at11

LDC社AT-11の紹介

AT-11はLDG社のAutomaticAntennaTuner-Kitです。
メインボードKitとケースKitが別売りですので、購入時は確認をした方が良いでしょう。
AT-11は5W～150Wの範囲で使え、チューニング時間は約5秒ですから、固定及びモービル運用で問題なく使用できます。なお2001年9月現在、AT-11はDiscontinued Productsとなっており、代わりにAT-11MPが供給されています。価格はキットが$199で完成品が$239です。
パネルには左から、電源SW、Auto/SemiAuto、Cの増減、Lの増減、Tune、SWR表示等の機能があります。
難点は、SGC社のSG-230のように周波数メモリ機能がありませんので、バンドをチェンジするたびにチューニング動作が始まる事です。リレーの音が結構賑やかです。
しかし、ローコストで、ATUの仕組みを学びながら実用に供すプロセスを提供してくれる数少ないKitで、LDG社の心意気に拍手です。
詳細はLDG社のWebをご覧下さい。新しい発見がきっとあります。またMobile Goodsのページも参考にして下さい。

左は製作途中のAT-11メインボード。コイルは全てカーボニールトロイダルコアに巻いてある。リレーは日本製を使っている。同調用コンデンサがやや貧弱なセラミックなので、気になる場合はマイカ等に交換すると良い。
右はカリーナワゴンの内側に吸盤で取り付けたAT-11。エレメントはドアの隙間を通ってここまで引き込まれている。電源はFT-840ののDC出力から供給している。