詠詩詩
歸去來辭吾夙崇,
揚州載酒九江風。
多端世上變詩味,
誰料詞藻倣放翁。
『
歸去來
(
き きょらい
)
の
辭
(
じ
)
』 吾れ
夙
(
つと
)
に
崇
(
たっと
)
び,
『揚州
載酒
(
さいしゅ
)
』 『
九江
(
きうかう
)
』の
風
(
)
。
多端
(
た たん
)
の
世上
(
せじゃう
)
詩味を變じ,
誰
(
たれ
)
か
料
(
はか
)
らん
詞藻
(
し さう
)
放翁
(
はうおう
)
に
倣
(
なら
)
はんとは。
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わたしの作品の詩風は、段々と変わっていった。作詩も時代の影響を受ける…、という詩。
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・歸去來辭:
隠逸の詩人・陶淵明
を指す。
・揚州載酒:
風雅を愛した杜牧
を指す。
・九江風:
社会正義を見つめた人情派詩人・白居易
を指す。
・放翁:
豪放詞派・愛国の詩人・陸游
のこと。
平成二十六年五月一日
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