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2006 UK/Irland 92 Min. 劇映画
出演者
Tim McInnerny
(Richard - 兵器会社の部長)
Danny Dyer
(Steve - 兵器会社の社員)
Laura Harris
(Maggie - 兵器会社の社員)
Toby Stephens
(Harris - 兵器会社の社員)
Claudie Blakley
(Jill - 兵器会社の社員)
Babou Ceesay
(Billy - 兵器会社の社員)
Andy Nyman
(Gordon - 兵器会社の社員)
David Gilliam
(George - 兵器会社の社員)
Matthew Baker
Juli Drajkó (Olga)
Kaite Johns
見た時期:2006年8月
これから時々2006年度ファンタに出た作品をご紹介します。ファンタ・ページの冒頭に書いておきましたが、今年は特に新人監督に力を入れていて、ブロック・バスター系はありませんでした。地味な作品が大半ですが、ストーリー・テリングが良い物や、プロットに一捻りが見られる作品などがあり、ファンタ常連には満足の行く作品が多かったです。20周年記念の年なのにあまりにも地味な作品ばかりなので、始まるまで大丈夫かなと思いましたが、足が地に付いた作品群で、どうやら主催者の舵取りの方向が変わりつつあるようです。
いずれ見ようと思っている作品の1つがニコラス・ケイジのロード・オブ・ウォーなのですが、Severance も小規模ながら兵器産業に関する風刺映画です。
小規模と言うのは、非常に低予算で仕上げているから。ご覧のようにスターは起用しておらず、撮影場所はハリウッドやニューヨークに比べ安価で撮影可能なハンガリー。使われている建物は放り出されて荒れ果てたホテル。交通手段はバス。節約に節約を重ねていますが、それで映画がダメになったようには見えませんでした。
ネタばれしない程度にストーリーの説明が始まります。
部下数人をつれて兵器会社の部長が東欧の町へ研修旅行に出かけます。たまには事務所から離れ、森の中でティーム精神を養成するためとの理由で、仕事の一部と見なされています。しかし到着次第地元の娼婦を呼んで楽しもうと考える輩も。
バスで移動中のところから始まり、皆それぞれノート・パソコンを開けて何かを見たり、おしゃべりに興じています。目的地到着の少し前、バスでトラブルが起き、運転手がかんかんに怒ってしまいます。客を全員置いてきぼりにし、「ここから先は断固として行くのを断る、勝手にしてくれ」と言い残し、客の荷物を全部外に出し、バスで引き返してしまいます。
目的地はさほど遠くないということで徒歩で目的へ向かいます。東欧の森の中で車と携帯に見放された英国の都会人の様子がチラリ。目の前に現われたのはぼろぼろのホテルの跡。従業員はおらず、野宿よりややましと言ったところ。デラックス・ホテルを期待していた社員は文句たらたら。部長は「いよいよティームワークが試されるぞ」とかなんとか。結局そこに宿泊することになります。
兵器産業に勤めるにしては優しい人間の集まりですが、内輪もめがあったり、協力的でない人がいたり、なかなか難しいティームです。それでもなんとか夜になり、眠ることになります。ところが中の1人ジルが妙な人影を目にします。
これが始まりで、その後次々と妙な出来事が起き、笑い事では無くなります。恐怖に駆られてホテルを去ることに決めた一行は間もなくバスと運転手を発見。殺されています。一行にも犠牲者が出始めて、もう必死。
一体何が起きているのか、なぜ起きているのか、助かるのは誰か・・・はお楽しみを邪魔しては行けないので言いませんが、サバイバルの終わりの方に、頭をガーンとやられる説明がついています。
ファンタのオープニングの作品で、良い場所に配置されていました。フェスティバルにはこの作品を越える物もいくつも出ていますが、それなりの力を持った作品でした。お金をかけなくてもこれぐらいはできるという良い例です。
この程度のホラーでも初日はきつかったです。幾人か犠牲者が出るのですが、その殺され方は後で見た他の作品に比べ特にえぐいというわけではありません。死体を映す時間も最低限にとどめており、ことさら残酷描写を狙った作品ではありません。しかし1度大きな怪我をしてしまうと怯えてしまうんでしょうねえ。人が死ぬたびに客席で体が緊張してしまい、見終わってくたくた。この状態は週末に入る直前まで続き、年のせいなのか怪我のせいなのか分かりませんでした。3日ほどで慣れたので、年のせいではなかったようです。
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