文豪MINI7RX用リボンの修復
保管してあった文豪ミニ7RX用のリボンがリーダー途中で切断してしまった。事の発端は年に一度の年賀状の宛名書き印刷の時、プリンターヘッドとその移動を支える金属製レール(丸棒)との馴染みが悪くなり、ガリガリ音と共にヘッドは右端で凍りつき停止してしまった事に始まる。長年この部分のメンテナンスを行っていなかったため、滑り具合が悪化したのが原因だった。CRC5-56をレールに吹きつけ洗浄を施すことで見事に復活した。ところがこの騒ぎにより虎の子のリボンが途中から切断という事態になった。幸いリーダーテープから20cm程度の位置で切れていたので修復して使うことにした。
写真は分解してリボンとリーダーを接続して元に戻した様子。以下大まかな作業手順。
@リボンケースの上蓋を外す・・・爪で引っかかって固定されている上蓋を爪を押し込んで外す
A注意しながら上蓋を外す・・・上蓋は上向きで外さないとローラーやガイドが外れるので注意する
Bリボンの経路を確認する・・・メモを取ると良い
Cリボンとリーダーテープを引き出す
D不要なリボンを切り落とす・・・切り口は直角にする
Eリボンとリーダーテープは唾液等を付け平らな所で付き合わせ固定する
F突合せ面の上からメンディングテープで押さえる
Gテープからはみ出したメンディングテープをハサミかカッターで切り落とす
Hリーダーテープ・リボンをケースに収納・・・経路を間違えないようにする
I上蓋を慎重に取り付ける・・・ローラーやガイドに注意する
以上により完全復活となった。何かの障害で切断してしまったリボンでもリーダー付近であればほぼ元通りに修復できるので参考にされたい。この種の専用ワープロ用リボンは既に地方では入手が難しくなっている。見かけたら買い求めておくことが必要であるが、この様な対応により思わぬ消費をしないように心掛けたい。
文豪ミニ7RX関連情報
@文豪ミニ7RXのインクリボンを他機種インクリボンから移植する(Sep 14, 2008)
A文豪ミニ7RXのインクリボン巻取りボビン修復について(Sep 11, 2008)
B文豪ミニ7RXのリボン修復
C文豪ミニ7RXの電源不良について
D文豪ミニ7のFDDのベルト入手について
E文豪ミニ7のディスクをDOS/V機で読む時の注意
F文豪ミニ7RXの電源基板出力について
GHandMadePC・・・文豪ミニ7とPC-9801/9821にSCSIカードを組み込むetc
HPC2CSV.EXE・・・文豪ミニ7パーソナルカードをCSVファイルに変換する
I文豪ミニ7パーソナルカード(住所録)をWARDで「はがき宛名印刷」する