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結果
話を聞いた時期:2008年1月、結果2月
ラジー賞の結果が出ました。
第29回ラジー賞のノミネート発表です。
オスカーの直前に毎年最悪映画を選ぶラジー賞(The Golden Raspberry Award)。小額の会費を払えば世界中の誰でも投票に参加できるのだそうです。今年は本編を見た作品、予告を見た作品が入っていました。
最低作品
後記: オスカーがコーエン兄弟に集中したように、今年のラジーはローハンに集中。ロペス、スピアーズなど時々1人が集中砲火を受けますが一体何が理由でこうなるんでしょうか。ゴシップをあまりマジで追いかけていないので、原因が分かりません。
最低主演男優
マーフィーはオスカーを取らないためにこの作品に出たのだとか言われています。
ジュニアがこの2つの作品で何をやらかしたのかは知りませんが、先日ファンタで見たサイレンサーはヘレン・ミレンとセットで充分ラジー賞受賞に値する演技をしていました。2人ともすでにオスカーを持っている人たち。俳優として映画界のすべての賞を取ってやろうとの意欲が見えます。
ニコラス・ケイジも確かオスカーを持っていると記憶しています。彼はどういうつもりで出ているか毎回はっきり示す人で、ここでノミネートされた役は楽しくばかばかしく行こうと決めて出ていたように記憶しています。
サンドラーはこういう所にノミネートされるのは商売上成功と言えないこともありません。
キャリーは今一つコメディアンなのか俳優なのかアイデンティティーがはっきりしません。そのためにここにノミネートされて喜んでいるのかもちと分かり難い。
この中ではせっかく出たのだからエディー・マーフィーの受賞に期待をかけています。本当はグラミー賞に演技賞があったらそちらの枠であげたかったです。
後記: マーフィーはドリームガールズの演技というか、歌がかなり良かったのですが、元スパイス・ガールズとトラブルが生じており、そこが嫌われたのかも知れません。しかしマッド・ファット・ワイフでラジー賞というのはコメディアンなら宣伝になるかも知れません。
最低主演女優
ローハンは二役だったのでしょうか。彼女は記者に追いかけられたり受難で、ゆっくり演技に集中している暇も無いような人。
シルバー・サーファー(= ファンタスティック・フォー:銀河の危機) は元から演技賞などは狙っていない作品。それなりに彼女は役目を果たしていたので、この作品でのノミネートはちょっと気の毒です。
キートンの演技に感心したことが1度もないのですが、ラジー賞をあげるのももったいないような気がします。
女性4人共同正犯というのもあるようで・・・。
後記: 二役で両方とも受賞。
最低助演男優
マーフィーは複数の役を演じているのでダブル・ノミネートは当然の栄誉。
ボイト親娘はこれまで1度も演技で感激したことが無いので、ノミネートは常に納得。
ブルームのノミネートも納得します。エロール・フリンも確か大根役者だったと記憶しています。ああいう2枚目スターは変に演技に凝らないのが正解です。
後記: マーフィーも複数役なので見事複数の受賞。
最低助演女優
マーフィーは確か女性も演じていたので健闘を祈っています。
カルメン・エレクトラは演技派を目指さず、のびのびとばかばかしい役を演じるので大好きなんですよ。
後記: 予想通り女形でも受賞。ここで双子の片割れのローハンにあげてしまったら、マーフィーは受賞を逃したところでした。主演女優で2個は粋な(!?)はからい。
最低監督
後記: 責任は作った人にも。
最低脚本
エディー・マーフィーは上の兄と一緒にノミネート。
後記: 責任は書いた人にも。
最低リメイク、続編
1度リメイク禁止令を出したらどうかと思います。
後記: 責任は作り直した人にも。
最低スクリーン・カップル
後記: 責任はつるんだ人にも。しかし彼女は自分で両方の役をやり、他の人には迷惑をかけなかったようです。
ホラー映画製作のための最低の口実
どんな口実を使ったのかは知りませんが、ハンニバル・ライジングは作る必要が無かったですねえ。
後記: いやいや、今年はローハンの年。
最悪の続編
ハンニバル・ライジングがノミネートというのは説得力があります。ゲーリー・オールドマンが悪役を演じていた頃にはハンニバルの経歴も入るべきではありましたが、オールドマンの話だけでかなり大規模で、ハンニバルのご幼少のエピソードを入れていません。それはそれで正解。しかし後から追いかけて作ったハンニバル・ライジングはいただけません。
最近元から3部作と決めて製作に入っている作品がありますが、さすがにそういう作品はここに入りません。
後記: ホステル2に反対する人に賛成。
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