huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye

                                          


賀名生梅林春信

名聞靑史大和梅,
樟護花遮隱紫臺。
禁苑千枝紅未著,
盤中已見菟蒵薹。




「皇居」の扁額がある。天誅組の吉村寅太郎の掲げたものという。 皇居
北畠親房の墳墓への道
南朝三帝賀名生皇居之址
北畠親房の墳墓 梅林を行く。以下これに同じ。
教蓮寺への道
山中の教蓮寺

                        
名は 靑史に 聞こゆ  大和やまとの梅,
くすのきまもり 花はさへぎる  いん 紫臺 し だい
禁苑きんゑん千枝せん し   くれなゐけざれども,
盤中 すでに見る  菟蒵(ふき)たう

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  賀名生あのう梅林に梅見に行った。残念ながら、梅は咲いておらず、観光客もいなかった。賀名生あのうには、後村上天皇の行宮あんぐう(「皇居」)があり、『神皇正統記じんのうしょうとうき』をあらわした北畠親房きたばたけちかふさの墳墓があった。
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  詩は、賀名生あのうの梅林は、南北朝時代からよく知られており、(岳飛がく ひ が詠ったように)南朝の皇宮はくすのき楠木くすのき)がまもり、賀名生あのうの梅の花の山が(天子に寄せ付けないように敵から)さえぎっていた。
  訪れた時には、梅の花は、残念ながらまだ咲いていなかったが、春のたよりは、そこのお食事処「賀名生あのう」でのお昼ご飯(天麩羅てんぷ ら 定食)の中に「蕗の薹ふき とう天麩羅てんぷ ら 」、「蕗の薹ふき とうのおひたし」となって出ていた。まだ、小さな春だった。  
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  日を改めてまた来よう。(後日・平成21.3.11に再び行った。)

(MEMO:天麩羅定食 1400円、 ビール 600円)

この詩を「グルメ詩」ではなくて、通常の詩にしようとすれば、一字・「盤」を「山」とでもすれば変身する。

  名聞靑史大和梅,樟護花遮隱紫臺。
  禁苑千枝紅未著,
中已見菟蒵薹。

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・樟護花遮: 岳飛が金軍の侵攻に対して、皇宮を護る熱情を詠った詞『滿江紅』「登黄鶴樓有感」「遙望中原,荒煙外,許多城郭。想當年,花遮柳護,鳳樓龍閣。萬歳山前珠翠繞,蓬壺殿裏笙歌作。到而今、鐵騎滿郊畿,風塵惡!   兵安在?膏鋒鍔。民安在?填溝壑。歎江山如故,千村寥落。何日請纓提鋭旅,一鞭直渡淸河洛。却歸來、再續漢陽遊,騎黄鶴。」による。南朝側の北朝に対する戦いを謂う。
・樟: くすのき。楠木氏を謂う。ここでは、楠木正行のことになる。
・遮: (天子の行幸の際、)天子に近づけないようにする。
・紫臺: 天子のいる所。宮城。また、神仙のいる所。ここでは、南朝の皇宮として一時期使われた堀家の邸宅を指す。
・禁苑: 宮中の庭園。後醍醐天皇、後村上天皇、長慶天皇、後亀山天皇にとっては、賀名生(あのう)の里の梅林はそうなろう。
・盤: お皿。
・菟蒵薹: 蕗(ふき)の薹(とう)。
・菟蒵: 蕗(ふき)。
・薹: 花をつける茎の伸びたもの。とう。

平成二十一年二月十八日




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