●●工事契約
金額が予算の範囲に納まったら、ようやく工事の契約です。工事契約はお客さんと工務店・建設会社との契約になります
。通常、設計者は監理者として記名捺印します。工事金額の支払いは契約書でお互い定めることになっています。以前は、契約時、上棟時(骨組ができ上がった段階)、竣工時(完成時)という3回の支払いが多かったですが、
それでは支払いが工事の進み方より多くなることがあるので、4〜5回に分けて支払うことが一般的になりました。30坪程度の住宅では工事期間も4〜5ヶ月ですので、わかりやすく毎月の支払いとすることもあります。銀行のから融資がおりるタイミングとずれる場合がありますので、よく打ち合わせておく必要があります。
お客さんは一安心。設計者はこれからも気を抜けない大切な期間が始まります。もちろんお客さんにも何度も現場に来て頂くこともあります。具体的な確認なども行われるでしょう。
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