第210回四天句会
平成18年12月18日
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ご興味のおありの方はお探しください
美子 おでん屋の隅に陣取り一人客 冬至かな地蔵の帽子新しく 投了の後の舌戦年忘 一ゆすりしてねんねこの静まれり 古暦赤札の付く割烹着 直人 妻見舞ふ印の続き古暦 来ぬ友のために杯挙げおでん煮ゆ 友禅に川面華やぎ冬至かな 焼け残る弥陀の頭に時雨かな 耕平 講釈を味のひとつにおでん鍋 風に散り風に遊ばる枯葉かな 雨催ひ益々暗き冬至かな リビングで一人細りし古暦 ねんねこで眠りし赤子世の宝 |
白美 気に入りの絵の巻き残り古暦 男子寮舎監の老いて冬至かな 馴染み客たがひに譲るおでん種 正 山頂の白くなりたる冬至かな 口下手の大いに語りおでん酒 曼荼羅図一枚となる古暦 思ひ切つて株の損出し年用意 人の名を思ひ出せない年忘 利孟 ねんねこに埋もれ子宮の温さかな やうやくに匙の握れて冬至かな 割烹着替へおでん屋の出す暖簾 そこここのメモの剥ぎあと古暦 二人乗りバギー堰く道つむじ風 |
十二月句会は忘年句会としようということで予め申し合わせておりましたが、高齢化の影響か風邪により参加不能のものが続出、加えてまだまだワーカホリックな習性が抜けない、俳句より仕事だ!という悲しい境遇の方もいらっしゃって、こぢんまりとした忘年会となりましたが、その分差し入れのワインの分配が豊富になるという有り難い余録はございました そして、豪華な忘年会の一端のご紹介です ・・・・ → | <