多少春秋
與犬踏青六月晨,
偶逢一叟説諄諄:
「請君同惜幾冬夏,
暮景何能再養新。」
犬と
青
(
(くさ)
)
を踏む 六月の
晨
(
あさ
)
,
偶
(
たまた
)
ま
一叟
(
いつそう
)
と逢ひ
説
(
と
)
かるること
諄諄
(
じゅんじゅん
)
たり:
「君に
請
(
こ
)
ふ
同
(
とも
)
に
惜
(
を
)
しめ
幾
(
いくばく
)
かの
冬夏
(
とう か
)
を,
暮景に
何
(
なん
)
ぞ
能
(
よ
)
く
再
(
ふたた
)
び
新
(
あら
)
たなるを
養
(
やしな
)
へん」と。
**********
犬の散歩時、一人の年上の方と出逢って、お話を聞いた。
「このワンちゃんは何歳? ……このワンちゃん、大事にしてやりなさいね。もう、わたしたちでは、次の犬は飼えない…世話がしきれないから……。」というような内容だった。
それを詩にした。
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・暮景:老境。
平成二十六年六月二十八日
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