秘密
篋中書頁見花箋,
不覺至今四十年。
留得思君難忘字,
念之輾轉未能眠。
篋中
(
けふちゅう
)
の
書頁
(
しょけつ
)
に
花箋
(
くゎせん
)
見
(
あらは
)
る,
覺
(
さと
)
らず 今に至る 四十年。
留
(
とど
)
め
得
(
え
)
たり: 「思君 難忘」の字,
之
(
これ
)
を
念
(
おも
)
へば
輾轉
(
てんてん
)
として
未
(
いま
)
だ
眠
(
ねむ
)
る
能
(
あた
)
はず。
********
・念之:
東晉・陶潛の『影答形』に「存生不可言,衞生毎苦拙。誠願游崑華,邈然茲道絶。與子相遇來,未嘗異悲悅。憩蔭若暫乖,止日終不別。此同既難常,黯爾倶時滅。身沒名亦盡,
念之
五情熱
。立善有遺愛,胡爲不自竭。酒云能消憂,方此詎不劣。」
とある。
平成二十六年十月二十五日
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