香冷金猊, 被翻紅浪, 起來慵自梳頭。 任寶奩塵滿, 日上簾鈎。 生怕離懷別苦, 多少事、欲説還休。 新來痩, 非干病酒, 不是悲秋。 休休! 這回去也, 千萬遍陽關, 也則難留。 念武陵人遠, 煙鎖秦樓。 惟有樓前流水, 應念我、終日凝眸。 凝眸處, 從今又添, 一段新愁。 |
香は 金猊を冷し,
被(しとね)は 紅浪を 翻し,
起來して 慵く 自ら頭を梳く。
寶奩(れん) 塵の滿つるに 任せ,
日は 簾鈎に 上る。
怕(おそ)るるは 離の懷(おもひ)と別(わかれ)の苦,
多少の事は、 説(とか)んと欲しては 還(ま)た休(や)む。
新來 痩せたり,
病酒に 非で,
悲秋にも あらず。
休(やめ)よ 休(やめ)よ!
這(こ)の回の 去(きょ=行)なる也(や),
千萬遍の “陽關”も,
也(ま)た則(すなは)ち 留め難し。
武陵の人の 遠きを 念ひ,
煙は 鎖(とざ)す 秦樓を。
惟(た)だ有るは 樓前の 流水,
應(まさ)に我を念(おも)ふべし、 終日 眸を凝らさん。
眸を凝す處,
今 從(よ)り 又 添へん,
一段の 新愁を。
2000. 5.31 6. 1 6. 2 6. 3 7.15完 8.31補 12. 3 12.31 2001. 4.13 2002. 6.15 2007.10.12 2017. 6.17 2018. 3. 9 |
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