昭和節降雨
昭和節雨杜鵑鮮,
帶涙紅花惜無旃。
勿謂日章掲不得,
旭陽長在海東天。
昭和節 雨ふりて
杜鵑
(
(つつじ)
)
鮮かに,
涙を
帶
(
お
)
ぶ 紅花は
旃
(
せん
)
無きを惜しむ。
謂
(
い
)
ふ
勿
(
な
)
かれ
日章
(
にっしゃう
)
掲
(
かか
)
ぐるを得ずと,
旭陽
(
きょくやう
)
長
(
とこし
)
へに在り
海東
(
かいとう
)
の天に。
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今日は、昭和時代の天皇誕生日(現・昭和の日)。
雨が降ったので、国旗の掲揚もないけれど、それも時の運。雲の上には日が耀いている、という詩。
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・雨:雨ふる。動詞。〔う;yu
4
●〕。
・旃:はた。ここでは国旗を指す。
平成二十六年四月二十九日
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