隙間フラットケーブルの試作

近年のアルミサッシは室外と遮断性が良いが、シャックから外にケーブルを引き出したりする場合に隙間が無くて苦慮する。運用のたびにケーブルをつなげばその問題は解決するが、だいたいモノグサ者にはそれが通用しないから困る。それで久しく窓に隙間を残したまま運用していたが、さすがに保安上危ないのと、虫(蚊)も侵入し雨が降ったりすると水がしみ込んで大変なことになる・・・とはカミサンの弁で本人は大した事ないと考えていた。ところが、昨今の物騒さと台風の影響を鑑み、遂にその対策をする事になった。

実は今までやろうとしていたのだが何分モノグサ、間際まできて踏み切れないでいた。ここではフラットケーブルを使った「隙間ケーブル」に挑戦する事にした。
写真はDOS/V-PC等の内部配線に使われているフラットケーブルを利用した隙間ケーブルである。当局の場合、同軸(RF)はエアコン穴から入れており対策の必要はないが、ATU(Automatic Antenna Tuner)の4芯制御が6mmΦ程度の丸型ケーブルのため前述の状況にあった。そこで20芯のフラットケーブルを5芯ずつ束ね4芯のケーブルを製作した。5本束ねたのはATU(SG-230)の電流容量と見た目の強度を考慮した結果だが、必ずしも5本束ねる必要はない。2〜3本程度でも十分と思われる。このケーブルを従来の丸型ケーブルの間に挿入し、窓部分の柱にあてがい両面テープで貼り付ける。なお丸型ケーブルは元々コネクタで分離ができる構造で作ってあるので、屋外側のコネクタ側にフラットケーブルを挿入している。いとも簡単な作業だが効果は絶大であり、全国のモノグサHamにお勧めしたい。
オンマウスカーソルで見える写真は事前に4芯加工したフラットケーブル。末端は伸縮チューブを通し固めておくと作業がし易い。

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