ロワール地方のロワール川沿いに広がる古城群は、大小80に及ぶと言われている。
広大な地域に別れており、レンタカー以外で行くならミキ・トラベルが施行する日本語バスツアー
が大変便利です。 乗り換えることもなく効率的に廻ってくれるガイド付きツアーで日本から
ネットで予約が出来ます。 シャンボール城・シュノンソー城など3〜4このお城を廻るツアーだ。
最初に訪れたのがシャンボール城だ。(画面タッチ 螺旋階段へ)
うっすらと雪が舞い、モノトーンの世界も又良いものだ。 この城の見せ物はレオナルドダビンチが考案した
二重螺旋階段で、上り下りの人が鉢合わせしないように出来ている。 日本では会津若松にある貝殻塔が
同じ仕掛けで有名である。 広大過ぎて暖炉が数十基あるが暖まらず冬は余り使われなかったそうである。
今回のツアーコース冬番には昼食が付いている。 「例の。団体食堂か!」とまったく期待せずに立ち寄った
田舎の二つ星ホテル・レストランが、サービス・商品とも案に相違してベリーグーのめっけものであった。
出来立ての熱々を気持ちよく提供してくれる。 豪華でなくても、出来立てに敵う物はない。
静かな町の、二つ星ホテル・レストラン、サンチュベールだ。 これがなんとも気持ちがよい! |
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サーモンのパイ包み・インゲンとラムの煮付け・焼きリンゴのデザートに、地ワイン飲み放題 自家製のフランスパンに笑顔が付いているのだから十分である。 |
唯一、現在も貴族の末裔が住んでいるお城「シュベール城」で、暖房もあり生活の暖かみが伝わる。
広大な土地や維持費のために、上流階級の結婚式や猟犬を使った狩り大会、パーティーなどの貸し出して
収入を得るそうだが税金だけでも大変と聞く。 外周の塀の長さが30Kmと言うから庭の広さは凄い
ものだ。 鹿やイノシシが豊富に繁殖し、お金持ちの狩猟の場となっている。
普通多くのお城は美術館として国の援助を受けているそうだが、個人所有とは大変なことなのだろう。
(画面タッチ 今も正確に時を刻む古時計)
第二次大戦中、奥の建物に、あの「モナリザ」が隠してあったのは、今では有名な話となっている | ||
子供部屋と茶の間には、生活そのままが演出され暖かみが伝わってくる |
三番目が、シュノンソー城である。 アプローチが長く川をまたいで建っている珍しい城だ
(画面タッチ 川の上の古城へ)
別名「六人の女の城」と言われる、色恋沙汰のお話が伝わるお城である。
珍しく各部屋にアレンジした生け花が飾られている。 城が船のように川の上に建っているのが
なんとも美しい。 丸窓から見た自然と川の流れ、非常に手のこんだ庭園は見るものを驚かせる。
部屋毎に生花をアレンジして飾ってあるのはこのお城の特長らしくクリスマスのデコレーションも盛んだ | ||
第一次大戦では通路全体が野戦病院として利用されたそうで、川に近い階下には大きな厨房が今でも使えそうに 整備され、道具が展示されている。 有名な絵画が多いのも特徴で、一級品のコレクションを見ることが出来る |