西宮戎神社懷舊杯
樟樹生雲武庫夷,
社頭靑旆沽芳酏。
擧杯談到紅旗志,
四十年前烏髮時。
樟樹は 雲を生ず 武庫の夷,
社頭の靑旆 芳酏を沽る。
杯を擧げ 談じ到る 紅旗の志,
四十年前 烏髮の時。
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学生時代の友人と、西宮神社(えびす)へ行った。神社の境内では甘酒を売っていた。甘酒を飲み、更に杯を傾け、昔の事を語り合った。(エビスタの黄老でのビール)
・紅旗:
軍旗。国事。白居易は『劉十九同宿』で「紅旗破賊非吾事,黄紙除書無我名。唯共嵩陽劉處士,圍棋賭酒到天明。」
と詠い、後世、日本の藤原定家は『明月記』で「紅旗征戎非吾事」としたが…。
(念のため、)ここの「紅旗」は、別段、現代社会の赤旗をいっているのではない。謂わば、「青雲の志」のこと。
平成二十二年二月十一日
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