心念碣石北觀故園櫻花
故園堤上滿香霞,
山寺垂櫻不自誇。
可歎今年少醉客,
何爲寂寂解春花。
故園
(
こ ゑん
)
の
堤上
(
ていじゃう
)
香霞
(
かう か
)
に滿ち,
山寺
(
さん じ
)
の
垂櫻
(
すゐあう
)
自
(
みづか
)
らは
誇
(
ほこ
)
らず。
歎
(
なげ
)
く
可
(
べ
)
し
今年
(
こんねん
)
醉客
(
すゐかく
)
少なく,
何爲
(
なんす
)
れぞ
寂寂
(
せきせき
)
たるを
春花
(
しゅんくゎ
)
解せんや。
*****************************
桜が実に見事に咲いている。満開である。ただ、今年は、静かである…。わたしたちの心に重くのしかかっているのだろう、碣石(≒筑波嶺)の北の事態(=福島の原発事故と津波)が。
平成二十三年四月六日
次の作品へ
前の作品へ
自作詩詞メニューへ
詩詞概説
唐詩格律
宋詞格律
毛主席詩詞
天安門革命詩抄
参考文献(詩詞格律)
参考文献(唐詩)
参考文献(宋詞)
参考文献(古代・現代漢語学、漢語音韻)
わたしの主張