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Unsung Heroes
from Unsung Heroes/1973
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一撃の縁
Music by Wayne Henderson

どうやら運命的な出会いというのは、運命の糸に操られ、知らず知らずのうちに対象に手繰り寄せられながら始まるようです。この「Unsung Heroes」を聴くたびに、そう思えてなりません。
それは文字通り「運命の糸で手繰り寄せられるように」、レコード店のクロスオーバーのコーナーの棚の前に立ち、何の予備知識もなく、何気なくアルバム「Unsung Heroes」を手にした時から始まったのです。勿論クルセイダーズなんて知る由もありません。
そうしてクルセイダーズの数多ある曲の中で最初に聴いたのがこの曲だったのです。
静かにJoe Sampleのキーボードの前奏で始まり、続くサックスとトロンボーンの天を衝くばかりの雄叫びが見事カウンター気味に当時の青臭く萎えたハートを直撃しました。3分余りの短い曲ながら実に鮮烈な印象を残します。何度聴いても昂ぶりを覚えますし、熱くなります。この曲を聴いて何回七転び八起きしたことでしょう。
もしクルセイダーズの曲で最初聞いた曲が、このUnsung Heroesでなかったら、ここまでのめり込むことはなかったろうと思います。今となっては、それほどまでにこの曲は運命的な出会いを感じさせる縁深い曲です。


注釈
達磨について

最初の坐禅だるまは両眼とも見開いていました。 養蚕農家が七転び八起きにあやかって,蚕の起き(目覚め―4度脱皮すること)がよくなるよう、大当たりの祈願するため,眼を 描かず願いを込めて片目(向かって右)に墨を入れました。 やがて蚕が良い繭を作ると、残った片目にも墨を入れて,大当たりと喜び、お祝いをしたのです。達磨大師の不屈の精神にあやかり、目標(願い)を立てて、精進努力して無事達成するよう願いをかけます。
少林山達磨寺 より