城南花事

明治橋南丘隴邊， 紅雲漸去草芊芊。 風如相識撫原上， 似舊黄英憶少年。

津堂城山古墳（平成２１．４．１５）	津堂城山古墳（平成２１．４．１５）
津堂城山古墳（平成２１．４．１５）	津堂城山古墳（平成２１．４．１５）
津堂城山古墳（平成２１．４．１５）	津堂城山古墳（平成２１．４．１５）

（以下は、その一週間前の写真）

石水長堤十里櫻（平成２１．４．８）	石水櫻堤（平成２１．４．８）
石水櫻堤（平成２１．４．８）	石水櫻堤（平成２１．４．８）
石水櫻堤（平成２１．４．８）	應�~古陵（平成２１．４．１１）

明治橋めい ぢ けう南　　丘隴きうろうの邊， 紅雲　漸やうやく去りて　　草 芊芊せんせんたり。 風は　相識さうしきの如く　　原上を撫なづれば， 舊に似たる 黄英に　　少わかかりし年を憶おもふ。 　　　　　*****************************

若緑の中で吹いてきた風に、一瞬、初夏の風を感じた。過ぎ去った歳の初夏の情景と重なった。 　　 　　一つの季節が終わり、新しい季節を迎えようとしている。 　　　　　　　　　　　　　----------------------------- ・明治橋：明治橋めい じ ばしのこと。大阪市の南、大和川に架かる橋。 ・黄英：　 ここでは、黄色い蒲公英たんぽぽの花を謂う。

平成二十一年四月十五日

次の作品へ 前の作品へ 自作詩詞メニューへ 詩詞概説 唐詩格律 宋詞格律 毛主席詩詞 天安門革命詩抄 参考文献（詩詞格律） 参考文献（唐詩） 参考文献（宋詞） 参考文献（古代・現代漢語学、漢語音韻）

わたしの主張