映画のページ
2016年4月
3月から会社の人が私を含めほぼ全員風邪で倒れ、現在も欠員がいるので、残った人たちで仕事をカバーしています。なので土曜出勤もあるかと心配しましたが、第1土曜日だけですみました。で、無事ファンタには参加できることになりました。
12月にもあったせいか今回はやや参加者が少ないような気もしますが、絶対数はいつも通りのようです。通しのパスを買わず、初回の韓国映画をパスした人が多かったようです。
早いものでもうファンタです。今年は3月ではなく、4月。とは言うものの去年12月に冬のファンタが開かれたばかりなのですよ。
今年は例年通り10本。ミュンヘンだけ11本です。その1本多い作品の監督がミュンヘンだけ訪れます。
監督はかなりの数の短編、テレビ、記録映画の経験者。劇映画の長編はこの作品が初めてのようです。
スリラーとなっていますが、むしろホラー。
いつも仕事を頼んでいるベビーシッターが忙しいため、その女性の友人が代わりに引き受けます。この家の主夫妻は結婚記念日か何かで外出。新しいベビーシッターは子供に気に入られるのですが、あまり色々な事を許可してくれるので、子供たちの方が彼女に疑念を抱き始めます。
トレイラー: いつもは親がうるさいので勝手な事ができなかった子供たちは、新しいベビーシッターが色々な事を許すので最初は大喜び。ところが、間もなく子供たちの方がモラルがしっかりしていて、一定の線を越えたら行けないと言い始めます。ベビーシッターの方はどんどんエスカレートし、子供の目の前で家で飼っていた動物を殺したり、変な映画を見せたり、後半には子供が怪我をして意識を失っているシーンも出て来ます。恐らくは子供たちが必死で戦って、最後には彼女をやり込めるのでしょうが、普段ならベビーシッターが暴漢に襲われるところ、この作品ではベビーシッターが見知らぬ暴漢です。この作品では逆の展開・・・。
後記: 監督は初めて長編を作ったようですが、本職は映画学校の先生なのだそうです。そのせいかホラー映画のコンセプトを知り尽くした上で、そこを逸らした工夫があちらこちらに見えました。
まず本来なら謎として後半に初めて解き明かされる秘密が冒頭から出て来ます。監督自らネタバレをやらかしているのに、十分怖さは保たれます。
ホラーや犯罪映画を見慣れた人なら、キャスティング・リストを見て、なぜエメリーがタイトルなのだろうと訝るわけですが、そのネタバレが冒頭にあります。
そしてベビーシッターとこの家の長男が直接対決になるのですが、まだ幼い3男の反応、家で何が起きているか考えが及びもしない両親の様子などに怖さが上手に蒔いてあります。それが話が進むにつれ背景でじわじわと怖さを盛り上げています。
2014年のファンタにブルー・リベンジで参加した監督。ブルー・リベンジは手堅い作りでした。Green Room はパンク・バンドとスキンヘッズの出会い。偶然犯罪を目撃してしまったバンドは災難。
前回がブルー、今度はグリーン。かなりなバイオレンス映画のようです。
トレイラー: パトリック・スチュワートが何だか微妙な役柄。普段モラルのしっかりしたおじさんを演じていますが、もしかしたら、この作品ではそのイメージを壊すつもりなのかもしれません。
後記: パトリック・スチュワートのファンはがっかりするかも知れません。本人は年季の入った英国ヨークシャー人の俳優なので、永遠にヒーローの元締め役ばかりでは不満だったのでしょう。その意味ではこの作品は別な役も演じられるんだよとプロデューサーや監督にアピールするのにいいと思います。
テレビに始まり、テレビに終わりそうなぐらいたくさんの番組に出演しており、シリーズ物も多いです。テレビの合間を縫って時々劇場映画にも出演。しかしそちらでもシリーズ化されているものが多いです。生活を安定させる術を心得ていることは確か。
出演者にも役名にもスラブ系の名前が多いのはロシアが制作しているから。
ミュンヘンだけ11本上映で、この作品が加わります。監督も来る予定。
トレイラー: 主人公はサイボーグらしい。日本人がブロンドに染めたようなタイプの女性が登場。恐らくは主人公ヘンリーの妻役。
ソ連時代は思想を肯定するプロパガンダ映画ばかり作っていたらしきロシアですが、ロシアになってからは時々骨太の犯罪映画、SF などを作ります。恐らくはインフラが揃っていたのでしょう。とは言うもののやたら武器や特殊部隊風の男たちが出て来るので、アクション・ファン向きです。武器販売用の宣伝ビデオと揶揄されかねないほど武器が出て来ます。
クイーンの曲が使われていました。
ベルリンに来たら見たいですが、来ない予定。
The ABCs of Death に参加していた監督。
トレイラー: 設定はランド・オブ・ザ・デッドや2014年春のファンタに参加したスノーピアサーとそっくりな格差社会。トレイラーを見る限り両作品よりスケールが大きそうです。
後記: 初日1番期待した作品だったのですが、ジェレミー・アイアンズのいつもの役柄、誇大妄想的な舞台設定、図式的な展開で、失望。
変な規則のある未来社会。独身者はとっ捕まり、ホテルに入れられてしまいます。そこで45日以内に恋人、妻を見つけなければ死刑。その方法も変わっていて、人間以外の動物を自分で選択し、その動物に変えられて森に放り出されます。その動物をハンティングする義務もこの規則にくっついています。なので現人間は45日の間に元人間の動物を森で仕留めなければ行けません。無事仕留めると45日の猶予が少しのびます。偽装結婚を防ぐ対策もあるのでいんちきはできません。一体何のためにこんな規則があるのかはまだ不明。
トレイラー: 主人公が連れている犬は彼の元兄。この種の奇妙なルールの絵空事はあまり好きではないのですが、この作品はロケーション、俳優、演出がうまく機能しているようで、おもしろそうです。
後記: この日2番目に期待した作品だったのですが、コリン・ファレルの才能を無駄遣いした感じです。状況設定の説明が長過ぎ、しつこ過ぎて、退屈します。ファレルがドライなユーモアをフル回転で出しているのですが、それでも映画を救えませんでした。ファレルはこういうへんてこりんな設定でもすっ惚けてマジな演技ができる優秀な俳優なのですよ、残念。
私はアーノルド・シュヴァルツェンエッガー、シルベスター・スタローン、ブルース・ウィリス、ロン・パールマンは正しい脚本を与えられると、すばらしいコメディーを演じられる俳優だと常々考えているのですが、いよいよロン・パールマンにはその道が開けつつあるように思います。
パールマンはまだ無名の頃フランス映画に出演していて、私はその頃からのファン。私の目には世界一のイケメンに見えるのですが、世の人はなかなか賛成してくれず、次の長編薔薇の名前では醜い男の役とされていました。ヘルボーイがファンタに来たので本人に会い、言葉を交わしたのですが、やはり絶世のイケメンでした。電撃フリント・シリーズを撮っていた頃の銀髪のジェームズ・コバーンとやや似ていて、もしコバーンがイケメンのスターとされるなら、パールマンもそう言われてもいいのでは。最近はやや肉付きが良くなったのでコバーンのイメージと少しずれていますが。
トレイラー: パールマンの役は間の抜けた政府の諜報員。上がとんでもない命令を出したために、散々な目に遭います。60年代、70年代のレトロもいい感じです。アメリカがアポロ計画をごまかして、人類は本当は月に到着していないとされている都市伝説に基づいて作られたストーリー。当時確かロケットの中でフランク・シナトラの曲を流していたように記憶しているのですが、あの話が全部フェイクで、実はスタンリー・カブリックに依頼してスタジオで撮影していたという話です。まあ、地球と違い、後から誰かが行って着陸を確かめたことが無いので、パールマンの話が与太かどうかはまだ分かりません。はやぶさがあんな難しいミッションをできるので、誰か月に無人ロケットを飛ばして確認に行けばいいと思うのですが。
後記: 自分がロン・パールマンのファンであることを抜きにしても、計算に加えても今回のファンタの中でベストでした。当時の時代をうまく出していますし、パールマンの笑わないコメディアンぶりは長年の俳優としてのキャリアの積み重ねがはっきり分かりますし、そうやってこわばった表情をしておいて、1シーンではラリってあほな笑いを浮かべるのが非常に効果的です。作品のコンセプトとしては、 CIA がコケにされるとか、ベトナム戦争のトラウマから回復していない諜報員とか、非常に政治色が強いのですが、そういう事情を知らないで見てもコメディーとしては行けます。
パールマンは長年端役を引き受けて来た苦労人ですが、主役を取るようになっても自分1人だけで目立とうとせず、助演者や目立たない役の人たちとのバランスも崩さないように演じています。この作品では偽キューブリック役と、偽プロデューサー役の若い2人との組み合わせが絶妙で、戦争、諜報活動でぼろぼろになっているパールマン、時代の波に乗り、無責任路線のノーテンキな2人とぴったり息が合っています。
近未来。アメリカ西海岸の軍の基地では抗ビールス剤の研究を急いでいました。現在蔓延しているビールスは感染者と非感染者の区別がつけにくく、医者泣かせ。感染すると人間が凶暴化します。主人公の医師は荒廃したロサンジェルスで孤立している生存者を探せと命令を受け、兵士を連れて出動。
ポール・ギルフォイルは CSI: 科学捜査班のベテラン刑事ブラス。
トレイラー: 大発展したアメリカは近年滅亡期に入ったかのような様相を呈していますが、そういった荒廃したアメリカの景色を見せる映画はカーペンターの頃(80年代)からありました。当時はまだ911事件も起きておらず、ベトナム戦争は何とかけりをつけ、撤退しており、アメリカはもう少し国民の生活に気を配った政治をしていれば今頃人々はそれなりに幸せに暮らせたと思います。ところが、大戦こそやらないものの、中程度の戦争にその後も首を突っ込み続け、国費を随分浪費してしまいました。一般の国民を放り出すやり方はその前英国で起きたのと似て、英国は一足先に失業と格差の社会。アメリカはその後を追った形です。映画では時々荒廃し切ったアメリカや外国の都市を描いていましたが、誰もがそれを SF の絵空事と考えたかったのでしょう。怖い物から目をそむけたいのは分かりますが、最近では映画に出たようなシーンが徐々に現実になりつつあります。ここではビールスとゾンビに責任を押し付けていますが、80年代から色々な所で箍が外れ続けていたのは事実。それを今でもビールスとゾンビで間接的に表現していて対策が間に合うのだろうかと気にかかります。
後記: 見終わるまでは典型的なゾンビ伝染病映画で、新味が無いような印象でした。しかしラストを見終わると、これは几帳面なハッピーエンドだということに気づきました。主人公はぎりぎり、入り口の手前で本来仲間のはずの兵士に撃たれて死んでしまうのですが、これできっちり計算が合うのです。その内容を書くと大きなネタバレになるので、いずれ記事にして出そうと思います。
監督は長編デビュー。 これも世界の終わりから始まる物語。食糧危機で世界の人口は10分の1ぐらいに減っています。 食べ物をめぐって人々は醜い争いを繰り返しています。北アイルランドでは1人の男が電気も、水道も、ガスも無い中で何とか生き延びていますが、ある日そこへ女性と娘がやって来て助けを求めます。古い世界で必要だった生存本能を発揮させ1人で生きていた男の運命はいかに。
トレイラー: 男の服装を見ると、ちょっと前までは電話やテレビもある生活をしていたような感じ。孤立した生活は7年ほど続けているとか。銃は現代でも森や山に住んでいる人は使いこなせると思います。お湯を沸かすことが難しいようで、お風呂は無く、川で水浴び。この地方だと水は冷たそう。服装を見てもダウン・ジャケットなどは持っていないようなので、結構厳しそうです。アイルランドは大陸より湿気が強いかも知れませんし。もうちょっときちんとした政治をやって、ここまで来させないように考えたいですが、人類は何本こういう映画を見ても馬鹿な事をしでかすのが常。
後記: 今年の参加作品は見ていて楽しくない作品が多かったですが、政治の流れを先取りし、こういう世界がいずれ来るよと人に信じさせたい人たちが作っているので、仕方ないでしょう。作品の作りは手堅いものがほとんど。この作品も嫌〜な状況の陥った世界を舞台に、感じ悪い容貌の俳優を起用して作っています。ぴかぴかの舞台でイケメンの俳優を使う路線を拒んでいます。
話の内容も自分の娘を若い男に提供し、その条件として野宿しないですむ生活を得ようというもの。男はこれまで1人きりで野菜を植えたり、水を集めたりして生き延びてきましたが、1人きりで人のぬくもりを知りません。世界が破滅する前には友達もいたのでしょうが、舞台は世界が破滅した後で、近づいて来る人間は野菜を盗んだりする敵。そんな中この3人が打算、エゴを持ちながら折り合って行く話です。ハッピーエンドはありません。
Arahan アラハンの監督。特殊強力事件担当広域捜査隊と大手財閥の3代目との対決。結構現実的なテーマを扱っているので、それをどうやってコメディーに料理したのかが見所かも知れません。Arahan アラハンはつまらなかったですが、こちらは最近韓国の財閥のニュースも伝わって来るので期待。
トレイラー: 雰囲気はおとぼけで楽しそう。俳優はのびのび演じています。ちょっと前の香港映画のアクション・コメディーを取り入れた感じですが、きれいにこなれていればパクってもいいです。
後記: 普段通しのパスを買う仲間が今年は買わず、この作品をパスした人が多かったです。
私は楽しく見ていたのですが、どこかで見たような気がしました。警察と大企業の3代目馬鹿息子の対決が全体の筋です。なぜどこかで見たような気がしたかは見終わって分かりました。警察のメンバーの枠が湾岸署とそっくりなのです。つい手を出してしまう気の短い刑事、相手が大企業のぼんぼんでもおじけることなくのんびり構えているベテラン刑事、正義感を優先する刑事、官僚として長い物に巻かれる刑事、女刑事などがバラバラの行動を取り、正義が通らない時もあるのですが、ひどい事件に遭遇して急に皆が協力し合う・・・みたいな枠組があり、そこへ3代目馬鹿息子の起こす事件が素材として登場します。なのでシリーズ化が可能です。
湾岸署に比べるとダサく、安っぽく下品な感じに仕上げてあるので、その刑事とボンボンが友人というのがちょっとずれた印象を残します。
長編デビュー。デンマークには珍しいビールス・ホラー。幸せな生活が突然伝染病で崩壊。防護服の兵士に無理やり家に閉じ込められてしまいます。しかも誰も何も説明してくれません。
トレイラー: 欧州では電車が遅れる時もほとんど説明がありません。で、人はカッとなったり、パニックに陥りやすくなりますが、ベルリンでは何度か悪性のインフルエンザが流行し、町中がかかったことがあります(ちょうど今も)。その時はさすがに新聞やラジオで取り上げますし、病院に行くと医師や看護師も隠さず、大きな伝染に備えていると教えてくれます。いきなり説明も無しに家にカバーがかけられ、銃で脅されて家に閉じこもっていろと言われるのと、伝染病の恐れがあるので隔離しますと言われるのではこちらの気持ちも随分違いますものね。私なら隔離が解けるまで退屈だからパズル集を送ってくれと言って、じっとしていますけれどね。
後記: ドイツ語が分かると原題の意味がすぐ分かり、それにしては随分皮肉だなあと感じます。原題の Sorgenfri はドイツ語では Sorgenfrei で、この作品では事件が起こる土地の名前です。直訳すると 心配事無しという意味。ところが心配事ばかりになります。冒頭人々がどんなに幸せに暮らしていたかが描写され、一転してビールス蔓延のために町全体が隔離されてしまいます。ところが主役の一家の長男が自分勝手に向かいの家に行ってしまいます。向かいの母娘はやがて長男の家に避難して来ます。夫がビールスにやられ、発狂してしまっており、妻も発病中なのにです。この作品には身勝手さが描かれており、それを通して心配事もなく幸せに暮らしていた中産階級を批判しているのかははっきりしません。他の作品に比べて矛先がどこを向いているのかがちょっと分かりにくかったです。
ちなみにこういう名前の町がデンマークにあり、そこで撮影されたようです。
長編デビュー作。敬虔なピューリタンの一家が1630年に欧州から新大陸へやって来ます。しかし殖民中の同胞からは破門されてしまい、守りの固い砦の外に追いやられてしまいます。理由は高慢だから。夫婦と子供4人。森のはずれに居を構え、農業を始め、取りあえずは幸せな一家。数ヵ月後に5人目の子供も生まれます。ところがそれでは映画が進行しません。生まれたばかりの息子が失踪。どうやら魔女が子供をさらい、殺して血を飲むようなのです。そればかりではなく、赤ん坊の体は骨に至るまで再利用。
打ちひしがれた母親。長男は父親と揉めます。その頃から作物はだめになり、家畜は妙な行動を取など妙なことが続き、家庭内も揉め事が多くなります。
トレイラー: 時代劇版エクソシストといった雰囲気。キリスト教、魔女など西洋の文化を知らないので、私の理解では浅いかも知れません。長編デビューとすると最初から力強い作品です。
後記: こういう作品が作られる時代に入りました。長い間欧米の女性はこの作品の登場人物のように考えられ、扱われて来ました。60年代頃から盛んになった女性解放運動は本来こういった偏見から解放すると言うモットーで起きましたが、実際の目的は女性の自立という名の元に核家族を増やし、やがて母子家庭を増やすところにあったと考えられます。親子三代で暮らす家では、電気釜も1台、大型冷蔵庫1台、テレビやラジオも1つずつ、電話も1台消費されます。核家族になればそれが2つ。離婚でもして母子家庭が生まれれば、元夫の家の他に元妻と子供の家にも1つ、合計3つ売ることができます。大分前にある経済をコメントする有識者からこの話を聞いて、変に納得しました。60年代の黒人解放運動もこの路線で、それまでは集団で宿舎に入れられていた黒人奴隷が、それぞれ家を持つ、貧困から引き上げ、中の下ぐらいの生活レベルにすると、この人たちも各家族で家具や電気製品、車などを買うようになります。そのための公民権運動だったと聞かされて、当時はがっかりしたものです。しかし長く生きているとそういう話に一理あるなあと思わざるを得ません。
さて、この作品では女性は中世の魔女狩りの時代と似た考え方で扱われ、なるほど当時はこうだったのかと納得している場合ではありません。現代の女性たちは上に書いたような事情で得た棚牡丹自由であっても、きちんと考えて守らなければ行けません。
アジアの宗教では女性の位置はキリスト教系の世界とかなり違います。なので私は欧州に来てから長い間、こちらの女性がなぜこんな事にこだわるのだろうと理解できない所もありました。この作品はそういう非欧州人に欠けている知識を補ってくれます。監督と話す機会があったので、そう言うと、うれしそうな顔をしていました。
これも見ていて感じのいい作品ではありませんが、女性の地位、独善的になってしまう宗教観、インフラが整っていない中での自然との闘い、本当の問題を別な問題にすりかえる人間の心理など、まじめなテーマをまじめに料理しています。
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