ただ、飲むだけでダイエットになる
飲むだけで痩せるの?
飲むだけでOKの炭酸ダイエット
炭酸水とは炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだ水のこと。シュワシュワの泡は溶けきれない炭酸ガスが気体になったもので、炭酸水には泡として感じられるよりずっと多くの炭酸ガスが含まれています。
炭酸水を飲むと、この炭酸ガスが食べすぎを防いだり、便通が改善したり、また血行をよくして代謝をアップしたりと、さまざまなダイエットパワーを発揮。飲むだけで自然とやせられるようになるというわけです。もちろん炭酸水はカロリーがゼロ。さわやかな飲みごこちは、夏の水分補給にも最適です。なお、炭酸水には天然のものと人工的に作ったものとがありますが、炭酸ガス効果は同じです。
炭酸で痩せる3つの理由
3つのポイント
炭酸で食欲が抑制できる
炭酸水の中に溶け込んでいる炭酸ガスは、温度の上昇につれて気体になるという性質があります。飲んだ炭酸水は体温で温められることにより、胃の中で気化して炭酸ガスが発生。
これが胃をふくらませます。すると脳の満腹中枢が刺激され、「もうおなかがいっぱい」と感じることに。つまり炭酸水は食欲をセーブして、食べすぎを防いでくれるのです。
なお、食前に飲むと、炭酸ガスが胃腸を刺激してかえって食欲が増す可能性もあるので、ダイエットのためには食事中に飲むのがおすすめです。ビールなどを飲むと食欲がでてしまうのも炭酸によるものです。
炭酸が便秘を解消
体内に不要な老廃物をため込む便秘は、ダイエットには大敵です。炭酸水には、便の排出を促す腸のぜん動運動をスムーズにする働きがあります。ぜん動運動のきっかけとなるのが、胃に食べ物が入ったときに起こる胃・結腸反射。
炭酸水を飲むと、炭酸ガスが胃をふくらませることで、胃から脳に信号が送られ、この胃・結腸反射が起こって、結果、腸のぜん動運動が起こりやすくなる仕組みです。
なお、便通をよくするには、便を適度に軟らかくするミネラル分が豊富(=硬度が高い)な炭酸水がより効果的です。
炭酸水で血行が改善代謝アップ
炭酸水を飲むと、炭酸ガス=ニ酸化炭素が胃や腸の粘膜から取り込まれます。すると血液中に二酸化炭素が増えることになり、血液は一時的に酸欠状態に。
そこで体は二酸化炭素を押し流し、酸素を供給しようとして、血管を拡張させ、酸素を含んだ血液を大量に送り出します。こうして血流が増加し、血のめぐりがよくなることで体が活性化。その結果、エネルギー代謝が促され、やせやすい体になるのです。血行を促す炭酸水はエアコンなどによる夏冷えの防止にも役立ちます。