445(よし子)のページ「今日という日」日高よし子更新2009年11月7日 6:55【目次】 報道は真実を!10.17デモ/民主党国会提出「外国人地方参政権」付与法案/日本が危ない!」/故中川昭一氏を語る

445TOPへ 今日という日TOP 詩歌集『夢幻』へ マイメードソングへ/2009年音声画像】北方領土関連yoshiko@y5.dion.ne.jp歌愛いのちひとくものこと/中川昭一氏とと日章旗/悔し涙(video                                        DION

 デオ
 
 民主党の隠しマニフェスト第1号「外国人地方参政権」国会提出
【11/6(金)】民主党が政権取った所為か国会審議を連日テレビ中継していて、自民党もやっと野党馴れしてきて?仲々面白い。でもまだやはり自民党の方が、お兄さんという感じ。
 沖縄基地問題など、自民党の町村元外相のこれまで地元との折衝の経緯を聞くだけでも、選択肢は限られてくる筈なのに、何か自民党の決めた事以外、という思いが民主党の人達は強いのではないか。
民主党が「県外」移設と言っていた事に対して、「室蘭」か「三重」にでもするのか、どこも受け皿はないだろう、と町村議員に押されっぱなし。
 昨々日、ついに「みんなの党」の渡辺喜美議員が質問に立たれ、代表質問出来なかった恨み辛みをぶちまけてましたね。
 天下り斡旋は職員だけが禁止で、『大臣』なら斡旋してもいいというのは何故?
 <何千万単位の給与と億単位の退職金を貰う>という事が問題なのでしょう?

 やっと今日、西田昌司議員が鳩山総理だけでなく、小沢幹事長の献金疑惑の追及されていましたが、
8月に西松事件の判決がある筈だったのに、選挙があるからと延び、11月入っても一向に裁判の開かれる
兆しがない。西松社長が、小沢氏の『天の声』を期待したと法廷で証言しているのだから、それはケジメをつけないといけないのでは?
 連日の国会中継といったが、昨日(11/5)だけ中継がなかった。
今朝の新聞を見ると自民党のホープ稲田朋美議員が質疑を行っていた。此処大阪だけという事もないだろうから、何故なの?自民党でも保守系議員はテレビに映したくないと民主党の横槍でも入ったのかと、勘ぐりたくなるではないか。稲田議員は自民党の誰も質問しなかった『民主党の隠しマニフェスト』「外国人地方参政権」を質問されましたね。6日の夕刊には、早速その「外国人地方参政権」を含めた法案提出の為、民主党は国会を延長とありました。
 郵政新社長に続いて、谷人事院総裁の後任にも、やはり、官僚が就任するとか。
政権獲る迄、『脱官僚』『天下り廃絶』と国民に訴えて選挙に大勝したのに、最初から公約破りで、それを恥じず今度は『隠しマニフェスト/「外国人地方参政権付与」』法案を通そうな国民を愚弄するのもいい加減にしししないと傲慢この上なし。<この時期にこの隠しマニフェスト法案(これからこの類いの法案は(まだまだ出ますよー)【売国法案】と言う事にします)を出すのは、来年7月に参議院選挙がある、だから国民を騙す隠しマニフェストは早い内に出しておけば選挙の頃には忘れ、又その選挙前には『子ども手当』を配るので・・という選挙手法でしょう。それにまんまと乗せられないよう皆で民主党の決めた人事、法案など、その都度エンマ帳にメモっておこう、選挙の時、すっかり健忘症にならないように。ね>
 特に問題なのは、この「外国人地方参政権」付与を叫ぶ韓国という国が、竹島占拠のみならず、対馬をも買い占め、おまけに自国領(対馬にハングル語でそんな貼り紙があるという)と本国で学生に教えているとか。 そんな国の人間に選挙権を与え、やがて被選挙権(立候補)を与えるという事に不安を覚える。そして、日本国民に限られている選挙権を、敢えて立法府が与えるということに民主党政権への不信感が拭えない。日本の国で日本国民相手に稼がせて貰っているのだから税金払うのは当然の事。
 何事にも『順番』があります。昨年の世界同時金融危機では、韓国も日本に救われたでしょう?
ウォン安となりIMFの管理下に置かれる処だったとか。竹島を明け渡して貰えば良かったのに、と思いますが
、それを言わないところが日本人の奥床しさ・・・。感謝して貰ってます?ならば、参政権を言う前に竹島明け渡して下さいな。
 いつからか新聞に依っては韓国人の犯罪者を日本の通名でしか報じないところがあるとか。だから何度名前を変えても同一犯と分らず、警戒もされないから又犯罪を犯すという。通名は禁止にすべきでは? 半島の人達も殖民地時代の名残りを引き摺らず・・・・と思いますが。

【10/27(火)】平日の夕方からにも中川昭一氏追悼集会があったようです。
 この日は「外国人地方参政権」や「人権擁護法案」など一連の『日本解体法案』反対署名の締め切りでその用紙は3メートルの高さ、約2万枚集まったようです。参加者も平日に関わらず前回と違わぬ3000人ほどの人が集まり、憲政会館に入りきれない義家議員の演説はその外でなされ『日教組糾弾』の言葉にはみんなから大喚声だったそうです。
 中の憲政会館では教師の山崎さんが『日教組の教育現状を訴えていたが歴代の文部大臣からは対応の返事すらなく、中山成彬氏が文科大臣になってやっと現場に足を運ばれ教育要領の見直しが着手された
・・』、こんなお話をされました。いまの日本解体法案反対署名運動も中山成彬氏が纏め役を務めておられます。
 11/14(土)にも又デモをするようです。
詳しくは【桜チャンネル】YOUTUBEの動画サイト
でご覧下さい。

 何故デモをするのか?私も思うのは民主党の実態、実際を国民は知らな過ぎる、テレビが民主党の問題点を全然伝えないから。
 つい最近も海の難所と言われる関門海峡で海難事故があった。夜10時からのテレ朝ニュースでこれを伝えていた。『以前に自衛隊のイージス艦があたごに衝突しましたが・・・・』と始めたものだから私や家族も「又自衛艦が・・」という先入観が植え付けられた。
 この事故、ネットの詳細地図等で見てみるとあの狭い海峡の前後は広い。だから何故あんなに狭い区域を韓国のコンテナ船は猛スピードで追い越さなければならなかったのか、という疑問が涌く。その前後の広い海域で追い越しをかけていれば事故は発生しなかった、といえる。
 車の運転でも「追い越し禁止区間」がある。
狭い道路は勿論、見通しの悪いカーブ道など・・常識的に考えて納得できる場所だ。
 今回の事故の問題点は<これ>に尽きる。この無謀さは、初めてこの海域を通る無免許操縦者だったのでは?と思わせるもの。若しくは最初から自衛艦にぶつかるつもりだった・・・かですね。

 国会もやっと開会したが、自民党がまだ野党慣れしないせいか、覇気のないだるーい議場でした。
それに300万票集めたという「みんなの党」はYOUTUBEで憤慨していますが、国会質問が横路衆院議長から手続きが遅い、とかの理由で許可されなかった、社民党とは余り票差がなかったのに片や15分間与えれているのに、と。選挙前は国会の開放と活性化のため国会改革をしよう、と言っていた小沢幹事長が、前回も書いた様にこれからは、大概の法案は国会で立法せず、大臣、副大臣、政務次官が練案したのを、民主党の小沢幹事長を中心とした4人ほどの幹部が最終決定後、数の論理で衆院を通過させるという。他の議員は何するの?新人議員は『次の』選挙の為選挙区で選挙活動すべしと言われているとか。(一層の事国会議員を大幅削減して貰いたいですね、歳出が削減されて他の予算に回せますよー)
 この方法を国会でみんなの党に突かれるのを嫌ったのだろうと、正鵠を突いていました。

 『農家戸別保障制度』などは、食料自給率を今でも低いのにもっと下げてしまう制度
まず『保障』されるのは『赤字』の農家、それも『米作』のみ、だから減反止めて又米を作るのはいいけど、国民の米離れと言われて久しいのにどこに流通させるのか?米を多用に使える技術促進の目途がついてた上でやるのが順番だろう。また野菜などの畑作をやめて米作に転向する農家もあるとか、なんせ米を作っているという事のそれだけ(『実り』は関係なし)満たせば『赤字』の人のみ『保障』だもの、そっちに行きますわねー。
その先には日本の海外からの農産物自由化受け入れが待っている。
 私は野菜などは絶対国産しか買わないし、国産しか食べたくない。海外の事は目が届かないから、農薬やバイオなど不安でだから。
食料自給率向上は国家の危機管理の第1に据えねばならないこと。

「外国人地方参政権」や「人権擁護法案」などに反対する国民集会が行われた。インターネットのYOUTUBE「チャンネル桜」等を通じた呼び掛けに国民総決起集会講演には約1600人ほどの国民が参加したようです。
その後のデモ行進も多数の人が参加されていて、こんなに多くの
日章旗も見たことがありません。
 下記の
YOUTUBEを是非ご覧ください。

 講演会の模様もYOUTUBEに掲載されていますが、山谷えり子参院議員の日本への熱いおもいには圧倒されます。安部内閣当時、教育基本法改正に伴い首相補佐として道徳教育導入にも力注がれた山谷議員であれば、民主党の政権となり早速の日教組の先祖返りに憤慨この上なしでしょう。【各地から日教組への懸念の声が寄せられている。日教組は「こころの読本」も回収し道徳教育は後退子供に過激な性教育を又やり始めている。北海道の日教組の指導要領には竹島を韓国領と入れている対馬は自衛隊の建物の両隣を含めた土地が韓国に買い占められている。 横須賀は中国、ロシアが狙い、(アメリカ大使館が止めているが)、青森や三重、岡山、宮崎などの森は中国に買われている、「水資源」確保の為そして地下水を汲み上げペットボトルで中国国内に運んでいる。
 地下資源を含めた安全保障、天然、文化資源への外国人不買法導入が必要(アメリカや、韓国にはある。日本にも大正時代はあった。)だが、鳩山首相は「日本列島は日本人だけのものではない」と発言している。】以上
youtubeより抜粋、下記に詳しく。


     『 報道は真実を 』
「日本文化桜チャンネル」<2009/10/17(土)守るぞ日本!国民総決起集会&その後のデモ行進


国民総決起集会http://www.youtube.com/watch?v=AbZeHoaD2TY


*その後のデモ行進 http://www.youtube.com/watch?v=MRx_z8zYuEA


故中川昭一氏の言葉「日本が危ない!、そのままの状況となっていきそうです。
 バス乗っ取り事件や少年犯罪の多発から導入された『こころの読本』道徳教育なのに、民主党参議院会長が日教組のドンである民主党が政権を獲って又昔に逆戻り、小さい頃から物事の『良し悪し』の教育をしておく事が、将来の
社会での行動のブレーキの役目を果たす。世の中の円滑な人間関係は自分勝手な行動をお互いが抑えることで成り立つ。人間も教えられなければ「猿」同然で野生のまま。犯罪は多発し、治安は悪化する。
『教育』の目的は『人格形成』てである筈。先ずは初期教育として道徳教育は絶対必要。
 昔は親が教えていた。加えて論語(道徳)教育があった。

 聖徳太子の『17カ条の憲法』を制定した西暦604年から日本はずっと道義、徳義の国でした。鎌倉、江戸時代にも、貞永式目、武家諸法度と何れも武士としての心得を、『貞観政要』はより良い政治を行う為の導書があった。
 現在の日本は公の職員の心得書があるのか。民主党が野党の時の日教組ではないのだから、この国をどんな国にしたいのかという明確な方向付けは先ず「教育方針」に反映される。民主党の輿石議員には熟慮されたし。

 来年の参議院の選挙を民主党が制すれば「日本」は昔の清(現中国)のように各国の統治領となるでしょう。

 それにしても、10.17のこれだけのデモの模様テレビで観ましたか?

 何故放映されないか?いまや電通やテレビ局の中枢に韓国人が影響を及ぼしているからか。
 政治関連はテレビでなくネットを観る方が、悪影響を受けなくて済む。

 中川昭一氏の2/4の朦朧会見だけでなく、「IMFでの戦略的融資」もテレビで放映されていれば、選挙の結果も違ったものになり心労も免れ、命が削られることもなかったかも知れない。
 『朦朧』の疑問も提起されないまま・・・。

  報道は真実を!
                              ◎
下記には故中川昭一氏の事を語っている方のIZAブログより掲載。
                             

『故中川昭一氏を語る』 (各太字は445)

産経新聞 阿比留瑠比記者

 シャイな人だった。何より、繊細な人だった。衆院当選8回、農水相、経済産業相、財務相、自民党政調会長…と要職を歴任した大物政治家であるにもかかわらず、はにかんだ笑顔のよく似合う、子供のような純真さを持ち合わせていた

 「おれは子供にはおれがいつか襲われて殺されても驚くな』と言い聞かせてあるんだ」

 中川昭一氏は拉致議連会長を務めていた当時、政治家としてのこんな覚悟を語っていた。だが、死はもっと皮肉な回り合わせであっけなく訪れた。56歳という若すぎる最期には、ただ言葉を失うしかない。

 「あの件さえなければ、今ごろ昭ちゃん(昭一氏)が自民党総裁だった」

 盟友の安倍晋三元首相は故人を悼む。「あの件」とは中川氏が財務・金融相時代の今年2月、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後の記者会見で「酩酊(めいてい)」したかのような姿を見せて、引責辞任したことを指す。

 この一度の失敗で、中川氏が長年積み上げてきた実績も名声もはかなく吹き飛んでしまった。先の衆院選で落選し、議席も失った。

 確かに中川氏は酒席で、ときにはめを外し深酒することもあった。それも、強すぎる感受性をまひさせたかったからだろうと思う。素顔は、少し人見知りのまじめな勉強家だった。

 平成9年中学歴史教科書のすべてに慰安婦記述が載ったのをきっかけに、安倍氏らと自民党「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」を結成した。左派イデオロギー色満載だった教科書が是正されていく第一歩だった。

 14年には超党派の拉致議連会長に就任したほか、永住外国人への地方参政権付与や民間の言論抑圧につながる人権擁護法案に反対した。一方、靖国神社参拝を推進するなど、常に保守系議員活動の前面に立った。

今や保守系の諸運動は衰退期にあるようなありさまだ。その中で忘れられるか過小評価されているが、10年代の保守勢力の勃興(ぼっこう)と伸長は、中川氏が安倍氏らとともに推進役を担ったのは間違いない。

 一方で、現実を見据えたリアリストでもあった。20年6月、日中両国が東シナ海のガス田共同開発で合意した際には、表向き「日本のものを向こうにあげて資本参加するのでは互恵にならない」と厳しいコメントを発表した。だが、その裏では担当外交官らを集め「よくここまでこぎ着けたな」と慰労もしていた。

 対中強硬派と目されてきた自分が、仮に交渉結果を評価しても、甘い顔を見せると中国側に「日本側では、あの中川氏まで喜んでいる」というメッセージが伝わる。それは今後の交渉、駆け引きのハードルを上げ、足を引っ張ることと理解していたからだ。

 対中姿勢では、こんなことも語っていた。

 「中国批判はたやすいが、むしろ『誠意を持って話せば分かる』と言うばかりで行動しない日本側の方が問題だ。私が中国の政治家なら、やはり今の中国のようなやり方をする」

 本当に惜しい人が亡くなった。せめて自民党の中では、中川氏の志が受け継がれていくことを願ってやまない。

★産経新聞パリ支局 山口昌子記者
中川氏の思い出 2009/10/10 23:59 

 やっぱり、中川昭一の思い出を書かせていただこうと思う。死後、中川氏がどんなに真面目で勉強家で、繊細で純粋だったかが、産経新聞をはじめ、多数のメディアが伝えているので、ほんの数えるほどしか、お目にかかったことのない私が、いまさら、付け加えることはないのだが、亡くなった人の思い出を話すことは、その方の供養にもなると以前、母や父が亡くなったとき、僧侶が言っていたので、少しでも供養になればと思って書かせていただくことにした。

初めてお目にかかったのは、中川氏が、閣僚として初めて、OECD閣僚会議に出席したときだった。何年か忘れたが、農水相か経産相だったと思う。パリの日本大使館から、「明日朝、大臣がお目にかかりたいから、宿舎のホテルに来て欲しい」といわれた。わが社は同行記者が来ていなかったので、同行記者を対象にした大臣のブリフに現地の記者が呼ばれることがあるので、そうしたブリフだと思って行ったら、私一人だった。産経新聞の愛読者だと、照れくさそうにおっしゃった。そのとき、フランスのさまざまなことを聞かれたが、驚いたことに、メモを詳細に取り出したことだった。

記者として大臣の話のメモを取るのは私の方だったので、これは、間違ったことを言っては大変だと思って、緊張してお話したことを覚えている。その後もお目にかかるたびに、メモを取られた。一時帰国したときに、やはり、外務省のお役人といっしょに大臣室でお弁当の昼食をご馳走になったことがあるが、その時も、熱心にメモを取られた。

パリではOECDの閣僚理事会やジュネーブでのWTO閣僚会議があるたびに、お目にかかった。あるとき、ちょうど激しい腰痛をかかえておられていたので、大変だなと思った。パリに一軒だけあるお蕎麦屋で会食したこともあるが、周囲が、自分が飲みたいからか、しきりに、「大臣、もう一本、頼みましょう」などと言って、ワインを勧めていたが、ご自分から積極的に飲んではいられなかった政治家は勧められたら、断れないから大変だな、とそのとき、つくづく思った。それに、中川さんは優しい人だったので、他人を傷つけたくなかったし、そういう人の本性がわかっていただけに、かえって断れなかったのだと思う。

一番の思い出は、携帯に電話がかかってきて、フォアグラについて熱心に質問された時だ。
フォアグラはロックフォール・
チーズなどとともにフランスの珍味だが、おりから、鳥インフルエンザが流行しており、、仏遊禽類章職業間委員会(CIFOG)というところが、ガチョウやカモの肝から生産されるフォアグラの安全性を強調していた。そんなお話をお目にかかったときにした後だったと思う。その数年前には米国が欧州連合EU)が米国産の成長促進ホルモンを使った牛肉を禁輸した報復措置としてフォアグラやロックフォールなどの米国への輸入を禁止し、WTOなどでも問題になっていた。

中川さんは、電話で、フォアグラの安全性について詳細に質問された。日本に輸出されるのは加工食品の缶詰のものが多いし、高級レストランで出される「生フォアグラ」も実際は熱を通したものだから、大丈夫といった話をした。中川さんは、加熱の温度についても詳細に訊かれた。もし、フォアグラを食べた日本人が鳥インフルエンザに感染したら、大変だと非常に心配しておられた。ああ、この人は本当に日本人のことを心配しておられるんだな、と頭が下がる思いだった。こういう政治家がいる限り、日本の将来も安泰だと思ったものだ。

電話は日本時間の真夜中の3時ごろだった。「こんな遅くまでお仕事ですか」とお伺いすると、「やることが多くてね。ちょっと不眠症気味」ともおっしゃったが、メモをみながら、疑問点を質していられるのだと思った。あるいは、朝刊の最終版の締め切り時間が終わったころを見計らっての、こちらに配慮した時間だったのかもしれない。

拙書「エリゼ宮物語」をお送りしたとき、ご自分のブログで、コメントを書いてくださった。それが、また、驚いたことに、本当に熱心に読んでくださった方しか書けないコメントだった。というのも、この本はフランス革命前に建てられた「エリゼ宮」の住人の話を書いたので、ルイ15世の愛人のポンパドールやナポレオン、それに代々のフランス大統領のエピソードが中心だが、私が、もっとも熱を入れて書いたのが、ドゴールだったからだ。中川さんは、そのことを喝破していた。お忙しいのに、拙書にまで、時間を割いてくださったことに感謝感激した。中川さんに、選挙戦中、土下座を迫った講演会の人がいたそうだが、土下座を断固、拒否した中川さんに拍手喝さいを送る。中川さんには土下座は似合わない。

最後にお目にかかったのは、一時帰国した時で、ちょうと自民党政調会長に就任したばかりの時だった。部屋がお祝いのランの花で埋まっていた。その白い花に囲まれた中川さんの少年のような笑顔が忘れられない 合掌

西村真悟氏
中川昭一氏の言霊−『飛翔する日本』を思い出して・・・

中川昭一氏のお父様中川一郎氏の政治家としての信念は、「日本の共産化を阻止しなければならない」ことであったそうだ。そういわれてみれば、昭一氏の政治活動の根幹にも、「日本の国体を護ろう」という強い意志があった。
『飛翔する日本』には、学生時代に自分の学校の先生に呼び出されて、お父様の政治活動について批判的なことを言われた経験もあると書かれていた。学校というごく身近なところにある共産勢力を目の当たりにして育ったのだ。
そして現在の日本では、政党としての共産党が躍進しているわけではないが、社会のあちらこちらでマルキシズムがジワジワと浸透している。中川氏はこのことに危機感を抱き、衆院選も「日本が危ない」ことを主張して戦っていた。
中川氏の公式HP
では、選挙前に民主党の政策を細かく分析し、その結論として次のようなことを書いている。

 以上、述べた様に民主党の政権公約は意味不明、あいまい、弱者切捨て、お粗末、まやかし、矛盾のオンパレード。しかも、まだまだたくさんあって書ききれない。(書く方も読む方もそんなに暇ではない−民主党はそれを狙って隠しているのか?)民主党の言動を見ていると、自民党とあまり変わりない様に見せて政治と政策は(極左も含めた)一部が支配し、その他大勢は政策にも全く関与できない駒にすぎず、恐ろしい北朝鮮労働党の様な政党に見えてならない。
 そもそも、この公約は一体どこの国の公約だろうか。民主党と知らずに読む人にこの公約はどこの国の政党だと思いますかと問うてみたい。毒の入った「ヤミ鍋」だ。(言われたら後から何でも入れる)
 こんな政策が実現したら、国民は意欲をなくし、経済や地方は衰退し、国力は必ず破壊し、公務員の労働組合だけが盛える国家になる。
 ヒトラーや毛沢東も似たような手法で権力を握ったが、その後の国家と国民はどうなったか
平成
5年の細川内閣成立後の日本(不景気、凶作、ウルグアイ・ラウンド終結等)はどうなったのか。
「民主党の風」は「日本破滅の風」だ。絶対に阻止しなければならない。
「希望と発展、魂もない国家」にしてならない。これでは日本は沈没する。
(中川昭一公式サイト「中川昭一が語る」より)


これは、お父様と同じ「日本の共産化を阻止しなければならない」という訴えではないだろうか。共産党も社民党も獲得票数が多くない日本で、そんな訴えを続けなければならないのが、今の日本の複雑さであり危うさなのだ。
その訴えは有権者の耳に届かなかった。落選後の記事の終わりには、

私は今後新たに決意を持って進んでいきます。発信していきます。「日本が危ない」から。
(中川昭一公式サイト「中川昭一が語る」より)

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故 中川昭一氏 追悼危機をチャンスに (クリック)