかわからなかったんだよね。

    ──この時期に「電車でゴー」って飛び込みをしかけていますが。
     なんかね電車に飛び込もうとしたんだけど……なかなかこの……いろんな
    人がいるみたいだけどね。突然、幻覚というか、そこにない物が見える人も
    いるみたいだし。

    ──吾妻さんもとなりの家で女の子が監禁されているって思うのがありまし
    たね。
     そういう幻聴もあったね。「あたしを閉じ込めないで」って、本当にそれは
    はっきり聞こえている。幻聴とは思わなかった。

    ──本人にはリアルに聞こえているんですか?
     それはあるみたいだよ。聞いた話では、たとえば兄貴が日本刀を持って
    きて殺しにくるっていう幻覚を見る人とか。

    ──その幻覚の構造はアル中とヤク中では似ているんですかね?
    似ているみたいだね。うつの人の場合は死んじゃう場合とかあるみたい。

    ──そのころまで精神科に行かれてないわけですが、原因がうつだっていう
    のもアルコールで病院に入ってから診断されたんですか?
     ええ。

    ──うつだからアルコールに行ったのかもしれないですね。
     あー、たぶんそうだね。

    ──そのころのエピソードを列挙しますと、自転車でコケた、枕もとにだれ
    か立ってる、窓の外になにか見える、あとオヤジ狩り。コケた時って記憶が
    なかったんですか?
     それは覚えているよ。そのころは肝臓がパンク寸前だから、まともに歩け
    ない状態で……そういう状態で自転車に乗っちゃいけない(笑)。それで前
    のカゴに日本酒を二升くらい載せて、重いからバランス取れなくて。コケても
    全然痛くないしね、ただ酒が心配なだけで。

 漫画「失踪日記」にも出てくるエピソードを、インタビューで作者の生の話し言葉で
読むと、これがめっぽう、面白い!
 原文丸写しをやめるタイミングがわからないほど、ずーーーーーーっと面白い!
 インタビューアー、アンタの『ツボを聞き出す力』、エライ!
 他人の不幸は蜜の味、してますねぇ。
 アル中時代の悲惨な出来事を、ギャグってくれてますねぇ。
 吾妻アル中ひでお、ボケのオン・パレード、してますねぇ。

 んで、『Chapter2 アル中時代』、ボクのオススメ度=77点。
                                            2013.02.08.
●『Column お嬢様アンケート』 アシスタントB

    @話題になった「失踪日記」という作品について、どのような感想をお持ち
    でしょうか?
     ロックな人生だなーと思いました。

    A失踪していた時期は、どのようにお感じになっていたのでしょうか?
     他のお父さんがどんななのかを知らなかったので、
    どこもこんなもんだろうなーと思ってました。

    B父が漫画家という職業についていることを、どう感じていますか?
     普通なら遭遇しないイベントが沢山あって、充実の日々が送れます。

 お嬢様アンケート、ロックな人生って、ハードなギャグ、かましてくれますね
ぇ。
 どこもこんなもんだろうなーと思ってましたって、おいおい。
 ロックなパパ、波瀾万丈に明るい家庭、してますねぇ。
 ほのぼの、しますねぇ。

 んで、『Column お嬢様アンケート』、ボクのオススメ度=70点。
                                            2013.02.08.
●『Chapter3 生い立ちとデビュー
   中学の時、はじめて牛肉を食べた/まだ会ったことない兄弟がいるらしい/
   中学生でロリっておかしいじゃない/
   「マンガ家入門」は青少年を燃え立たせる/
   手塚先生の絵は動いている!/オレは「ガロ」より「COM」派だね/
   プロになろうという変な情熱に浮かされてた/
   昔から逃げ癖があったのね、オレ/
   プロの原稿に打ちのめされた/下手でもいいから、デビューしたほうがいい』

   中学生でロリっておかしいじゃない

    ──四角い箱を集めていた純朴な吾妻少年が性に目覚めたのは高校時
    代ですか?
     中学生のころから親父のエッチ本を隠れて見ていたかな、『夫婦生活』的
    なやつ。それが物置に隠してあった気がする。だいたいは普通、中学生ぐ
    らいだよね。中学生のころは、お客さんっていうか、親父の役所のスキー
    部、国体とかに出る人の合宿所だったのね、ウチは。その人たちが大人漫
    画をいっぱい持ってきてたね。それで『漫画サンデー』とか読んでいた。

    ──チラッと出てくるエッチなところに、ビックリしたとか?
     そうだね、読んでいたエロの内容は夫婦の性ものだね。それは隠れて読
    んだ。

    ──夫婦生活ものではロリにはならないですよね?
     ならないね。だいたい、中学生でロリっておかしいじゃない(笑)。ロリにな
    ったのは年とってから。

    ──ちなみに初恋っていうのは高校くらいですか?
     いや、小学校から中学校までみんなのアイドルの女の子がいて、ずっとそ
    の子一筋。高校のころもそう、同じ高校だった。こう……悲しそうな感じの…
    …ロリロリと……(笑)。

    ──ロリロリって、小学生なんですから(笑)。高校までつづくとは律儀です
    ね。その娘は際立ってかわいかったということですか?
     そうだね。

    ──吾妻少年に優しかったとか?
     ほとんどそういう会話しない、内気だったから。まあ、優しかったかな。

    ──吾妻さんは女の子としゃべったりとかしないタイプ?
     ああ、そういうの全然ダメなんだよ。

    ──吾妻さんの好みって年齢は関係あるんですか?
     わりと年は関係ないね。ロリロリなオバちゃんもいるし……。ちょっと前に
    ロリロリなおばあちゃんを見たことあるけど。

    ──あっ、いけるんだって感じでしたか?
     あっ、こういうのいるんだって、ビックリしたよ。やっぱりいるよね、ロリロリ
    な人が年齢に関係なく。

 元祖ロリコン漫画家の、ロリコン回想録、奥が深いですねぇ。
 ロリロリなオバちゃんもいるし、ロリロリなおばあちゃんを見たことあるって、神の
目線、してますねぇ、ロリコン神の。
 ロリコンマニア必読の名著、してますねぇ。

 んで、『Chapter3 生い立ちとデビュー』、ボクのオススメ度=75点。
                                            2013.02.08.



   突然、先生が目を開いた。

  「あっ、すみません、今ちょっと、

   アッチの世界に行っていました」

   初対面で、いい場面を目撃、してますねぇ。

       『うつうつひでお日記』、で〜す。(^_^;)  























































  キンタロー。来年もテレビに映ってるかなぁ。

  映っててほしいにゃあ。

  光浦靖子のものまね、いいですねぇ。

            みみちゃん、で〜す。(^_^;)  




















  吾妻さんにサイン本を

  日本一書かせている本屋だっつー自慢話、

  嫌味がないですねぇ。

            『失踪日記』 で〜す。(^_^;)  





















































  ロリコン布教活動の教典=同人誌『シベール』、 

  手で製本してホチキスで留めて、

  第一号五十部作成、

  ロリコン神話の誕生! してますねぇ。

                 永理、で〜す。(^_^;)  


























  「”追悼本” でも出しましょうか」

  と話していた時に

  吾妻先生が戻ってきました

  っつーの、いいボケかましてますねぇ。

        『銀河放浪』、で〜す。(^_^;)  


























  「メチャメチャ気になってるじゃないですか」っつーの、  

  いいツッコミかましてますねぇ。

            『銀河放浪A』、で〜す。(^_^;)  
















  編集Uさん、

  アル中治療中の吾妻ひでお先生の目の前で、

  ビール飲むなんて、

  Sなボケかましてますねぇ。

     『吾妻ひでおの不自由帖』 で〜す。(^_^;)  
























  この略年表、1ページに凝縮されてて、

  読みやすくてわかりやすいですねぇ。

        『逃亡日記』、で〜す。(^_^;)  

        ご愛読 感謝! 

        次回も又、見てね〜!(^_^;)  

●『Column ファンクラブ代表が見た吾妻さん』
               「吾妻先生と会った日」  飯田橋修一
       ( 前 略 )

     ある日、江嶋編集長がニヤっと笑って、いきなり「今日、吾妻先生と打ち
    合わせがあるから、君たちを紹介したい」と言い出した。そこで、僕らは編
    集部のあった東池袋の光文社分室の近くの喫茶店についていった。そこ
    で待っていると、太った編集者W氏とともに写真等で見覚えがあった吾妻
    先生が入ってきた。江嶋編集長が、我々を吾妻先生とW氏に紹介した。
    先生はにっこり笑って「あっ、ども」みたいな感じの挨拶をされた。
     打ち合わせは、もっぱら編集長とW氏の間で進み、吾妻先生は目をつ
    ぶって聞いている風情だった。突然、先生が目を開いた。「あっ、すみま
    せん、今ちょっと、アッチの世界に行っていました」。その時、僕は、「あっ、
    本物の吾妻先生だ!」と心の中で叫んだものだった。

 初対面で、いい場面を目撃、してますねぇ。
 ファンクラブの模範、してますねぇ。
 笑いのツボ、押さえてますねぇ。
 先発のファンクラブからのいじめとか、不愉快な話を、愉快にグチってますねぇ、
教えないけど。
 不愉快ないじめを愉快にグチる、これは、才能ですねぇ。
 いじめ問題って、どこにでも、ころがってるんですねぇ。

 んで、『Column ファンクラブ代表が見た吾妻さん』、ボクのオススメ度=67点。
                                            2013.02.08.
●『Chapter4 週刊誌時代
   あっ、コイツ、直しくらってやんの/石ノ森先生、さすが大人だなーって/
   漫画家生活の暗黒時代が始まるんだよ(笑)/
   いやいややっていた「ふたりと5人」/
   奥さんはオレをあんまり先生扱いしない/
   早いっちゅうか、手抜きっちゅうか/
   「ふたりと5人」ようやく終わったかって/
   アイドルのスクラップブックを作ってた』

   アイドルのスクラップブックを作ってた

    ──月刊誌中心になった時期というのは、年齢的には二十八とか三十歳く
    らい?
     うん、そうかな。それぐらいだと思うけど。

    ──女の子の好みってその時々で変わったりしますけど、絵を描く時にも
    そういうのは影響しますか?
     影響するね。当時のどのアイドルが好きかとかで変わる。その当時、ピン
    キーとキラーズとかね、今陽子ね。奥村チヨとか十代のころは好きだった。
    で、アグネス・チャンになって、林寛子になって、だんだん身長が小さくなっ
    て。岡崎友紀も好きだった。アグネス・チャンと林寛子時代が長いのかな。

    ──アグネス・チャンと林寛子とどっちが好きですか?
     同じくらいスクラップブックを作ってた。

    ──なんですか? スクラップブックって。
     週刊誌とか芸能誌とか全部切り抜いて作った。

    ──構成とかするんですか?
     最初はやったけど……。

    ──それは何冊くらい?
     二、三冊くらいは作ったんじゃないかな? で、写真集も買って、レコード
    も買って。

    ──レコードは仕事場でかけてたんですか?
     レコードの中身は興味ないんで……。

    ──ジャケ買いですか(笑)。奥さんはなにも言わなかったんですか?
     奥さんはジュリー一筋でね。まあ、今でもそうだけど、ジャニーズ系が好き
    というか……美少年好き。だから、『テニスの王子様』とか『鋼の錬金術師』
    とか『ヒカルの碁』とか見ているし、最近は『デス・ノート』とか見ている。

    ──吾妻さん自身がロリコンを自覚するのはいつぐらいですか?
     それはまだまだだけど。

    ──自分は正常だとか、そういった意識は?
     ないね。ただ、変と言えば変だよね。三十近いのが、中学生とか好きで、
    小さい娘を喜んで描いているわけだから(笑)。『ななこSOS』は、自分が制
    服フェチだから、そういう制服を描きたいというか……昔からそうだよね。
    服装フェチだよね。

    ──ナースを描かれていたのもこの時代ですよね?
     うん、ナースはそんなに好きじゃないんだけど。まあ「需要があるんで描
    け」と言われて。

 アイドルのスクラップブックを作ってたんですか?
 ま、そこまでハマらないと、ロリコンじゃないんですね。
 制服フェチっつーのは、今ではメジャーしちゃってますねぇ。
 キンタロー。とか、あ、AKB48だった。(^_^;)
 キンタロー。って来年もテレビに映ってるかなぁ。映っててほしいにゃあ。
 光浦靖子のものまね、いいですねぇ。
 AKB48公認ももらっちゃってるし。
 そう言えば、深夜TVでアニメ『AKB0048』っつーの見ました。
 SFパロディで、ボクは好きですねぇ。

 んで、『Chapter4 週刊誌時代』、ボクのオススメ度=75点。
                                            2013.02.13.
●『Column 漫画専門店店長が見た吾妻さん』
       「かくしてオシグチは吾妻ひでおにサイン本を書かせた」
       おしぐちたかし 漫画専門書店「まんがの森」の店長にして、手塚治虫
                 文化賞選考委員でもある漫画評論家。

     やっかみ承知で書かせてもらうと、ぼくは吾妻さんにサイン本を日本一書
    かせている本屋だ。昨年、『失踪日記』の発売時に原画展を行ない、さらに
    その前後に早川書房から刊行された『オリンポスのポロン』と『ななこSOS』
    のフェアを開き、今年、『うつうつひでお日記』でも原画展を開催している。
    そして吾妻さんにはイベントを開催するたんびにサイン本を書いていただい
    た。
     吾妻さん曰く、「うんざりするほどサインを書かされた」。
     す、すいません。
     でもよく考えたら、ぼくは『失踪日記』ウンヌン以前、吾妻さんが ”失踪”す
    る前から、吾妻さんの原画展はよく行ない、サイン本を書いていただいてい
    た。当時の保谷の仕事場にサイン本を引き取りにいって、サインを見たらサ
    インじゃなくて、「疲れた〜」とか「腹減った〜」とか「ちかちゃん!」みたいな
    コメントが書かれていた。それはそれで吾妻さんらしい味だったのだが、当
    時からうんざりしていたんだと思う。
     なぜこんなに原画展を行なっていたかというと、まずはぼくが吾妻さんのフ
    ァンであったこと。ぼく自身が「吾妻さんの原画を見たい!」と思っていたこと
    が動機だった。

 筋金入りの吾妻ファン、してますねぇ。
 吾妻さんにサイン本を日本一書かせている本屋だっつー自慢話、嫌味がないで
すねぇ。
 手塚治虫文化賞選考委員でもある漫画評論家、さすが商売人、腰が低いですね
ぇ。
 肩書きがスゴイのに、この文章は、吾妻ひでおへのファン・レターしてますねぇ。

 んで、『Column 漫画専門店店長が見た吾妻さん』、ボクのオススメ度=70点。
                                            2013.02.13.
●『Chapter5 『不条理』の時代
   大河ロマン? よくそんなの思いつくなーって/
   売りだそうと思ったんだけど、あきらめたらしくて/
   この世から劇画を駆逐せよ!/
   新しいことができるなら、個人誌でもなんでも描くよ/
   漫画って可能性があるんだ、なんでもできるんだ』

   新しいことができるなら、個人誌でもなんでも描くよ

    ──コミケでやっていた同人誌『シベール』はどれくらいの規模だったんです
    か?
     う〜んと、五十部とかね、それくらい。手で製本して、ホチキスで留めてた。
    一晩徹夜して持っていって売った。

    ──会場で「サインください」と言われたりは?
     そのころは全然顔とか知られてなかった。まあ、あのころは楽しかったよ
    ね。

    ──売り上げは印刷費用をまかなうくらい?
     うん、経費はとんとん、だいたいオレの持ち出しなんだけど。だから趣味
    でやってた。後半はオレの手を放れて……。最初はアシスタントを編集代
    理にしておいて、オレがプロデューサーでやってたんだけど、後半はそい
    つに任せてたの。だから経理のほうはわからないけど売れたんじゃないか
    な? 印刷費くらいは出た。『シベール』が六号くらい出て終わったら、類
    似誌がワーっと出て、コミケ中がロリコンだらけになった。

    ──しめしめですね。
     ロリコン、いるじゃん(笑)。

    ──同人誌『シベール』の内容で覚えているのはどんなのですか?
     オレのは内容おとなしかったほうだけど……孤ノ間和歩(このまわほ)くん
    ってのが描いたのは、妖精の女の子が来てヤラしてくれる……。蛭児神
    健(ひるこがみけん)は妹とヤッちゃうっていう。妹とヤッちゃうシリーズは豊
    島ゆ〜さくくんってのも描いて、それは五〜六歳の子供だったかな、中学
    生がヤッちゃうっていう、漫画チックなんだけどリアルに描いてあった。ま
    あ、そのもの自体は描かないけどね。だから、まだ比較的おとなしい時代。
    話はちょっとハードだけど。

    ──吾妻さんが過激な方向に行かなかったのは、やっぱりギャグがあった
    からですか?
     う〜ん、っていうか、テレちゃうから。エロばっか描いていると恥ずかしい
    から(笑)。まあ二コマ、三コマぐらいしか描く気ない。

    ──ロリというかエロに対して世間とか常識で自分を縛っていた人が多い
    中、吾妻さんの縛りは自分のテレだけですか?
     一度描いたことには飽きちゃうんだね。同じこと繰り返してもしょうがない
    し。だから、新しいことができるなら、同人誌でも自動販売機本でも、なんで
    も描くんだけど。そのほうがオレ、カッコよくない?

    ──無頼ですね。
     いいこと言うなあ。ここ使ってね。手塚先生も同人誌出してエロを描いてく
    れればなあ……読みたかった。

 手塚先生も同人誌出してエロを描いてくれればなあっつーの、ハゲシク同感しま
すねぇ。
 1979年、コミケで自費出版した同人誌『シベール』、元祖ロリコン神降臨ん!
 ロリコン布教活動の教典=同人誌『シベール』、手で製本してホチキスで留めて、
第一号五十部作成、ロリコン神話の誕生! してますねぇ。
 『シベール』=ロリコン神と使徒たちのご託宣、ロリコンマニア垂涎のバイブル!
だったんですねぇ。 ん? バイブじゃないっつーの! (^_^;)
 映画『シベールの日曜日』(セルジュ・ブールギニョン監督)は、やっぱ、ロリコンマニア
必見の名画なんですねぇ。

 んで、『Chapter5 『不条理』の時代』、ボクのオススメ度=77点。
                                            2013.02.14.
●『Column 逃亡された編集者が見た吾妻さん』 インタビュー 佐川俊彦

    ──まずは、佐川さんの経歴と吾妻先生とのお付き合いについてお聞かせ
    ください。
     僕は、サン出版(マガジン・マガジン)で編集者を二十数年やっていました。
    吾妻ひでお先生と仕事をしたのは、雑誌『JUNE』や『まんが笑学校』、『ミス
    テリーレディース』です。僕自身が吾妻先生のファンで、SFも好きだったの
    で、お願いした時は、ファンの下心みたいなものも多少ありました(笑)。今
    でも編集者であると同時に、一吾妻ファンとして活動しているつもりです。

    ──吾妻先生が失踪した時に実際に担当編集者をやっていたそうですが、
    当時はどんな様子だったんですか?
     おそらくは一回目の失踪の1989年あたり、『失踪日記』の中で「どういうこ
    とですか?」というメモがあったとありましたが、あれは僕ではないと思いま
    す(笑)。実際には当時は事情がまったくわからなくて、「家出なのか? 失
    踪なのか?」と奥さんと連絡をとって相談したのを覚えています。

    ──失踪について佐川さん自身はどう感じましたか?
     ギャグ漫画だから本人もおもしろおかしく描いているというわけではなくて、
    作家としての産みの苦しみがあります。だから実際に失踪しても「仕方がな
    い」って妙に納得してしまった部分があるんです。原稿の心配よりも、吾妻
    先生の心配のほうが先でした。作家というのは想像力や妄想で作品を描い
    ているわけですが、それゆえに、いったん煮詰まると大変ですから。僕のほ
    うに何か問題があったのかもしれないと反省もしました。

    ──突然の失踪でその後の対応は、どうされたんですか?
     吾妻先生の作品は読み切りだったので、原稿の穴埋めは、奥さんに連絡
    をとり、再録できる原稿を探してもらいました。失踪中は奥さんと、「もし戻っ
    てこなければ ”追悼本” でも出しましょうか」 と話していたんですが、そんな
    話をしていた時に吾妻先生が戻ってきました(笑)。

 「”追悼本” でも出しましょうか」 と話していた時に吾妻先生が戻ってきましたっつ
ーの、いいボケかましてますねぇ。
 『逃亡された編集者が見た吾妻さん』っつーの、いいタイトルですねぇ。

 んで、『Column 逃亡された編集者が見た吾妻さん』、ボクのオススメ度=70点。
                                            2013.02.14.
●『Chapter6 『失踪日記』その後
   手塚治虫文化賞が一番うれしかった/
   歴史には残るかもしれないけど金はない/
   国がオレに賞をくれるって? 本当に読んでるのかよ!?/
   仕事、まあ大抵は断りますね/
   ホームドラマに転向しようかと……/
   オレ、SF・ナンセンス・女の子だから/
   漫画は時代とともに流れていけばそれでいい』

   手塚治虫文化賞が一番うれしかった

    ── 一部で漫画三賞と呼ばれている「日本漫画家協会大賞」「文化庁メ
    ディア芸術祭マンガ部門大賞」「手塚治虫文化賞マンガ大賞」という三つの
    大きな賞を「失踪日記」が受賞した時の話を教えてください。受賞した三つ
    の賞の中で、もらって一番うれしかったのはどれですか?
     やっぱり手塚治虫文化賞かな。最初にもらった漫画家協会賞もメディア
    芸術祭もうれしかったけど、手塚先生の名前が冠についている賞は感慨
    深いものがあるね。子供の時からのファンだったし。

    ──その手塚治虫文化賞ですが、選んでくれた人たちがくれたコメントと
    か点数って気になるものですか?
     いや別に。だれが何点つけたとか、コメントとか見てないな。

    ──ここに、そのコメントと点数が書いてある発表当日の朝日新聞がある
    んですが。たとえば荒俣宏さんが三点(五点満点)とか……。
     えっ、そうなの。あの人、わざわざ挨拶してくれて「ファンでした」って言っ
    てくれたのに三点なのかよ。

    ──メチャメチャ気になってるじゃないですか。
     いや、ファンだって言われたから満点かなと。 なんだよ(笑)。

 インタビューアーの、「メチャメチャ気になってるじゃないですか」っつーの、いいツ
ッコミかましてますねぇ。
 荒俣宏さんが三点(五点満点)とか、いいネタ仕込んで、確信犯ですねぇ。
 インタビューアー、作家とのいい関係、完成度高いっすねぇ。
 吾妻ひでお先生の、「なんだよ(笑)」っつーのも、いいボケかましてますねぇ。

 んで、『Chapter6 『失踪日記』その後』、ボクのオススメ度=75点。
                                            2013.02.15.
●『MANGA あとがきな私』

        9月26日(雨) 撮影初日・編集4人 カメラマン1人 私の
        総勢6人で出発

        石神井公園

    「いいっすね 吾妻さん 後ろのカモが」(編集Uさん)

    「カモがね……」(吾妻ひでお)

        休憩所でおでんを喰う

        くー(カメラマンの横に立ってビールを飲む編集Uさん)

    「そこ! ビール飲まない!」(吾妻ひでお)

 編集Uさん、アル中治療中の吾妻ひでお先生の目の前で、ビール飲むなんて、
Sなボケかましてますねぇ。
 吾妻ロリアルひでお、ひがみツッコミかましてますねぇ。
 『口絵 失踪の地を行く&妄想劇場』の撮影現場漫画、ボケ&ツッコミが、いい
雰囲気、してますねぇ。
 喫茶店で後ろの席の美少女2人の、○○な○○話に30分も聞き耳立てっぱな
しで、ぐったりしちゃってますねぇ、教えないけど。
 メイド嬢のゴールデン小雪ちゃんも、天然ボケかましてますねぇ。

 んで、『MANGA あとがきな私』、ボクのオススメ度=75点。
                                            2013.02.15.
●『あづま史略年表』

     1977〜84年(昭和52〜59) 27〜34歳  <第5章>
       79年11月、『不条理日記』の第一作を発表(『別冊奇想天外』)。作品
      の発表誌が多彩になり、さらに才能が開花。コミケで同人誌『シベール』
      を売る。29歳、つづいて『劇画アリス』で連載された『不条理日記』が第
      18回日本SF大会において、星雲賞コミック部門を受賞する。吾妻ひで
      おブーム到来。ファンクラブも相次いで発足するなど、絶大な支持を受
      ける。30歳、長女誕生。33歳、長男誕生。主な作品に、『ななこSOS』
      『パラレル狂室』『どーでもいんなーすぺーす』『スクラップ学園』『ときめ
      きアリス』『狂乱星雲記』『夜の魚』『笑わない魚』など。

     1985〜88年(昭和60〜63) 35〜38歳  <第1章>
       ファンの熱い支持は変わらないが、連載は少なくなっていく。その後、
      長くつづく飲酒が本格的になる。短期のものを合わせれば数度に及ぶ
      失踪(取材)も最初はこのころ。

     1989〜92年(昭和60〜63) 39〜42歳  <第1章>
       長期間にわたる失踪(取材旅行)に二度旅立つ。最初の失踪は、89年
      11月〜翌年2月まで入間市駅近辺。二度目の失踪は、92年4月〜8月ま
      で保谷周辺の広い地域。ガスの配管工としても働く。

     1993〜97年(昭和64〜平成4) 43〜47歳  <第2章>
       復活を果たし、連載も増えるが、アルコール依存症が進んでしまう。主
      な作品に、『クラッシュ奥さん』『エイリアン永理』など。

     1998年(平成5) 48歳  <第2章>
       12月、三鷹にあるH病院に医療保護入院。アルコール依存症の治療
      のため、入院は翌年までつづく。

 この略年表、1ページに凝縮されてて、読みやすくてわかりやすいですねぇ。
 38歳ころにはすでに、短期のものを合わせれば数度に及ぶ失踪(取材)が、あっ
たんですねぇ。
 ボクの知りたいことのほとんどが、コンパクトにまとまってて、とても参考になりま
したねぇ。

 んで、『あづま史略年表』、ボクのオススメ度=75点。
                           (50点以下は読まないほうがいいよん)
 吾妻ひでおファンには、オススメです。
 もちろん、アヅマニアのあなたは、すでに読んでますよね。(^_^;)
                                            2013.02.15.
 これにて 『逃亡日記』 全巻の終了で〜す。
 ご愛読 感謝! 次回も又、見てね〜!(^_^;)


ひでおSF63

ひでおSF61


  目次に戻ります。
            ♪ギャグの行水♪  


←第63回は、『シッコモーロー博士』で〜す。(^_^;)

←第61回の、『地を這う魚』に戻ります。(^_^;)

「忍法帖シリーズ★山田風太郎私設ファンコーナー」などの目次に戻ります。(^_^;)







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               ♪カラスの濡れ場ギャグ♪  
     .

 らちもないダジャレでおじゃる。