父 家康に 愛されなかった 息子   
         
  いんだいんだ、どうせオレなんか  
  ……グスン、ぐれてやる……
         
  映画『エデンの東』の
  ジェームズ・ディーンを
  思い出してしまったボクは、  
  やっぱしヘンですか?
ジェームズ・ディーンになれなかった男、結城秀康クン、淫乱放蕩、『摸牌(モーパイ)試合


 忍法帖シリーズ 山田風太郎の私設ファンコーナー17です。 .

        ★山田風太郎の忍法帖シリーズを是非ぜひゼヒ読んでネ★

んで、17回目の今回は、


        ****** 忍者六道銭 ******         .

                短編集なので、目次の紹介をします。

                         忍者六道銭 51p
                         摸牌
(モーパイ)試合 23p
                         武蔵忍法旅 42p
                         膜
(まく)試合 28p
                         逆艪
(さかろ)試合 47p
                         麺棒試合 34p
                         かまきり試合 22p
                         忍法甲州路 64p  の8短編です。
                   


  今回もはりきって
  スケベキャラを怪演した
  結城秀康クンに、
  ボクは個人的に
  エールを送りたい気分です。  

       by『摸牌(モーパイ)試合』  
         角川文庫 340円 314p 表紙:佐伯俊男 解説:中島河太郎

 
 



それでは、『忍者六道銭』の第一話です。

   『忍者六道銭』 51p    .
 

 信州に根ざした筑摩一族、二人の若き忍者、驚異の忍法も、恋は盲目、恋は冷酷、恋の奴
隷……『
忍者六道銭』
 「『甲子夜話(かつしやわ)』の忍者」に登場した信州高遠候の家来、砲術家、坂本天山の話か
ら始まる、本当に存在した信州筑摩一族の大ぼら忍法、『
忍者六道銭』

   信州筑摩一族
     二人の若き忍者
       瞬間移動テレポーション
         忍法「天風往来」
           天衣無縫の奈々姫に一目惚れ
             まだお嫁に行きたくない奈々姫
               しつこい花婿候補三人の撃退作戦
                 忍法「風媒夢精」で男根怒張
                   忍法「さばおり」で男根ポキリ
                     恋は盲目
                       恋は冷酷
                         恋の奴隷
                           『
忍者六道銭』
                             ***
                               
( 注:は手裏剣のつもり (^ ^; )

(これがいわゆる、”少年摩羅人アルク・コーガン”の
 『失笑・スピロヘータネッチョリ目線:流し目波状攻撃』part49
 っつーこと? あ、ごくろうさんpart49)

 テレポーション忍法、『忍者六道銭』を読みたまえ、小林少年君、むはははは。

◆オレのオモシロ度(初読)=★★ (★5つが最高。)
◇ボクのオモシロ度(再読)=☆☆☆


 北原 白秋                                  「へうと飛びゆく雲は冬 鶴に身をかる幻術師」                              詩集『海豹と雲』
 
  ボク「忍者六道銭」データ  

 えー、これはボクの個人的趣味です。
忍法名とか脇役陣とか時代とかをExcelで並べ替えして遊ぼっかな、っつーつもり。

忍法帖第?作目
初連載誌:小説サンデー毎日1971年2月号
                          (山田風太郎49歳:執筆時)
時代設定:享保15年秋〜16年夏(1730〜31)
登場人物
信州の忍びの者筑摩一族
@筑摩 縄斎(ちくま じょうさい)筑摩一族の首領。享保16(1731)年当時88歳。:忍法名使用せ
      ず&不明
A鴨ノ 内記(かもの ないき)首領筑摩縄斎の甥。
     :忍法天風往来(てんぷうおうらい)(縦二尺余り横一尺余りの鎧弼(よろいびつ)に入り、
      別の鎧弼から現れる、マジックショー的テレポーション瞬間移動忍法。)
     :忍法阿吽の夢遊(あうんのむゆう)(鴨ノ内記が相手の片方の耳から「阿」と息をふきか
      け、反対側から牛塔牛助が「吽(うん)」と風を吸い込み半麻酔状態にして体を動けな
      くする。)
     :忍法さばおり(さばおり)(ヌード美女を見せて勃起した男根をポキリとへし折る。)
     :忍法風媒夢精(ふうばいむせい)(指で女陰をもみほぐし、あふれる蜜を採取し、男根に
      塗ると勃起する。)
B牛塔 牛助(ぎゅうとう ぎゅうすけ)鴨ノ内記の下僕。
     :忍法天風往来(てんぷうおうらい)(縦二尺余り横一尺余りの鎧弼(よろいびつ)に入り、
      別の鎧弼から現れる、マジックショー的テレポーション瞬間移動忍法。)
     :忍法阿吽の夢遊(あうんのむゆう)(鴨ノ内記が相手の片方の耳から「阿」と息をふきか
      け、反対側から牛塔牛助が「吽(うん)」と風を吸い込み半麻酔状態にして体を動けな
      くする。)
脇役陣
@北原 白秋(きたはら はくしゅう)昭和の詩人。詩集『海豹と雲』に
      「へうと飛びゆく雲は冬 鶴に身をかる幻術師」という句を詠んだ。
A坂本 天山(さかもと てんざん)信州高遠候の家来。砲術家。
B戸田 丹波守 光慈(とだ たんばのかみ みつちか)信州戸田藩主。松本城の主。松平候と
      呼ばれる。享保16(1731)年当時22歳。
C徳川 家康(とくがわ いえやす)元和2(1616)年4月17日75歳で死去。
D岩坂 伴左衛門(いわさか ばんざえもん)信州戸田藩国家老。
E奈々姫(ななひめ)信州戸田藩主戸田丹波守光慈の妹。
F戸田 兵部(とだ ひょうぶ)信州戸田藩主戸田丹波守光慈の分家。
G岩坂 孫十郎(いわさか まごじゅうろう)信州戸田藩国家老岩坂伴左衛門の息子。
H真田 江之介(さなだ えのすけ)松代の真田家の三男。
I伊藤 一刀斎(いとう いっとうさい)剣豪。すでに死亡。
J武蔵坊 弁慶(むさしぼう べんけい)源義経に仕えた剛力無双の僧。
K源 義経(みなもと よしつね)平家を滅ぼし、最初の武士政権鎌倉幕府を起こした源頼朝の
      弟。

    ボク「忍者六道銭」データ おしまい

ではでは、出羽の守、大変長らくお待たせいたしました。
今週のメイン・イベント
(^ ^;  あり??? 何か変よ。 え? お詫び?


  「これ、うぬはいま、おれに色目をつかったな」                    「……は、はい。……」
お 詫 び
『忍者六道銭』は短編集なので、
いかがわしいシーンがほとんどありませんので、

 声に出して読めたらエライ禁断の忍者六道銭 (^ ^; .
 
の、ほぼすべの短編は、お休みさせていただきます。ご了承ください。

 何だこりゃ?っつー肩すかしで、ごめんネ。だって、スケベシーン過激じゃないんだもん。
『声に出して読めたらエライ禁断の
忍者六道銭(^ ^; の、ほぼすべての短編は、お休みでした。
 ほぼすべて???っつーことは???すべてじゃぁない、っつーこと???

オレのゴックン度(初読)=お休み (5つが最高)
ボクのゴックン度(再読)=お休み

       
「忍者六道銭」の巻 おしまい
                          2004.02.01.(また読者が減っちゃったかな)


 
 



『忍者六道銭』の第二話です。

  ** 『摸牌(モーパイ)試合』 23p **  .
 

 家康の長男でありながら将軍になれなかった悲運の結城秀康。34歳で病死、っつー事実
に着目すると、やっぱ淫乱放蕩が似合うんだよね、結城秀康『摸牌(モーパイ)試合』
 『羅妖の秀康』(『忍法流水抄』の第五話)に続き、今回もはりきってスケベキャラを怪演した
結城秀康クンに、ボクは個人的にエールを送りたい気分です。
 父に愛されなかった息子、いんだいんだ、どうせオレなんか……グスン、ぐれてやる……映
画『エデンの東』のジェームズ・ディーンを思い出してしまったボクは、やっぱしヘンですか?

  家康の長男
    将軍になれなかった男
     
結城秀康、淫乱放蕩
       
秀康を愛する老忍者、刺青銅八(いれずみ どうはち)
         
秀康の男根に浮き彫りの刺青
            何が
られているのか?
              謀叛か?恨みか?呪いか?
                気になる家康
                 
服部半蔵よ
                   
刺青の謎を探れ!
                     
伊賀くノ一たちがあえぐ
                       
秀康の男根を求めてあえぐ
                         
浮き彫りの刺青を見ようとあえぐ
                           
秀康の男根もあえぐ
                              父に愛されなかった息子があえぐ
                                エデンの東
                                  ジェームズ・ディーンになれなかった男
                                   
結城秀康クン、淫乱放蕩
                                     
『摸牌(モーパイ)試合』
                                        ***
  
                                        ( 注:は手裏剣のつもり (^ ^; )

(これがいわゆる、”少年摩羅人アルク・コーガン”の
 『失笑・スピロヘータネッチョリ目線:流し目波状攻撃』part50
 っつーこと? あ、ごくろうさんpart50)

 父に愛されなかった息子、『摸牌(モーパイ)試合』を読みたまえ、小林少年君、むはははは。

◆オレのオモシロ度(初読)=★ (★5つが最高。)
◇ボクのオモシロ度(再読)=☆☆☆


   伊賀 くノ一たち が あえぐ              父 に 愛されなかった 息子 が あえぐ   
 
** ボク「摸牌(モーパイ)試合」データ ** 

忍法帖第?作目
初連載誌:?
                               (山田風太郎?歳:執筆時)
時代設定:慶長11年秋〜12年閏4月8日(1606〜07)
登場人物
伊賀忍者
@服部 半蔵 正重(はっとり はんぞう まさしげ)三代目服部半蔵。初代服部半蔵の次男。
      妻が大久保長安の娘。二代目服部半蔵失脚のとき八千石から三千石に切り下げ
      られた。:忍法名使用せず&不明
服部半蔵配下の甲賀忍者
@刺青 銅八(いれずみ どうはち)白髪の老人。:忍法浮き彫り(うきぼり)(男根に鏡文字を浮
      き彫りにする。)
伊賀くノ一
@伊賀くノ一1。姓名不明。:忍法名使用せず&不明
A伊賀くノ一2。姓名不明。盲目、指で文字を読める。:忍法名使用せず&不明
B伊賀くノ一3。姓名不明。甲賀忍者刺青銅八の孫娘。:忍法名使用せず&不明
脇役陣
@結城 中納言 秀康(ゆうき ちゅうなごん ひでやす)家康の長子。(実は上に長男信康が
      いたがすでに死亡。)幼名於義丸。越前北ノ庄。三河守。三河黄門秀康とも云わ
      れる。水戸黄門さまよりずっと昔。慶長11(1606)年当時33歳。慶長12(1607)年閏4
      月8日34歳で死去。
A徳川 家康(とくがわ いえやす)慶長11(1606)年当時65歳。元和2(1616)年4月17日75歳
      で死去。
B徳川 秀忠(とくがわ ひでただ)家康の次男。二代将軍
C徳川 忠吉(とくがわ ただよし)家康の3男。尾張藩主。
D徳川 忠輝(とくがわ ただてる)家康の4男。下総藩主。
E徳川 義直(とくがわ よしなお)家康の5男。甲斐藩主。慶長11(1606)年当時7歳。
F徳川 頼直(とくがわ よりなお)家康の6男。水戸藩主。慶長11(1606)年当時5歳。
G徳川 頼房(とくがわ よりふさ)家康の7男。常陸藩主。慶長11(1606)年当時3歳。
H徳川 信康(とくがわ のぶやす)家康の長男。しかし、すでに死去。家康が二代目服部半
      蔵に命じて殺害した。
Iお万(おまん)結城秀康の母。家康の正妻築山御前のもと侍女。
J築山 御前(つきやま ごぜん)家康の正妻。
K本多 作左衛門(ほんだ さくざえもん)家康の家来。
L豊臣 秀吉(とよとみ ひでよし)戦国武将。
M石田 治部少輔 三成(いしだ じぶしょうゆう みつなり)西軍豊臣方の事実上の首謀者。
      戦国武将。
N上杉 景勝(うえすぎ かげかつ)戦国武将。
O豊臣 秀頼(とよとみ ひでより)秀吉と淀君の子。慶長11(1606)年当時13歳。
P阿国(おくに)京の四条河原で念仏踊りという新しい群舞を始めた。阿国歌舞伎の創始者。

     ** 「摸牌(モーパイ)試合」の巻 おしまい **
                          2004.02.01.(まだ読者が残っているかな?)


 
 



『忍者六道銭』の第三話です。

 *** 『武蔵忍法旅』 42p ***
 

 宮本武蔵vs佐々木小次郎、巌流島の決闘の数ヶ月前。
 イメージを突き抜けて豪剣を振るう、剣鬼宮本武蔵vs伊賀忍者の死闘、『武蔵忍法旅』。

  新免宮本武蔵
    牢人、無造作、無頓着
      精悍、傲岸、獰悪
(どうあく)
        毎夜遊女に接して漏らさず
          沈鬱、執拗だが、趣味の水墨画は枯淡の芸術
            江戸柳生三剣士を真っ二つに斬り裂き
              将軍家剣法師範の野望も斬り裂いた宮本武蔵
                九州細川家で武蔵との決闘を待つ佐々木小次郎
                  孤高の剣豪宮本武蔵は西へ向かう
                    武蔵を豊臣家へ仕官させてはならぬ
                      服部半蔵よ
                        武蔵を討ち果たせ!目立たぬように
                          鎖鎌の忍者が襲う
                            十字手裏剣の忍者が襲う
                              左利きの忍者が襲う
                                佐々木小次郎を愛するくノ一が襲う
                                  剣の鬼はひたすら西へ向かう
                                    さえぎるものは真っ二つ
                                      もう誰にもとめられない
                                        『武蔵忍法旅』
 
                                         ***
                                            ( 注:は手裏剣のつもり (^ ^; )

(これがいわゆる、”少年摩羅人アルク・コーガン”の
 『失笑・スピロヘータネッチョリ目線:流し目波状攻撃』part51
 っつーこと? あ、ごくろうさんpart51)

 剣鬼宮本武蔵vs伊賀忍者、『武蔵忍法旅』を読みたまえ、小林少年君、むはははは。


◆オレのオモシロ度(初読)=★ (★5つが最高。)
◇ボクのオモシロ度(再読)=☆☆


 来栖紅兵衛(くるす こうべえ):伊賀忍者。鎖鎌の達人。      桑ノ実 康助:伊賀忍者。十字手裏剣の達人。        江沼 源心:伊賀忍者。左利きの剣の達人。   
  *** ボク「武蔵忍法旅」データ *** 

忍法帖第?作目
初連載誌:オール読物1970年4月号
                      (山田風太郎48歳:執筆時)
時代設定:慶長17(1612)年早春〜4月
登場人物
伊賀忍者
@服部 半蔵 正重(はっとり はんぞう まさしげ)三代目服部半蔵。初代服部半蔵の次男。妻が
      大久保長安の娘。二代目服部半蔵失脚のとき八千石から三千石に切り下げられた。
     :忍法蛇封剣(だふうけん)(水にひたした棒状の綿を敵に投げて倒す。)
A服部 源左衛門 正就(はっとり げんざえもん まさなり)二代目服部半蔵。初代服部半蔵の長
      男。十年前(慶長10(1605)年)部下の叛乱に逢い逐電。小太刀を工夫した越前の剣聖
      富田勢源と親交があった。:忍法名使用せず&不明
B来栖 紅兵衛(くるす こうべえ)鎖鎌の達人。:忍法名使用せず&不明
C桑ノ実 康助(くわのみ こうすけ)十字手裏剣の達人。:忍法名使用せず&不明
D江沼 源心(えぬま げんしん)左利きの剣の達人。:忍法名使用せず&不明
伊賀くノ一
@お炎(おえん):忍法名使用せず&不明
Aお飃(おひょう):忍法名使用せず&不明

脇役陣
@新免 武蔵(しんめん むさし)剣豪宮本武蔵のこと。慶長17(1612)年4月巌流島で佐々木小
      次郎を破る。
A佐々木 小次郎(ささき こじろう)剣豪。慶長17(1612)年4月巌流島で宮本武蔵に破れる。
B富田 勢源(とだ せいげん)小太刀を工夫した越前の剣聖。長刀「物干竿」を使う佐々木小
      次郎の師匠。
C本多 佐渡守 正信(ほんだ さどのかみ まさのぶ)2代将軍秀忠の補佐役。二万二千石。
      75歳。元和2(1616)年6月7日79歳で死去。
D北条 安房守(ほうじょう あわのかみ)徳川家の家臣。軍学で名高い。宮本武蔵が徳川家
      剣法指南の口利きを依頼する。
E柳生 又右衛門 宗矩(やぎゅう またえもん むねのり)徳川家の剣の師範・柳生但馬守。

     
*** 「武蔵忍法旅」の巻 おしまい ***
                          2004.02.04.(更に読者が減っちゃったかな)

 
 



『忍者六道銭』の第四話です。

 **** 『膜(まく)試合』 28p **** .
 

 伊賀くノ一たちの初夜権を握る男。神をも恐れぬ悪行、憎ったらしいっつーか、羨ましいっつ
ーか、男の願望っつーか、とんでもない男、公儀御庭番頭領伊賀八方斎に、笑顔で尋ねるの
は、ご存じ大岡越前守。目が笑っていないのは羨望か、嫉妬か、はたまた疑念か。
 処女膜に細工をして交合した男を殺す、公儀御庭番頭領伊賀八方斎の忍法「膜封印」、を
めぐるコメディ、『膜(まく)試合』。
 八方斎の叔父が丹免(たんめん)97歳、ってんですから、中華料理みたいな人名だもん、風太
忍法帖、ハナっから遊んでます。

    くノ一たちの初夜権を握る男
      公儀御庭番頭領伊賀八方斎
        処女膜採取、処女膜標本、処女膜研究
          処女膜に細工をして交合した男を殺す、忍法「膜封印」
            笑顔で尋ねた大岡越前守の指令
          
    忍法「膜封印」をそなたの娘で試せ
            
    八方斎の娘を愛する若き伊賀忍者二人の対決
              
    負ければ死、勝っても死
                
    勝負やいかに
                
      『膜(まく)試合』
                        ***
                          ( 注:は手裏剣のつもり (^ ^; )

(これがいわゆる、”少年摩羅人アルク・コーガン”の
 『失笑・スピロヘータネッチョリ目線:流し目波状攻撃』part52
 っつーこと? あ、ごくろうさんpart52)

 くノ一たちの初夜権を握る男、『膜(まく)試合』をどう読んだかな、明智君、むはははは。


◆オレのオモシロ度(初読)=★★★ (★5つが最高。)
◇ボクのオモシロ度(再読)=☆☆☆


   伊賀八方斎:公儀御庭番頭領。    伊賀丹免:公儀御庭番頭領伊賀八方斎の叔父。97歳。   お貞(さだ):公儀御庭番頭領伊賀八方斎の娘。19歳。   およう:伊賀くノ一。公儀御庭番伊賀忍者江口某の娘。 
**** ボク「膜(まく)試合」データ ****

忍法帖第?作目
初連載誌:週刊新潮1966年5月7日号
                      (山田風太郎44歳:執筆時)
時代設定:不明(享保17(1732)年頃)
登場人物
伊賀忍者
@伊賀 八方斎(いが はっぽうさい)公儀御庭番頭領。
      :忍法膜封印(まくふういん)(処女膜に細工をして交合した男を殺す。)
A神坂 外記(みさか げき)公儀御庭番伊賀忍者。:忍法名使用せず&不明
B瓦 半九郎(かわら はんくろう)公儀御庭番伊賀忍者。:忍法名使用せず&不明
C江口(えぐち)公儀御庭番伊賀忍者。:忍法名使用せず&不明
D伊賀 丹免(いが たんめん)公儀御庭番頭領伊賀八方斎の叔父。97歳。
      :忍法名使用せず&不明
伊賀くノ一
@お貞(おさだ)公儀御庭番頭領伊賀八方斎の娘。19歳。
      :忍法膜封印(まくふういん)(処女膜に細工をして交合した男を殺す。)
Aおよう(およう)伊賀くノ一。公儀御庭番伊賀忍者江口某の娘。
      :忍法名使用せず&不明
脇役陣
@大岡 越前守 忠相(おおおか えちぜんのかみ ただすけ)南町奉行。
A徳川 吉宗(とくがわ よしむね)八代将軍。

     
**** 「膜(まく)試合」の巻 おしまい ****
                          2004.02.05.(まだ読者が残っているかな?)

 
 



『忍者六道銭』の第五話です。

 ***** 『逆艪(さかろ)試合』 47p ***** .
 

 後ろ向きのまま敵と戦う、奇想天外な無敵剣法、逆艪(さかろ)一刀流の達人が将軍家指南
柳生采女(うねめ)に挑戦、『逆艪(さかろ)試合』。
 江戸芳町の陰間茶屋のゲイボーイ絵大夫右近
(えだゆう うこん)が魅惑的に登場。

  プラトンに愛された美少年、キャルミデス
 
   織田信長の小姓、森蘭丸
      関白秀次に愛された不破伴作
  
      蒲生氏郷に愛された名古屋山三郎
          江戸芳町の陰間茶屋のゲイボーイ絵大夫右近
  
          通い詰める柳生采女(うねめ)
  
            後ろ向きのまま敵と戦う神子上背鬼(みこがみ はいき)
  
              小野派一刀流を撃破した無敵剣法逆艪(さかろ)一刀流
 
                 将軍家指南に挑戦状
  
                  危うし柳生采女
  
                    『逆艪(さかろ)試合』
 
                       ***
                          ( 注:は手裏剣のつもり (^ ^; )

(これがいわゆる、”少年摩羅人アルク・コーガン”の
 『失笑・スピロヘータネッチョリ目線:流し目波状攻撃』part53
 っつーこと? あ、ごくろうさんpart53)

 ゲイボーイ絵大夫右近、『逆艪(さかろ)試合』を楽しんだかな、明智君、むはははは。

◆オレのオモシロ度(初読)=★★★ (★5つが最高。)
◇ボクのオモシロ度(再読)=☆☆☆


   プラトン  愛  美少年、キャルミデス      織田信長  愛  小姓、森蘭丸      関白秀次  愛  不破伴作      蒲生氏郷  愛  名古屋山三郎      江戸芳町 陰間茶屋 ゲイボーイ 絵大夫右近                         「逆艪一刀流」改題
***** ボク「逆艪(さかろ)試合」データ *****

忍法帖第?作目
初連載誌:オール読物1966年12月号「逆艪一刀流」改題
                                  (山田風太郎44歳:執筆時)
時代設定:不明(寛保年間)(1741〜44)
登場人物
甲賀忍者
@絵大夫 右近(えだゆう うこん)芳町の蔭間茶屋の陰間。ゲイボーイ。:忍法名不明(男にオ
      カマを掘って、尻から風が通り抜けるような感覚を持続させ、集中力を奪う。)
脇役陣
@小野 助九郎(おの すけくろう)六百石の旗本。もとは将軍家指南。小野派一刀流。初代
      小野次郎右衛門から五代目。
Aお琉(おりゅう)小野助九郎の娘。
B柳生 采女 俊峯(やぎゅう うねめ としみね)柳生家七代目当主。徳川家の剣の師範。
      信州松代10万石藩主真田弾正忠の四男。
C柳生 又右衛門 宗矩(やぎゅう またえもん むねのり)徳川家の剣の師範・柳生但馬守。
D柳生 備前守 俊方(やぎゅう ひだのかみ としかた)柳生家五代目当主。徳川家の剣の師
      範。
E大岡 出雲守 忠光(おおおか いずものかみ ただみつ)将軍家御側御用人。
F柳生 飛騨守 俊平(やぎゅう ひだのかみ としひら)将軍家指南。柳生六代当主。
G徳川 家重(とくがわ いえしげ)第九代将軍。
Hプラトン(ぷらとん)古代ギリシャの哲学者。
Iキャルミデス(きゃるみです)プラトンに愛された美少年。
J織田 信長(おだ のぶなが)戦国武将。天正10(1582)年6月2日本能寺の変で明智光秀に
      討たれる。享年49歳。
K森 蘭丸(もり らんまる)織田信長の小姓。
L豊臣 秀次(とよとみ ひでつぐ)関白秀次。豊臣秀吉の養子。
M不破 伴作(ふわ ばんさく)関白秀次の愛臣。
N蒲生 氏郷(がもう うじさと)戦国武将。
O名古屋 山三郎(なごや さんざぶろう)阿国かぶき一座の天才振付師、演出家、座付作者。
      阿国の情人。
P井原 西鶴(いはら さいかく)大阪の戯作者。「男色大鑑」「好色一代男」「好色五人女」など
      の作者。
Q世之介(よのすけ)井原西鶴「好色一代男」の主人公。
R真田 弾正忠(さなだ だんじょうのちゅう)信州松代10万石藩主。
S神子上 背鬼(みこがみ はいき)紀州熊野の浪人。逆艪(さかろ)一刀流の達人。小野善鬼
      の六代目の末孫。
21小野 善鬼(おの ぜんき)剣聖伊藤一刀斎の高弟。
22小野 次郎右衛門(おの じろうえもん)剣聖伊藤一刀斎の高弟神子上典膳。兄弟子小野善
      鬼を討ってから小野次郎右衛門と名乗る。
23神子上 典膳(みこがみ てんぜん)剣聖伊藤一刀斎の高弟。
24伊藤 一刀斎(いとう いっとうさい)剣聖。
25板倉 出雲(いたくら いずも)小野助九郎道場の高弟。
26天野 勘兵衛(あまの かんべえ)小野助九郎道場の高弟。

    
***** ボク「逆艪(さかろ)試合」データ おしまい *****

ではでは、出羽の守、大変長らくお待たせいたしました。
今週のメイン・イベント
(^ ^;  あんまし期待しないでね(^ ^;
 
ボクの忍法ローリング・スクラッチ・ホールド又の名を
忍法いつもの丸写しシリーズその33だよん。 (^ ^;

 ps.忍法『馬鹿にされたい症候群・ぶ男心理コレクター篇』もかなりの濃度で含まれてます。


 美しい女に無条件で愛される                                        美しい男に生まれ変わりたい                                        忍法『馬鹿にされたい症候群・ぶ男心理コレクター篇』
 声に出して読めたらエライ禁断の逆艪(さかろ)試合 (^ ^; .

 「これ、うぬはいま、おれに色目をつかったな」
 「……は、はい。……」
 少年は横坐りの姿勢のまま、なよやかに片腕ついて、背鬼を見あげ、
 「あの……いま、ひと目お見かけ申して……ああ、あの御浪人さま……と思ったとたん、われ
知らずはしたないことを……どうぞ、おゆるしなされて下さりませ。……」
 あえぎあえぎいって、また片眼をにっとつぶって見せた。
 「してみると、うぬはただの香具売りではないな」
 背鬼がいったのは、香具若衆のうちには、香具も売るが男色も売る者がまれではないことをい
ったのだ。少年の頬に、ぼうと薄紅が散った。恥じらったながし眼の言おうようなきなまめかしさ。
 「お、おれが気に入ったか、香具売り、おれの、ど、どこが。……」
 「ひと目でわかるのでござりまする。男は、顔ではござりませぬ。あなたさまのようなお方こそ、
まるで赤く灼けた鉄をあてられたようで、どろどろしたものが骨まで沁み、髄までくすぐられる
ような思いをさせて下さることは、わたし。……」
 そもそも問答などはどうだっていいのだ。背鬼のいっているのは、うわごとにすぎなかった。
しかし、美少年のやわらかな唇から、切なげな吐息とともにつむぎ出される言葉の甘美さは、荒
縄をかためたような背鬼の脳髄をもしびれさせた。彼は、女ないし美童から、いままでこのよう
な媚びを受けたことがない。……
 「わ、わかった。うぬはよう見ぬいた。よしっ、いまおれのあらくれ棒の味をはらわたまでも
思い知らせてやるぞ!」
 彼は香具若衆を背後から抱いた。
 ……ところが、はらわたまでとろけてしまったのは、神子上背鬼の方であった。いや、はらわた
どころか、彼は全身が、熱い、柔らかい肉の襞にぴったりと吸いつかれて、しごかれて、ねじられ
て、あらゆる体液髄液がしぼりつくされたような気がした。大味な、小野の娘の比ではない。
さすがにプロだけあって、この香具若衆のテクニックは言語に絶した。
 「あれ……あれ」
 少年は身もだえし、背鬼の魂をかきむしるようなあえぎをあげて、
 「このような思いは、わたしもはじめてでござりまする。もううごけませぬ。御浪人さま……
今夜、このままここに泊めていただいてもよろしゅうござりますかえ?」
 と、いった。
 もううごけないのは、背鬼も同様であった。彼のあたまに、ふっと三日のちの試合のことが浮
かんだ。やれるかな。……いや大丈夫だ。凄まじいまでの荒修行に、全身綿のように疲れはてて
も、一夜ねむればたちまち回復して、内部から血とあぶらがはちきれるようになるこのおれだ。
 「おう、よいわ。泊まってゆけ。泊まっていってくれ。このまま、おれに抱かれて眠れ。……」
 彼は気息奄々といい、そして匂いのある柔かいものを背後からかかえこんだまま、やがて自身
もこんこんたる眠りに落ちた。……
 その毛だらけの胸に密着していた匂いある柔かいものが、いつのまにか蜜みたいにながれて背
中の方にまわっているのを感覚したのは真夜中のことであった。
 いつのまにか、あぶら皿に灯心さえもえて、宿坊の中は朦朧とけぶっている。が、たしかじぶ
んの胸に抱いていたものは見えなかった。半睡半醒のままで、彼は両腕を空に泳がせた。
 「もしっ」
 うなじのあたりを熱い息がくすぐった。
 「おねがいがござりまする。じっとして……」
 「こ、これ、何をする?」
 「……あの、女になって下さりませ。……」
 「な、何っ」
 神子上背鬼、この世に誕生して以来、これほど仰天したことはない。彼は全身、一本の巨大な
材木みたいになってしまった。熱い息は背中まで這い下りた。
 「あなたさまが女になって下されば、もういちど、つまり二度愉しめることになるのでござります
る。裏を返すとは、まさにこのこと。……」
 「あの、こ、この、わしが女に?」
 「左様」
 声が、凛然たるひびきに変わった。うしろから胴に巻きついた二つの腕に、急に男らしい力が
加わった。背鬼は狼狽してもがいたが、からだは脱水状態を起こしたようにふらふらになって、う
つ伏せに押えつけられるのに抵抗できなかった。
 「わしが女に。……」
 彼はふいごのようにあえいだ。
 「左様。眼をとじて……そうれ、あなたさまの胸はまっしろにふくれあがり……胴はなよなよと
くびれ……腰がむっちりと張って……肌はなめらかにしっとりと吸いつくような。……」
 催眠術にかかったように三角形の眼をとじた背鬼の頭に、奇怪な幻想が湧き立ちはじめた。
 ほんとうに、毛だらけの胸がふくれ、四斗樽みたいな胴がくびれ、鎧弼のような腰がまるくなり、
ごつごつと骨ばり、黒ずんだ筋肉と皮膚が、すべすべとなめされて、漂白されて来たような。
 ……ばかな! と、いくらなんでも背鬼でもそう思う。しかし、妄想は妖しく、強烈であった。
 どんなに強くても、醜く生まれついた男の夢は、美しい女に無条件で愛される美しい男に生ま
れ変わりたいということであろう。そして、さらに深層の欲望は、この世の美の精ともいうべき美女
になりたいという夢想ではあるまいか。……
 「おう、これは絶品! 見たこともないほどの大輪の菊の花!」
 ぴしゃぴしゃとたたかれた打撃が、臀から、形容を絶する快感を背鬼の全身に送った。
 その力に、背鬼は男を感じた。りりしく、たくましい男が、じぶんを打ちたたき、のしかかってい
る。そして……熱鉄のようなものがはらわたの奥までつらぬき通った感覚とともに、神子上背鬼
は巨大な肉体をくねらせて、
 「あれ……あれ。……」
 と、悲鳴をあげていた。その声は、われながら、怪しからぬほどなまめかしいものに聞こえた。

                                       (丸写しオシマイ)
 
ボクの忍法ローリング・スクラッチ・ホールド又の名を
忍法いつもの丸写しシリーズその33』でした。(バカだねえ)

 何だこりゃ?っつー肩すかし、だったら、ごめんネ。
 『声に出して読めたらエライ禁断の逆艪
(さかろ)試合』 (^ ^; でした。

オレのゴックン度(初読)= (5つが最高)
ボクのゴックン度(再読)=☆☆

    
***** 「逆艪(さかろ)試合」の巻 おしまい *****
                          2004.02.07.(また読者が減っちゃったかな)


 
 



『忍者六道銭』の第六話です。

 ****** 『麺棒試合』 34p ****** .
 

 江戸のレオナルド・ダビンチ、天才奇才、奇妙奇天烈、平賀源内登場、『麺棒試合』。
 鉱山開発、産業博覧会、火浣布製造、エレキテル考案、『土用の丑の日にはうなぎ』を流行さ
せたコピーライター、科学者、博物学者、戯作者、何でも大百科、好奇心探求心全開の平賀源

 今回は、メンデルの法則・遺伝学の大実験を平賀源内先生が提案したばっかりに、宿怨のラ
イバル甲賀伊賀の美男美女婚姻大騒動。めでたいはずの新婚初夜が熾烈な忍法勝負、甲賀
vs伊賀『麺棒試合』、勝負やいかに。


   『土用の丑の日にはうなぎ』のコピーライター
  
   「放屁論」「神霊矢口渡」「長枕褥(しとね)合戦」など戯作多数
       鉱山開発、産業博覧会、火浣布製造、エレキテル考案
         科学者、博物学者、戯作者、何でも大百科
           好奇心探求心全開、天才奇才、奇妙奇天烈、平賀源内
 
            甲賀伊賀美男美女、遺伝学の大実験
               宿怨のライバル
                 甲賀vs伊賀
                   新婚初夜の忍法勝負
                     『麺棒試合』
                       ***
                         ( 注:は手裏剣のつもり (^ ^; )

(これがいわゆる、”少年摩羅人アルク・コーガン”の
 『失笑・スピロヘータネッチョリ目線:流し目波状攻撃』part54
 っつーこと? あ、ごくろうさんpart54)

 奇妙奇天烈、平賀源内登場の『麺棒試合』を読みたまえ、小林少年君、むはははは。

◆オレのオモシロ度(初読)=★★ (★5つが最高。)
◇ボクのオモシロ度(再読)=☆☆☆


 時雨(しぐれ)伊賀くノ一。20歳。                      公儀御庭番伊賀組頭領伊賀一雲斎の長女。 霞(かすみ)伊賀くノ一。19歳。                      公儀御庭番伊賀組頭領伊賀一雲斎の次女。 吹雪(ふぶき)伊賀くノ一。17歳。                      公儀御庭番伊賀組頭領伊賀一雲斎の三女。
 甲賀鉄四郎                                  公儀御庭番甲賀組頭領甲賀錫斎の長男。  甲賀銅七郎                                  公儀御庭番甲賀組頭領甲賀錫斎の次男。    「忍 麺」 改 題   
****** ボク「麺棒試合」データ ******

忍法帖第?作目
初連載誌:小説現代1966年2月号「忍麺」改題
                            (山田風太郎44歳:執筆時)
時代設定:安永8(1779)年初夏
登場人物
伊賀忍者
@伊賀 一雲斎(いが いちうんさいい)公儀御庭番伊賀組頭領。:忍法肉蝋燭(にくろうそく)(唾
      を塗ると肉体が蝋みたいに柔らかく溶けて、切れた指も元通りにつながる。)
伊賀くノ一
@時雨(しぐれ)伊賀くノ一。公儀御庭番伊賀組頭領伊賀一雲斎の長女。20歳。:忍法肉蝋燭
      (にくろうそく)(唾を塗ると肉体が蝋みたいに柔らかく溶けて、切れた指も元通りにつな
      がる。)
A霞(かすみ)伊賀くノ一。公儀御庭番伊賀組頭領伊賀一雲斎の次女。19歳。:忍法肉蝋燭(に
      くろうそく)(唾を塗ると肉体が蝋みたいに柔らかく溶けて、切れた指も元通りにつなが
      る。)
B吹雪(ふぶき)伊賀くノ一。公儀御庭番伊賀組頭領伊賀一雲斎の三女。17歳。
      :忍法名不明(全裸でブリッジをし、股間を相手に向け、男根を勃起させる。)
甲賀忍者
@甲賀 錫斎(こうが しゃくさい)公儀御庭番甲賀組頭領。:忍法名使用せず&不明
A甲賀 鉄四郎(こうが てつしろう)公儀御庭番甲賀組頭領甲賀錫斎の長男。27歳位。:忍法
      肉だわら(にくだわら)(肉体の一部が2〜3倍にふくらんで鉄鎖など紙ひものように切
      断する。)
B甲賀 銅七郎(こうが どうしちろう)公儀御庭番甲賀組頭領甲賀錫斎の次男。24歳。:忍法
      肉だわら(にくだわら)(肉体の一部が2〜3倍にふくらんで鉄鎖など紙ひものように切
      断する。)
脇役陣
@平賀 源内(ひらが げんない)戯作者、博物学者。エレキテル、火浣布などを作る。
A徳川 家重(とくがわ いえしげ)第九代将軍。
B徳川 家治(とくがわ いえはる)第十代将軍。
C田沼 主殿頭 意次(たぬま とのものかみ おきつぐ)将軍家御側御用人。
D田沼 山城守 意知(たぬま やましろのかみ おきとも)若年寄。田沼主殿頭意次の子。
      天明4(1784)年3月24日佐野善左衛門刃傷事件で死亡。
Eメンデル(めんでる)メンデルの法則で有名な遺伝学者。

   
****** 「麺棒試合」の巻 おしまい ******
                          2004.02.08.(更に読者が減っちゃったかな)


 
 



『忍者六道銭』の第七話です。

 ******* 『かまきり試合』 22p ******* .
 

 かまきりの雌は性交直後に雄を喰い殺す。男の忍者たちは、美少女くノ一に殺されるために
伊賀鍔(つば)隠れ谷に帰って行く、『かまきり試合』。

   伊賀鍔隠れ谷首領の孫娘の婿選び
     美少女くノ一の夫になるために
       13人の
伊賀忍者の死闘
         
性交時に息が毒になり、相手の男は死ぬ
           美少女くノ一に殺されるために
             
伊賀鍔隠れ谷に帰って行く
               雌かまきりを求めて
                 雄かまきりが
行く
                   たった一度の契りのために
                     
『かまきり試合』
                       ***
                         ( 注:は手裏剣のつもり (^ ^; )

(これがいわゆる、”少年摩羅人アルク・コーガン”の
 『失笑・スピロヘータネッチョリ目線:流し目波状攻撃』part55
 っつーこと? あ、ごくろうさんpart55)

 殺されるために帰って行く忍者、『かまきり試合』を読みたまえ、小林少年君、むはははは。

◆オレのオモシロ度(初読)=★★ (★5つが最高。)
◇ボクのオモシロ度(再読)=☆☆☆


   有馬 作兵衛:伊賀鍔(つば)隠れ谷忍者    忍法名不明(髪の毛をつないで遠くから肉体を切断する。)    文殊 弥八郎:伊賀鍔(つば)隠れ谷忍者     忍法名不明(敵の投げた手裏剣に竹筒を投げ、手裏剣を刺したままブーメランのように敵を倒す。)
   お遊:伊賀鍔隠れ谷首領の孫娘。19歳。     忍法名不明(性交時に息が毒になり、相手の男は死ぬ。)      「くノ一媚笑して待つ」 改題     
******* ボク「かまきり試合」データ *******

忍法帖第?作目
初連載誌:週刊サンケイ1965年8月2日号「くノ一媚笑して待つ」改題
                               (山田風太郎43歳:執筆時)
時代設定:慶安の初め(1648〜49頃)の秋〜翌年3月3日午の刻
登場人物
伊賀鍔(つば)隠れ谷忍者
@有馬 作兵衛(ありま さくべえ):忍法名不明(髪の毛をつないで遠くから肉体を切断する。
      忍法「風閂(かざかんぬき)と同様。)
A文殊 弥八郎(もんじゅ やはちろう):忍法名不明(髪の毛をつないで遠くから肉体を切断す
      る。忍法「風閂(かざかんぬき)と同様。)
     :忍法名不明(敵の投げた手裏剣に竹筒を投げ、手裏剣を刺したままブーメランのよ
      うに敵を倒す。)
伊賀鍔隠れ谷くノ一
@お遊(おゆう)伊賀鍔隠れ谷首領の孫娘。19歳。
     :忍法名不明(性交時に息が毒になり、相手の男は死ぬ。)
脇役陣
@おゆか(おゆか)鳥羽織右衛門の娘。
A鳥羽 織右衛門(とば おりえもん)豊後の佐伯の町道場主。
B木村 助九郎(きむら すけくろう)柳生の門人。紀州藩の600石の藩士。
C宮本 武蔵(みやもと むさし)剣豪新免武蔵。慶長17(1612)年4月巌流島で佐々木小次郎
      を破る。細川藩に300石で召し抱えられる。
Dお蓮(おれん)三弦の師匠。長屋の家主源兵衛の妾。
E源兵衛(げんべえ)長屋の家主。

  
******* 「かまきり試合」の巻 おしまい *******
                          2004.02.08.(まだ読者が残っているかな?)

 
 



『忍者六道銭』の第八話

 ******** 『忍法甲州路』 64p  ******** .

忍法関ヶ原第三話『忍法甲州路』御覧ください。

   「 眠 法 」 vs 「 魔 剣 」   
◆オレのオモシロ度(初読)=★★★★ (★5つが最高。)
◇ボクのオモシロ度(再読)=☆☆☆☆ (☆5つが最高。)

 ***** これにて「忍者六道銭」全巻のおしまいです。ご愛読感謝。*****
                         2004.02.08.(またまた読者が減っちゃったかな)

 
   


  「へうと飛びゆく雲は冬 鶴に身をかる幻術師」 白秋              ps.イラストは、H野Uらら画伯に描いてもらいました。                    感 謝!  忍法天風往来

 
 


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  (貴重なほんのわずかな読者の方々&明智君&小林少年君へ)
目次の掲示板に、ご意見、ご批判、おたよりなどお待ちしています。      .

 
 

飛騨忍法帖

18回配本は「飛騨忍法帖」です。

 

  少年の頬に、ぼうと薄紅が散った。                                     恥じらったながし眼の言おうようなきなまめかしさ。                                         by 『逆艪(さかろ)試合』

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